肘内障
ちゅうないしょう
肘内障とは?
どんな病気か
日常の場面で幼小児が突然肘を痛がって曲げなくなり、時に上肢全体を麻痺があるかのようにまったく動かさなくなります。反復して起こしやすいので注意が必要ですが、いずれ成長とともに生じなくなります。
症状の現れ方
①発病の経緯
親などが子どもの手を不意に引っ張った時に生じます。橈骨頭のごくわずかの亜脱臼が一時的に起こった状態と考えられています。
②年齢・性別・左右差
幼児・小児期にみられ、とくに2~6歳に多い病気です。性差・左右差はありません。
③症状
患肢をだらんと垂らしたまま曲げようとしない、患肢に触れようとすると嫌がり泣き出すといった症状があります。関節腫脹、熱感、発赤などの他覚所見はみられません。
検査と診断
子どもは疼痛のために恐怖心をもっているので、痛がらない部分から触れ始め、肘が痛い場所なのかどうかを調べます。肘内症は単純X線写真上では変化を認めません。X線検査は本当の脱臼や骨折を区別するのに有用です。
治療の方法
肘を直角に曲げて手のひらを上に向けた状態から、橈骨頭を押し込むようにしながら、ゆっくりと前腕を内側にひねるように回すことで弾発音(コキッという小さな音)とともに整復されます。整復後の固定は不要です。整復が成功すると、患児は肘を曲げて上肢を使うようになります。
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肘内障に関する病院口コミ
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あっという間終わる魔法みたいに整復
ナースアンケート調査回答者さん 30代女性 2014年07月16日投稿
子どもが肘内障(ちゅうないしょう:ひじの細い靭帯がずれる状態で、急に手を引っ張られひじが抜けたようになる症状)の際に、何度かお世話になったことがありますが、整復(骨折や脱臼の生じた箇所を、もとの正常… 続きをみる
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患者の気持ちを理解してくれている
ねぎあげますさん 2013年11月24日投稿
2歳の息子が肘内障になり、休日当番医だったこちらの外科に初めてかかりました。 以前も同じ症状で他の外科にかかった事がありますが、肘内障という言葉を知ったのは今回が初めてでした。 診察をはじめ、説明もと… 続きをみる
肘内障に関する医師Q&A
昨日、朝起きた時から肘の部分(以前もなった肘内障?)痛がっています。
2歳9ヶ月の子供です。以前も同じように痛がっておりその時は肘内障と診断され治してもらいました。今回も…
2歳の子供なんですが急に腕を痛がり肘内障かな?と思いバンザイして見て?ってお願いしたんですが…バンザ…