ライブリバント点滴静注350mg

処方薬注射剤

ライブリバント点滴静注350mgの基本情報

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作用と効果

がん細胞の増殖に必要なEGFR(上皮成長因子受容体)やMET(肝細胞増殖因子受容体)というたんぱく質の働きを阻害することにより、腫瘍の増殖を抑えます。
通常、EGFR遺伝子エクソン20挿入変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌またはEGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物でかゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺疾患またはその既往歴、静脈血栓塞栓症またはその既往歴がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

EGFR遺伝子エクソン20挿入変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌:通常、成人は3週間を1サイクルとして点滴で静脈内に注射します。1サイクル目は1、2、8、15日目、2サイクル目以降は1日目に注射します。カルボプラチンおよびペメトレキセドナトリウムと併用されます。
EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌:通常、成人は4週間を1サイクルとして点滴で静脈内に注射します。1サイクル目は1、2、8、15、22日目、2サイクル目以降は1、15日目に注射します。ラゼルチニブメシル酸塩と併用されます。ラゼルチニブメシル酸塩との併用による静脈血栓塞栓症の発症を抑制するため、併用開始から4ヵ月間は、アピキサバン1回2.5mgを1日2回服用します。

一定期間使用したあとで、効果をみながら使用期間を決めていきます。

Infusion reaction(薬剤注入に伴う反応)を軽減するため、この薬を注射する前に副腎皮質ホルモン剤、抗ヒスタミン剤や解熱鎮痛剤が使用されます。

この薬を使用する前に胸部CT検査や問診が行われ、間質性肺疾患がないか、または過去に間質性肺疾患になったことがないか確認されます。

この薬を使用する前に、EGFR遺伝子変異検査(がん細胞の組織を採取して、EGFR遺伝子変異が認められるかどうかを調べる検査)が行われます。

副作用

主な副作用として、爪囲炎、食欲減退、口内炎、下痢、便秘、吐き気、発疹、ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、かゆみ、末梢性浮腫、無力症、疲労などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・寒気、吐き気、呼吸困難、潮紅、胸部不快感、嘔吐 [Infusion reaction]

・呼吸困難、咳、発熱 [間質性肺疾患]

・発熱、全身の発赤、皮膚・粘膜のただれ、水ぶくれ [重度の皮膚障害]

・皮膚が青紫~暗紫色になる、下肢のはれ、下肢のむくみ、下肢の痛み、下肢(もしくは、はれた部分)の熱感、胸の痛み、突然の息切れ [静脈血栓塞栓症]

・しめ付けられるような胸の痛み、息切れ、腰痛、四肢末梢の激しい痛み、まひ、しびれ [動脈血栓塞栓症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

ヤンセン ファーマ株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

アミバンタマブ(遺伝子組換え)

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YJコード

4291473A1024

レセプト電算コード

629931101

更新日付:2025年04月14日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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