タフィンラーカプセル50mg

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タフィンラーカプセル50mgの基本情報

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作用と効果

変異型BRAFのキナーゼ活性を阻害し、がん細胞の増殖に重要なシグナル伝達経路であるMAPK経路を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑制します。
通常、BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫、BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、標準的な治療が困難なBRAF遺伝子変異を有する進行・再発の固形腫瘍(結腸・直腸癌を除く)、BRAF遺伝子変異を有する再発または難治性の有毛細胞白血病の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心臓に障害がある、または過去に心臓に障害があった。肝臓に障害がある。

妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

悪性黒色腫:通常、成人は1回ダブラフェニブとして150mgを1日2回、空腹時に服用します。手術後の補助療法の場合には、トラメチニブと併用し、服用期間は12ヵ月までです。なお、状態により適宜減量されます。
非小細胞肺癌、有毛細胞白血病:通常、成人は1回ダブラフェニブとして150mgを1日2回、空腹時に服用します。トラメチニブと併用されます。
固形腫瘍:通常、成人は1回ダブラフェニブとして150mgを1日2回、空腹時に服用します。トラメチニブと併用されます。小児は体重に合わせて26kg以上38kg未満はダブラフェニブとして75mg、38kg以上43kg未満は100mg、43kg以上51kg未満は125mg、51kg以上は150mgを1日2回、空腹時に服用します。トラメチニブと併用されます。
本剤は1カプセル中に主成分として50mgを含有する製剤です。なお、状態により適宜減量されます。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

食後に服用するとこの薬が吸収されにくくなり、効果が得られなくなる可能性があるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けてください。

飲み忘れた場合は、飲み忘れに気がついた時間が、次に飲む時間まで6時間以上ある場合にはすぐに飲んでください。ただし、6時間を下回っている場合は飲み忘れた分をとばして、次回の服用時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、頭痛、吐き気、下痢、嘔吐、発疹、皮膚乾燥、関節痛、筋肉痛、発熱、疲労、寒気、無力症、過角化(皮膚が厚く硬くなる)、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群(手や足の皮膚の赤み)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・びらんやかさぶたに覆われた皮膚の隆起あるいは潰瘍、新たな悪性の腫瘍 [有棘細胞癌、悪性腫瘍(二次発癌)]

・動悸、息切れ、むくみ [心障害]

・全身けん怠感、食欲不振、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

・局所の痛み、紅斑、血管の膨らみ [静脈血栓塞栓症]

・頭の痛み、一時的な意識障害、手足の片側の麻痺、しゃべりにくい [脳血管障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ノバルティスファーマ株式会社

薬価

1カプセルあたり4950.6円

剤形

暗赤色不透明のカプセル剤、長径18.0mm、短径6.4mm

シート記載

タフィンラーカプセル50mg

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ダブラフェニブメシル酸塩

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YJコード

4291046M1020

レセプト電算コード

622484901

更新日付:2023年12月26日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・タフィンラーカプセル50mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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