専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

JCHO北海道病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器科

分野

呼吸器内科

特色

当院は札幌の南部に位置する地域の中核病院であり、当科は呼吸器外科とともに呼吸器センターを形成して呼吸器疾患全般の診療を行っている。08年の年間外来患者数は14,148人、年間入院患者数は延べ14,988人。症例の内訳は、呼吸器腫瘍(原発性肺がん、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫等)、呼吸器感染症(肺炎、胸膜炎、肺結核、肺非結核性抗酸菌症、肺真菌症、インフルエンザ等)、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息(咳喘息を含む)、びまん性肺疾患(特発性間質性肺炎、膠原病肺、過敏性肺炎、サルコイドーシス等)、気胸、石綿肺などの職業性肺疾患、肺結核後遺症、睡眠時無呼吸症候群、肺胞低換気症候群、およびこれらによる急性・慢性の呼吸不全等呼吸器疾患全般を網羅している。日本呼吸器学会指導医の秋山を中心に診断と治療に当たっており、中でも肺がんは臨床細胞診専門医、臨床腫瘍学会暫定指導医、がん治療認定医・暫定教育医である原田を中心に診断と治療に当たっている。

症例数

原発性肺がん=08年の年間新規症例数は121例である。気管支鏡検査あるいはエコー/CTガイド下生検による確定診断、組織型および病期を考慮した治療を行っている。手術適応は呼吸器センター外科との手術カンファレンスにおいて詳細に検討し、積極的に胸腔鏡下手術を行っている。国内の他施設との共同臨床試験にも参加し、治療成績の向上を目指している。外来化学療法室を有し患者の希望に応じて行っており、緩和療法にも力を入れている

肺結核=陰圧の隔離病床を有し、肺結核の診断と治療を行っている。当院は結核療養所として成立した歴史があり、肺結核の治療には深い経験の蓄積がある。09年7月には第84回日本結核病学会総会を岸会長のもとで札幌にて開催した。診断および治療の新しい動きにも常に対応している

肺非結核性抗酸菌症=最近急速に症例数が増え、他施設からの厚い信頼を得て多くの症例の紹介を受けている。軽症例については外来での肺CTによる慎重な経過観察、症状の明らかな中等症および重症例については入院での菌種確定および治療を行っている。稀な菌種の同定はしばしば困難であるが、日本結核病学会に属する他施設に依頼し、そのほとんどを同定し、診断と治療の経験を積んできている

慢性閉塞性肺疾患=国内外の学会への参加・発表、国内および国際共同治験にも参加し、慢性閉塞性肺疾患の診断および治療について最新の情報を集め、日常診療に反映させている。包括的呼吸リハビリテーションも、入院および外来にて積極的に行っている

特発性間質性肺炎=診断には、臨床症状、高解像度胸部CTおよび肺生検による組織所見を用いた総合的な解析が必要であり、適応例には胸腔鏡下肺生検を行い、積極的に確定診断を付ける方針としている。最近使用可能となった抗線維化剤も用いている

気管支喘息=GINAガイドラインに従って吸入ステロイド、および吸入ステロイド長時間作用型の気管支拡張剤の合剤の定期吸入を行っている。いわゆる咳喘息を含む難治性の慢性咳嗽の診断および治療においても、多数例の経験の蓄積がある

睡眠時無呼吸症候群=睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、自宅にて簡易型の睡眠時呼吸モニターを用いてスクリーニングを行い、入院では脳波を含めた睡眠ポリソムノグラフィーを用いて閉塞型か中枢型か、より正確な診断を行っている。鼻マスクによる持続陽圧呼吸療法(nasal CPAP)を外来で多数例に使用している

在宅人工呼吸器療法=肺結核後遺症等の拘束性呼吸機能障害を呈する疾患では、しばしば高炭酸ガス血症を呈する二型呼吸不全となる。このような症例では、鼻マスク等による非侵襲的人工呼吸(NPPV)療法を夜間睡眠時のみに用い、日中は室内気の自発呼吸とする在宅人工呼吸器療法の良い適応となる。この在宅人工呼吸療法が保険適用となって以来、当科では十数年の経験があり、多くの患者が安定した日常生活を送り、外来通院をしている。

医療設備

ヘリカルCT(64列、16列各1台)、MRI、核医学検査、気管支ファイバースコープ、胸腔鏡、呼吸機能検査、睡眠ポリソムノグラフィー、外来化学療法室、リハビリ室など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

常勤医の2人は日本腎臓学会・日本透析医学会の両専門医の資格を持ち、札幌市南部地域のみならず、北海道の中でも中核的施設である

★むくみの相談から、腎生検によるIgA腎症をはじめとする糸球体腎炎等の診断治療、内シャント手術などを含めた血液透析導入・維持、CAPDの導入・維持、体外循環治療として血漿交換などのアフェレーシスなど腎臓内科としてトータルな医療を実施している

★また総合病院の特徴を生かし、腎尿路疾患として泌尿器科との連携、透析患者のシャントやグラフトなどの血管トラブルでの心臓血管外科との連携の他、維持透析患者の他科疾患合併症による入院患者を広く受け入れている。特に心臓内科では透析患者の虚血性心疾患合併症のスクリーニングと治療を積極的に行い、高い実績と評価を得ている

★当院糖尿病内科や眼科と連携した多数の糖尿病患者の腎障害診察

★北大第2内科等と連携し、膠原病からの腎障害の治療を実施している

★腎不全の治療選択として腎移植にも積極的に取り組み、移植可能施設への橋渡しを行っている

★日本腎臓学会や日本透析医学会などでの積極的な学会活動に取り組んでいる。

症例数

年間の腎臓内科の入院患者は約200人。腎生検は約50例。血液透析導入約30人。CAPD導入約1人。内シャント手術約30人。血漿交換等アフェレーシス約5人。

医療設備

血液透析20床、CCU 5床(CHDF等の施行が可能)、血管撮影室(DSA)、MRI、CT 64列、超音波下腎生検可能、腎シンチグラフィ。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 

特色

耳鼻咽喉科、頭頸部外科全般の診療を行っているが、特にめまい疾患の診断と治療に重点をおいている。手術に関しては、鼓膜形成術、内視鏡鼻内手術、喉頭微細手術(ビデオラリンゴスコープ下)、頭頸部良性腫瘍、小児の手術(鼓膜チューブ留置術、アデノイド切除術、扁桃摘出術)に重点をおいている。

症例数

07年度の手術件数(手術室使用)は485件。その内訳の主なものは、口蓋扁桃摘出術86件、鼓膜チューブ留置75件、鼻内内視鏡手術54件、頸部手術35件、アデノイド切除29件、喉頭微細手術26件、鼓膜形成術13件などである。鼓膜穿孔閉鎖率は95%以上の成績である

★外来者総数は19,510人(1日平均79.3人)、地域医療連携室利用総数451人。入院総数は4,389人、平均在院日数は7.3日である

★めまいの診断に重要な平衡機能検査は07年度278件であった。慢性的な難治性めまい疾患に対する、10日間の入院管理下めまい運動療法(理学療法士個別指導)は当科の特徴的治療と考えている。すでに02年開始以来200人以上がこのプログラムに基づく運動療法を行っており、自覚的なめまい改善効果度は、前庭性慢性めまい症で58.6%、非前庭慢性めまい症でも33.1%であり、前庭性慢性めまい症では、重心動揺検査も統計学的に有意の改善と、満足のいく結果を得ている。ホームページ(http://www.hok-shaho-hsp.jp/)。

医療設備

MRI、CT、超音波、聴力検査(純音、語音)、ABR、OAE、平衡機能検査装置、重心動揺計、電子内視鏡、ホロミウムガスレーザー装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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