急性灰白髄炎(ポリオ)
きゅうせいかいはくずいえん(ぽりお)
- 小児科
- 診療に適した科
もしかして... 無菌性髄膜炎
急性灰白髄炎(ポリオ)とは?
どんな病気か
脊髄の運動神経細胞(前角細胞)が破壊されて左右非対称性の麻痺を残す病気です。現在では世界中の一部の地域を除いてポリオワクチンによる抑制に成功し、まれにワクチンの副作用としてのポリオ様麻痺の報告があるだけです。
原因は何か
ポリオウイルスによる感染症です。経口感染し、潜伏期間は3~21日(多くは1~2週間)です。
症状の現れ方
感染者の90%以上が無症状に経過し、数%に発熱、感冒様症状、下痢、無菌性髄膜炎が発症します。症状が現れた人の5人に1人程度、とくに年長児や成人で解熱の前後に麻痺が現れます。麻痺は片側の下肢に多く、筋肉も萎縮してきます。
診断と治療の方法
ウイルス検査と抗体検査で診断します。
有効な治療薬はなく、ワクチンによる予防が必要です。現行の生ワクチンは前記のように麻痺を起こすことがあるので、不活化ワクチンが検討されています。
ポリオに関連する可能性がある薬
医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、ポリオに関連する可能性がある薬を紹介しています。
処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。
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チザニジン錠1mg「日医工」 ジェネリック
鎮けい剤
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エペリゾン塩酸塩錠50mg「日医工」 ジェネリック
鎮けい剤
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リオレサール錠5mg
鎮けい剤
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アデホス-Lコーワ注10mg
他に分類されない代謝性医薬品
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ギャバロン錠10mg
鎮けい剤
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テルネリン錠1mg
鎮けい剤
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グロブリン筋注1500mg/10mL「JB」
血液製剤類
・掲載している情報は薬剤師が監修して作成したものですが、内容を完全に保証するものではありません。
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ポリオに関する病院口コミ
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儲けよりも医療として正しいかを基準に診療
医師アンケート調査回答者さん 50代男性 2014年04月01日投稿
院長先生は、私の知り合いの医師ですが、信念のある医師です。 開業医ですが、儲けるよりも医療として正しいか否かを基準に診療しています。 そのため、必ずしも患者さん自身が希望する検査や治療はしてくれない可… 続きをみる
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予防注射
ななみんさん 2013年03月22日投稿
ポリオの予防注射で初めて利用しました。 時間帯がたしか15時から16時が予防注射だけの子の時間になっていました。 先生も優しく、新しい院内はとても綺麗でした。 授乳室もありました。 駐車場は目の前です。 … 続きをみる
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cpcさん 30~40代女性 2012年10月31日投稿
乳児の予防接種で通っています。 他ではまだ扱っていることが少ないロタウイルスワクチンのほか、肺炎球菌、Hib、不活化ポリオなど、小児期に受けた方がよいワクチンを扱っています。 いつに何を受けるかのス… 続きをみる