ケサンラ点滴静注液350mg

処方薬注射剤

ケサンラ点滴静注液350mgの基本情報

印刷する

アクセスランキング(07月26日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • ケサンラ点滴静注液350mgの画像
    ケサンラ点滴静注液350mgの画像

作用と効果

ヒト化抗N3pGアミロイドβモノクローナル抗体製剤で、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドβプラークを取り除くことにより、アルツハイマー病の進行を遅くする効果が期待されています。
通常、アルツハイマー病による軽度認知障害(認知症の前の段階)および軽度の認知症の進行を遅らせる治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。この薬をはじめて使用する前のMRI検査で、脳のむくみや脳の一部の出血が一定数以上見られている。高血圧症がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1回2本(主成分として700mg)を4週間隔で3回、その後は1回4本(1,400mg)を4週間隔で、少なくとも30分かけて点滴で静脈内に注射します。

この薬の使用中にアミロイドβプラークの除去が確認された場合は、その時点で投与を完了します。

アミロイドβプラークの除去が確認されない場合であっても、原則として最長18ヵ月で完了しますが、具体的な使用期間については、担当の医師に相談してください。

副作用

主な副作用として、吐き気、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、まぶた・唇・舌のはれ、寒気 [インフュージョンリアクション(注入に伴う反応)]

・全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ [アナフィラキシー]

・頭痛、錯乱、吐き気 [アミロイド関連画像異常(ARIA)]

・突然に、片側の手足が動かしにくくなる、頭痛がおきる、しゃべりにくくなる [脳出血]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(518件)

医薬品情報

製薬会社

日本イーライリリー株式会社

薬価

-

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > その他の中枢神経系用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ドナネマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

1190409A1020

レセプト電算コード

629931401

更新日付:2024年12月13日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、日本イーライリリー株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ケサンラ点滴静注液350mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。