モルヒネ塩酸塩水和物「第一三共」原末

処方薬

モルヒネ塩酸塩水和物「第一三共」原末の基本情報

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作用と効果

中枢神経に抑制的に働き、鎮痛・鎮静・鎮咳作用を示します。消化管の平滑筋を収縮させ、胃および腸管の運動を抑制し、また胃液、胆汁、膵液の分泌を減少させ、また肛門括約筋の緊張を高めることにより、強い止瀉作用をもたらします。
通常、激しい疼痛時における鎮痛・鎮静、激しい咳嗽発作における鎮咳、激しい下痢症状の改善および手術後などの腸管蠕動運動の抑制に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。呼吸機能障害、喘息発作、肝障害、肺疾患、心不全、痙攣状態、急性アルコール中毒、出血性大腸炎、細菌性下痢

妊娠または授乳中

他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1回5~10mg、1日15mgを服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

副作用として、発疹、そう痒感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・この薬の使用を中止しようとしてもやめられずに使用を続けたくなる [依存性]

・ 息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸 [呼吸抑制]

・意識が乱れ正常な思考ができなくなる、時間・場所などが判らない [錯乱、譫妄]

・ 胸痛、発作的な息切れ、皮膚や唇・手足の爪の青紫色~暗紫色変化 [無気肺、気管支痙攣、咽頭浮腫]

・腹痛、腹部膨満感、嘔吐 [麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬がいらなくなった場合、病院または薬局に返却してください。返却については、薬を受け取った薬局に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

第一三共株式会社

薬価

1gあたり2243.8円

剤形

白色の散剤

シート記載

-

薬効分類

麻薬 > アルカロイド系麻薬(天然麻薬) > あへんアルカロイド系麻薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

モルヒネ塩酸塩水和物(日局)

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YJコード

8114003X1073

レセプト電算コード

620008346

更新日付:2010年03月11日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

モルヒネ塩酸塩に関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・モルヒネ塩酸塩水和物「第一三共」原末を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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