タミフルドライシロップ3%[治療用]

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タミフルドライシロップ3%[治療用]の基本情報

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作用と効果

インフルエンザウイルスに感染した細胞からウイルスが遊離するのを阻害することによりウイルスの増殖を抑えます。
通常、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害、インフルエンザの症状があらわれてから48時間以上経過している。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1回2.5g(オセルタミビルとして75mg)を1日2回、5日間、用時懸濁して服用します。
通常、幼小児(1歳以上)は1回66.7mg/kg(オセルタミビルとして2mg/kg)を1日2回、5日間、用時懸濁して服用します。
通常、新生児、乳児(1歳未満)は1回100mg/kg(オセルタミビルとして3mg/kg)を1日2回、5日間、用時懸濁して服用します。
ただし、1回最高用量はオセルタミビルとして75mgとされています。
必ず指示された服用方法に従ってください。

水に混ぜて飲む場合は、1回量ずつ水に混ぜ、混ぜたら放置せずにすぐに飲んでください。薬剤が容器の中に残った場合は、水を少し足して、飲み残しがないようにしてください。なお、粉のまま飲む場合は、1回量の薬剤を水またはぬるま湯と一緒に飲んでください。

飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、1回分をとばして次の時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。インフルエンザウイルス感染症でも、発熱、鼻汁、喉の痛み、筋肉痛、頭痛、咳、食欲減退、だるい、さむけがする、下痢といった症状が起こり、副作用との鑑別が難しい場合があります。

副作用

主な副作用として、下痢、嘔吐、低体温、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・冷汗が出る、ふらつき、めまい、顔面蒼白、喉のかゆみ、動悸、息苦しい、手足が冷たくなる、全身のかゆみ、じんま疹、意識の消失 [ショック、アナフィラキシー]

・発熱、咳、痰、息切れ、息苦しい [肺炎]

・疲れやすい、体がだるい、力が入らない、急な意識の低下、白目が黄色くなる、血を吐く、吐き気、皮膚が黄色くなる、体がかゆくなる、急激に体重が増える、尿の色が濃くなる、お腹が張る、食欲不振、便に血が混じる(鮮紅色~暗赤色または黒色) [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]

・発熱、目の充血やただれ、唇や口内のただれ、円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する、皮膚が広い範囲で赤くなり、破れやすい水ぶくれが多発、粘膜のただれ [皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)]

・尿量が減る、むくみ、体がだるい [急性腎障害]

・突然の高熱、寒気、喉の痛み [白血球減少]

・鼻血、唾液や痰に血が混じる、血を吐く、歯ぐきからの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい [血小板減少]

・意識の低下、意識の消失、軽度の意識混濁、興奮状態、実際には存在しないものを存在するかのように感じる、根拠が無いのに、あり得ないことを考えてしまう、論理的な説得を受け入れようとしない、顔や手足の筋肉がぴくつく、一時的にボーっとする、手足の筋肉が硬直しガクガクと震える、普段と違うとっぴな行動をとる、異常行動、急に走り出す、徘徊する [精神・神経症状(意識障害、譫妄、幻覚、妄想、痙攣など)、異常行動]

・発熱、ふらつき、息切れ、急激な腹痛、激しい腹痛、血が混ざった下痢 [出血性大腸炎、虚血性大腸炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

熱や湿気に弱い薬剤です。直射日光と湿気を避けて、子どもの手の届かないところに室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

中外製薬株式会社

薬価

1gあたり152.3円 ジェネリックを探す

剤形

白~淡黄色のドライシロップ剤(顆粒またはかたまりのある顆粒)

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 化学療法剤 > 抗ウイルス剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

オセルタミビルリン酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

6250021R1024

レセプト電算コード

610462002

更新日付:2024年11月20日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・タミフルドライシロップ3%[治療用]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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