重粒子線治療【前立腺がん(遠隔転移しておらず、D'Amico分類で高リスク群と診断されるものに限る。)】とは

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  • 先進医療
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2017年07月01日現在

適応される症状 前立腺がん(遠隔転移しておらず、D'Amico分類で高リスク群と診断されるものに限る。)
技術概要 治療法は、重粒子線治療は各実施医療機関に設置された医用重粒子加速器および照射装置を用い、1日1回4.3GyE、2週間で6-8回を原則とし合計12回、総線量51.6GyEを照射する。重粒子線治療開始3ヶ月以上前にホルモン療法の併用を開始する。有効性の評価は、主要評価指標として5年生化学的非再発率を用いる。副次的評価指標として[1]5年前生存率[2]5年疾患特異生存率をもちいる。また安全性の評価としては、正常組織の照射に伴う反応を、早期(照射開始後3ヶ月以内)と、遅発性(3ヶ月以降)に分けて評価する。評価には、「National Cancer Institute-Common Terminology Criteria for Adverse Events (version 4.0)」を用いる。本試験では、多施設共同でその治療効果および安全性の評価を目指すものである。

「先進医療」とは、医療制度上で、厚生労働大臣が定めた高度な治療法です。
通常、最先端の治療法は効果や危険性の見極めが不充分なうちは保険診療の対象ではないため、全額を患者が自己負担しなければなりません。ところが「先進医療」に認定された治療法に限っては、保険診療と混合して使うことが出来ます。

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