亜硝酸アミル「AFP」

処方薬

亜硝酸アミル「AFP」の基本情報

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作用と効果

血管平滑筋を弛緩させ血管を広げることにより、心筋への血液供給量を増やして、狭心症の急性期症状を速やかに緩解します。また、血中ヘモグロビンのFe2+を酸化し、メトヘモグロビンFe3+を形成します。メトヘモグロビンに含まれるFe3+は競合的にシアンに結合し、ミトコンドリア中のチトクローム酸化酵素のFe3+に特異的に結合したシアン化合物からシアンを解離して、機能を回復させます。
通常、狭心症、シアンおよびシアン化合物による中毒の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心筋梗塞、閉塞隅角緑内障、頭部外傷または脳出血、貧血がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

狭心症:通常、1回1管(主成分として0.25mL)を、被覆を除かずそのまま打ち砕き、内容を被覆に吸収させ、鼻孔に当てて吸入します。
シアンおよびシアン化合物中毒:(直接吸入)通常、自発呼吸がある場合に実施され、1回1管(主成分として0.25mL)を、被覆を除かずそのまま打ち砕き、内容を被覆に吸収させ、鼻孔に当てて吸入します。(回路内への投入)通常、バッグマスクなどの呼吸器経路内に1回1管(主成分として0.25mL)を、被覆を除かずそのまま打ち砕いたアンプルを投入し内容を吸入させます。中毒に用いる場合、症状により適宜増量されます。
いずれの場合も、必ず指示された使用方法に従ってください。

誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

副作用

副作用として、脳貧血、めまい、失神などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・体がだるい、動悸、めまい [メトヘモグロビン血症]

・皮膚や唇・爪などが青紫色~暗紫色になる [チアノーゼ]

・疲れやすい、息切れ、皮膚や白目が黄色くなる [溶血性貧血]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、光、火気を避け、冷所で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

アルフレッサファーマ株式会社

薬価

1管あたり793.1円

剤形

淡黄色澄明の液剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 循環器官用薬 > 血管拡張剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

亜硝酸アミル

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YJコード

2179700X1040

レセプト電算コード

620337203

更新日付:2019年03月22日

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