出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
鉤虫症、回虫症
こうちゅうしょう、かいちゅうしょう
もしかして... 肺炎
鉤虫症、回虫症とは?
どんな病気か
回虫、鉤虫が腸に寄生する病気です。
虫卵の入った便が混じった土(人糞肥料など)のなかで幼虫がかえり、それが経口的に感染します。現在はほとんどみられなくなりました。
症状の現れ方
鉤虫症の症状としては、腹痛、頭痛、貧血がみられます。回虫症では、幼虫が肺に入って肺炎を起こしたり、胆道に入って黄疸を引き起こしたりすることがあります。
検査と診断
便中の虫卵の有無を確認します。
治療の方法
コンバントリンを内服します。