生活習慣が炎症性多発性関節炎&関節リウマチに与える影響

[ニュース・トピックス] 2013年7月26日 [金]

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糖尿病や喫煙、肥満は炎症性多発性関節炎のリスクを増大

(この画像はイメージです)

 英マンチェスター大学のイアン・ブルース教授をはじめとする研究チームが、炎症性多発性関節炎や関節リウマチの発症と生活習慣に関する研究結果を発表。糖尿病や喫煙、肥満がこれらの発症リスクの増大に関連することが分かりました。結果は、英医学誌「Annals of the Rheumatic Diseases」オンライン版に3月16日、掲載されました。同研究は、1993~97年にEPICのノーフォーク支部に登録された 40~79歳、2万5455人の追跡調査データによるもの。

簡単なチェックで病気のリスクが分かる

 炎症性多発性関節炎を発症した184人を非発症者と比較したところ、発症者に喫煙、肥満、糖尿病といった生活習慣や疾患があることが分かりました。また、2人以上の子どもを出産した女性の関節炎発症リスクは高く、授乳期間が長いほどにそのリスクが低くなることや、少量の飲酒や高い社会的地位は関節リウマチのリスク低減に関連する、というデータも見られました。イアン・ブルース教授は、「簡単な生活習慣のチェックで発症リスクの評価が可能で、今後、ハイリスク対象者のスクリーニングや予防プログラムの一部として利用できると考えています」と、語りました。(太田みほ)

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