イーシー・ドパール配合錠

処方薬

イーシー・ドパール配合錠の基本情報

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作用と効果

本剤の主成分レボドパは、吸収された後に脳内へ入り、ドパミンに変換されます。配合されているベンセラジド塩酸塩は血液中レボドパ濃度を高め、レボドパの脳内移行を高めます。
脳内のドパミン不足によって、手足や口などのふるえ、筋肉のこわばり、歩行困難、無表情などのパーキンソン症状が発現します。
通常、脳内のドパミン不足を補うことにより、パーキンソン病、パーキンソン症候群の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。閉塞隅角緑内障がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

レボドパ未投与例:通常、成人は初回1日量1~3錠を1~3回に分けて食後に服用し、2~3日ごとに1日量1~2錠ずつ増やし、維持量として1日3~6錠を服用します。
レボドパ既投与例:通常、成人は初回1日量として、投与中のレボドパ量の約1/5に相当する量(本剤は1錠中にレボドパ100mgを含む)を1~3回に分けて食後に服用し、少しずつ量を増やすあるいは減らして、維持量として1日量3~6錠を服用します。
いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合には飲まないで、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、不随意運動(顔面、口、頸部、四肢など)、吐き気、幻覚などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・高熱、体のこわばり、手足のふるえ [悪性症候群]

・実際には存在しないものを存在するかのように感じる、気分がゆううつになる・思考力の低下、行動にまとまりがない [幻覚、抑うつ、錯乱]

・出血が止まりにくい、体がだるい、皮膚や白目が黄色くなる [溶血性貧血、血小板減少]

・突然の耐えがたい眠気 [突発的睡眠]

・頭痛、眼の痛み、視力の低下 [閉塞隅角緑内障]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、高温、湿気を避けて光の当たらない場所で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

[ご家族の方へ]社会的に不利な結果を招くにもかかわらずギャンブルや過剰で無計画な買い物を繰り返したり、性欲や食欲が病的に亢進するなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合には医師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

大原薬品工業株式会社

薬価

1錠あたり19.6円

剤形

淡赤色の錠剤、直径9.1mm、厚さ3.5mm

シート記載

KH108、イーシー-ドパール配合錠、EC-Doparl

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 中枢神経系用薬 > 抗パーキンソン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

レボドパ

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ベンセラジド塩酸塩

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YJコード

1169100F1052

レセプト電算コード

620123601

更新日付:2024年10月01日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

イーシー・ドパールに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・イーシー・ドパール配合錠を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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