ペガシス皮下注180μg

処方薬注射剤

ペガシス皮下注180μgの基本情報

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作用と効果

B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスが増えるのを抑えたり、からだがウイルスを排除しようとするのを助け、肝臓の機能を改善させます。
通常、C型慢性肝炎、B型慢性活動性肝炎の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肺炎、心疾患、うつ病などの精神神経疾患、糖尿病にかかっている、または以前かかったことがある。耐糖能障害がある、血縁者が糖尿病にかかったことがある。自己免疫性疾患〔自己免疫性肝炎、乾癬、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチなど〕またはその素因がある。高血圧、けいれん発作、骨髄機能抑制、体重が50kg未満、腎機能障害、肝機能障害

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、週1回、皮下に注射します。

症状をみながら使用期間を決めていきます。

この薬を使用する前に血液検査のための採血を行います。

副作用

主な副作用として、貧血、発熱、けん怠感、そう痒症、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・息切れ、咳、痰、息苦しい、発熱 [間質性肺炎、肺浸潤、呼吸困難]

・うつ状態が長期間つづいて日常生活に支障がでる、自殺したいという考えを持つ、自殺をするために実際に行動をおこす、疲れや眠気を感じにくい、自信過剰になる、口数が多くなる、興奮しやすくなる、浪費が目立つ、行動的になり過ぎる、周囲に暴言を吐いたり暴力をふるう、器物を破壊する [うつ病、自殺念慮、自殺企図、躁状態、攻撃的行動]

・めまい、鼻血、耳鳴り、歯ぐきの出血、息切れ、動悸、あおあざができる、出血しやすい、発熱、寒気、喉の痛み、突然の高熱、出血が止まりにくい [汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、貧血、赤芽球癆]

・発熱、体がだるい、あおあざができる、鼻血、歯ぐきの出血、尿量が減る、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、意識の低下、むくみ、意識の消失、深く大きい呼吸、食欲不振、紫色のあざ [血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUS)]

・体がだるい、吐き気、嘔吐、食欲不振、発熱、上腹部痛、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、尿の色が濃くなる、疲れやすい、体がだるい、力が入らない [肝炎の増悪、肝機能障害]

・嘔吐、からだがだるい、食欲不振、白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、吐き気、ふらつき、立ちくらみ、疲れやすい、褐色尿、頭が重い、めまい、動く時の動悸や息切れ、歯ぐきの出血、皮下出血、鼻血、発熱、腹痛、便に粘液や血液が混じる、下痢、関節の痛み、朝の手のこわばり、顔に蝶型の赤い斑点、血管の痛み、紫色のあざ、はれ、目の充血、光がないのにチラチラみえる、視野の中に見えない部分がある、視力の低下、耳鳴り、耳が聞こえにくい、頭痛、脱毛、白髪、白斑 [自己免疫現象]

・息苦しい、息切れ、疲れやすい、むくみ、体重の増加、しめ付けられるような胸の痛み、胸を強く押さえつけられた感じ、冷汗が出る、あごの痛み、左腕の痛み、めまい、動悸、脈が遅くなる、気を失う、脈がとぶ、発熱、胸の痛み、意識の低下、意識の消失、手足のまひ [心筋症、心不全、狭心症、不整脈(心室性頻脈等)、心筋梗塞、心内膜炎]

・発熱、寒気、脈が速くなる、体がだるい [敗血症]

・突然の意識の低下、突然の意識の消失、突然片側の手足が動かしにくくなる、突然の頭痛、突然の嘔吐、突然のめまい、突然しゃべりにくくなる、突然言葉が出にくくなる [脳出血、脳梗塞]

・胸の痛み、突然の息切れ [肺塞栓症]

・意識の低下、意識の消失、顔や手足の筋肉がぴくつく、一時的にボーっとする、手足の筋肉が硬直しガクガクと震える、自分のいる場所や時間、自分や人の名前などがわからなくなる、刺激に全く反応しない、軽度の意識混濁、興奮状態、幻覚、妄想、注意力が散漫になる、問いかけに間違った答えをする、行動にまとまりがない、実際には存在しないものを存在するかのように感じる、物忘れがひどい、時間や場所がわからない、覚えられない、計算ができない [意識障害、痙攣、てんかん発作、見当識障害、昏睡、せん妄、錯乱、幻覚、認知症様症状]

・体がだるい、体重が減る、喉が渇く、水を多く飲む、尿量が増える [糖尿病]

・甲状腺のはれ、不眠、体重が減る、汗をかきやすい、眼球突出、胸がドキドキする、手のふるえ、からだがだるい、動作やしゃべり方が遅い、むくみ、寒がりになる [甲状腺機能異常]

・発熱、目の充血やただれ、唇や口内のただれ、円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する、皮膚が広い範囲で赤くなり、破れやすい水ぶくれが多発、粘膜のただれ、関節や喉の痛み [皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、多形紅斑]

・鱗のような白いフケを伴う、少し盛り上がった赤い斑点、かゆみと乾燥感、頭、脛や肘に発疹が出ることが多い [乾癬]

・尿量が減る、むくみ、体がだるい、排尿時の尿の泡立ちが強い、息苦しい、尿が赤みを帯びる、体重の増加 [急性腎障害、ネフローゼ症候群]

・吐き気、嘔吐、吐いた物に血が混じる(赤色~茶褐色または黒褐色)、腹痛、便に血が混じる、胃がむかむかする、黒い便が出る、急激な腹痛 [消化管出血(下血、血便など)、消化性潰瘍、虚血性大腸炎]

・冷汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる、意識の消失 [ショック]

・視力の低下、視野が狭くなる、視野の中に見えない部分がある、物がゆがんで見える [網膜症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

《ご家族の方へ》
この薬により、抑うつ気分になったり、死んでしまいたいと感じたりすることがあります。また、気分がたかぶったり、攻撃的になり、中には他人に対して危害を加えたりすることもあります。このような症状をはじめ、気分がたかぶる、眠れない、不安になる、いらいらする、あせる、興奮しやすい、攻撃的になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来す、などの症状があらわれる可能性があることを十分に理解できるまで説明を受け、これらの症状があらわれた場合にはすぐに医師に申し出てください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

中外製薬株式会社

薬価

1瓶あたり16457円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 生物学的製剤 > その他の生物学的製剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

6399419A2029

レセプト電算コード

620000441

更新日付:2021年04月07日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ペガシス皮下注180μgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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