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[ヘルスケアニュース] 2020/03/04[水]

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視野異常の自覚がないままの運転が、思わぬ事故につながる恐れも…

画像はリリースより

 ファイザー株式会社は2020年1月、車を運転する全国47都道府県の40歳以上の男女1万708人を対象に、緑内障に関する意識調査を行いました。

 緑内障は日本人における視覚障害の原因疾患の第1位で、治療しなければ失明する恐れがあります。現在、40歳以上の日本人の20人に1人が緑内障と推定されていますが、自覚症状がほとんどないため、9割の人が無自覚のまま生活していると考えられています。そのため、緑内障によって視野異常が発生しているとの自覚がないまま運転を続けた場合、思わぬ事故につながる恐れがあります。

 そこで同社は、3月8~14日の「世界緑内障週間」を前に、緑内障ハイリスク群である40歳以上の男女のうち、週3日以上車を運転し、緑内障の診断を受けたことがない人が、緑内障の視野異常をどのように認識しているかを明らかにする目的で今回の調査を実施しました。

 その結果、全体の約4割が緑内障の症状を把握しておらず、視野異常の運転への影響を正しく理解している人はわずか1割でした。また、緑内障の早期発見につながる視野検査を「受けたことがない」人が8割以上にのぼるなど、視野異常への認識が低いまま運転している人が多い実態と、40歳以上のドライバーに対する緑内障啓発の必要性が見出されました。

緑内障の早期発見につながる視野検査、8割以上が「受けたことがない」

 主な調査結果は以下の通りです。

 ・全体の約4割が緑内障の症状を「把握していない」

 ・「視野の欠けを自覚することはまれである」と知っていたのは、全体の4割に満たない

 ・視野異常の運転への影響を正しく理解している人の割合は、わずか1割

 ・半数以上の人が「緑内障と診断されたら運転できなくなる(禁止される)」と誤解している

 ・早期発見につながる視野検査を8割以上が「受けたことがない」

 今回の結果を受け、同社緑内障情報サイトの監修者である、たじみ岩瀬眼科院長・岩瀬愛子先生は、「緑内障であっても、ごく早期や初期には運転になんら影響を与えない時期もある。また、ある程度視野異常が進行しても、医師から適切な指導を受け、安全に運転を継続されている方もいらっしゃる。怖いのは、自分にはまったく異常がないと思い込んでいる方や、実は運転すると危険なレベルまで症状が進行していることを自覚されていない方が運転した結果、事故が起こることだ。世界緑内障週間の啓発により、ドライバーご本人だけでなく、同乗者の皆さんや他のドライバー、歩行者の安全のためにも眼科で定期的な検査を受け、まずはご自身が安全運転をできる状態であるかを確認される方が増えることを願っている」と、述べています。

 緑内障は検査で早期発見することが可能です。この記事を読んでいる40歳以上のみなさん、車の運転をする・しないに関わらず、一度緑内障の検査を受けてみてはいかがでしょうか?(QLife編集部)

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