アルテプラーゼ静脈内投与による血栓溶解療法とは

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2017年07月01日現在

適応される症状 急性脳梗塞(当該疾病の症状の発症時刻が明らかでない場合に限る。)
技術概要 試験デザイン:第III相国際多施設共同オープンラベル無作為化臨床試験 ・主要評価項目:90日後modified Rankin Scale(mRS)0~1の割合。 副次評価項目:試験開始24時間後、7日後におけるNIH Stroke Scale値のベースライン値からの変化。試験開始90日後におけるmRSを0~2とする臨床的改善率。試験開始90日後におけるmRSをシフト解析を用いて評価した臨床的改善率。 安全性評価項目:試験開始後24時間以内のsICH発現率。試験期間中の大出血発現率。試験期間中の全死亡。 ・対象:20歳以上の、最終未発症確認時刻から治療開始可能時刻まで4.5時間超12時間以内で発見から4.5時間以内に治療開始可能な脳梗塞患者。頭部MRI検査の拡散強調画像でASPECTS≥5かつFLAIRで初期虚血病変と考えられる明らかな高信号所見がみられず、NIHSS 5~25。 ・治療:rt-PA(0.6mg/kg、34.8万国際単位/kg)10%をボーラス注射投与し、残りの90%を1時間で点滴静注投与、もしくはrt-PA静注療法を除く脳梗塞の通常治療 ・目標症例数:300例 ・登録:コンピュータプログラムを用いて中央審査方式により、rt-PA群または通常治療群のいずれかに1:1の割合で無作為に割り付け登録する。

「先進医療」とは、医療制度上で、厚生労働大臣が定めた高度な治療法です。
通常、最先端の治療法は効果や危険性の見極めが不充分なうちは保険診療の対象ではないため、全額を患者が自己負担しなければなりません。ところが「先進医療」に認定された治療法に限っては、保険診療と混合して使うことが出来ます。

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