静注用フローラン1.5mg

処方薬注射剤

静注用フローラン1.5mgの基本情報

印刷する

アクセスランキング(05月24日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • 静注用フローラン1.5mgの画像
    静注用フローラン1.5mgの画像

作用と効果

肺の血管を拡げることによって、肺動脈の圧を下げ、血液を流れやすくします。
通常、肺動脈性肺高血圧症の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。右心不全、左心機能障害、低血圧(収縮期血圧100mmHg以下)、肺静脈閉塞がある。注射開始時に肺水腫が増悪したことがある。全肺血管抵抗が上昇(40mmHg・分/L以上)している。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、持続静脈内注射をします。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

医師の指示なしに、使うのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、ほてり、動悸、低血圧、吐き気・嘔吐、心窩部不快感、下痢、顎痛、頭痛、感覚鈍麻、呼吸困難、出血(鼻出血など)、寒気・発熱・インフルエンザ様症状、不安・神経過敏・振戦、疼痛・頚部痛・関節痛、食欲不振などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・過度の血圧低下・過度の徐脈、意識喪失、尿量減少 [ショック状態]

・体動時の動悸、呼吸困難、起坐呼吸(横になるより座っている時に呼吸が楽になる) [肺水腫]

・発汗、体重減少、頻脈 [甲状腺機能亢進症]

・鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血 [血小板減少]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

静注用フローラン専用溶解液は保存剤を含まないため、残液は廃棄してください。

調製後は溶液中の有効成分が徐々に分解するため、調製後すぐに使用開始しない場合は溶液を冷蔵保存してください。

調製後、冷蔵保存する場合は8日間(192時間)を超えないようにしてください。

静注用フローラン専用溶解液および調製後溶液を凍結させないでください。凍結した場合には、溶解後も使用しないでください。

調製後溶液は使用開始前の冷蔵保存の有無に関わらず、25℃以下では72時間、30℃以下では48時間、35℃以下では24時間、40℃以下では12時間以内に使用を終了してください。また、使用中もなるべく遮光してください。

一旦使用を開始した溶液の残液は使用しないでください。

専用アダプターを用いたフローランの調製手順を熟読の上、調製してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(2790件)

医薬品情報

製薬会社

グラクソ・スミスクライン株式会社

薬価

1瓶あたり15497円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 循環器官用薬 > その他の循環器官用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

エポプロステノールナトリウム

この成分で処方薬を探す

YJコード

2190413F3020

レセプト電算コード

640453085

更新日付:2022年06月24日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

フローランに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

静注用フローラン1.5mgの他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、グラクソ・スミスクライン株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・静注用フローラン1.5mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。