子宮頸管炎
しきゅうけいかんえん
子宮頸管炎とは?
どんな病気か
子宮頸部の炎症性病変で、性交後に腟から病原体が上行性に感染して起こるものが多く、主な病原体はクラミジアや淋菌などの細菌です。分娩や人工妊娠中絶などの子宮内操作に続発する細菌感染もあります。若い女性や妊婦では、子宮腟部びらんが大きいため、感染が起こりやすくなります。
骨盤腹膜炎を発症した場合、子宮頸管炎が最初の感染病巣とされています。また、自然流・早産、絨毛膜羊膜炎、新生児肺炎などにも子宮頸管炎が関係していると考えられています。
治療の方法
炎症を起こしている原因菌を突きとめ、症状に応じて抗菌薬の内服、点滴、腟内投与を行います。
子宮頚管炎に関連する可能性がある薬
医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、子宮頚管炎に関連する可能性がある薬を紹介しています。
処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。
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グレースビット細粒10%
合成抗菌剤
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クラビット細粒10%
合成抗菌剤
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クラリスロマイシン錠200mg「NPI」[ヘリコバクター・ピロリ感染症] ジェネリック
主としてグラム陽性菌,マイコプラズマに作用するもの
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アジスロマイシン錠250mg「DSEP」 ジェネリック
主としてグラム陽性菌,マイコプラズマに作用するもの
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レボフロキサシン錠500mg「DSEP」 ジェネリック
合成抗菌剤
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セフカペンピボキシル塩酸塩細粒小児用10%「CH」 ジェネリック
主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの
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タリビッド錠100mg
合成抗菌剤
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ジスロマック錠250mg
主としてグラム陽性菌,マイコプラズマに作用するもの
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エストリール錠100γ
卵胞ホルモン及び黄体ホルモン剤
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クラリシッド錠200mg[一般感染症・非結核性抗酸菌症]
主としてグラム陽性菌,マイコプラズマに作用するもの
・掲載している情報は薬剤師が監修して作成したものですが、内容を完全に保証するものではありません。
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