専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

JCHO滋賀病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

患者様の基本的な人権を尊重し、安心で満足のいく質の高い医療の提供を基本理念とし、QOL(生活の質)を念頭においた消化器病の低侵襲治療を実践している。消化器病棟があり、消化器内科と外科共同で治療を行っている。消化器スタッフは内視鏡的治療全般に精通しており、食道・胃・大腸早期癌の内視鏡的治療、胆道疾患に対する内視鏡的治療を数多く行っている。肝癌治療では外科・放射線科と連携し集学的治療も積極的に行っている。また、外来化学療法部門があるため多くの患者を通院で抗癌剤治療を行っている。

症例数

消化器病棟ベッド数47、消化器内視鏡年間施行数は上部約4,500例・下部約1,500例

上部消化管(食道・胃・十二指腸)=経鼻内視鏡を県下でも逸早く導入し好評を得ている。胃潰瘍を始めとする消化管出血では止血クリップ、アルゴンプラズマ凝固、ヒートプローブ凝固など状況に応じて治療を選択している。上部消化管腫瘍に対する内視鏡治療については、転移の危険性がないと判断した食道・胃・十二指腸の早期癌は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)により治療を行っている。瘢痕化などによる切除困難病変に対しても積極的にESDを施行しており、現在まで312症例に対してESDを施行した

超音波内視鏡(EUS)=コンベックス型EUSによる粘膜下腫瘍・膵腫瘍・リンパ節生検(EUS-FNA)を行っており、滋賀県下での症例数が最も多い。EUS下膵嚢胞ドレナージ術も行っている

下部消化管(大腸)=大腸癌検診の2次検診の大腸内視鏡検査が増加しており、大腸癌やポリープ(腺腫)だけでなく潰瘍性大腸炎をはじめとする炎症性腸疾患患者の発見も増加している。腺腫・早期大腸癌に対するESDは現在までに50例行い、現在高度先進医療を申請している。EMR(粘膜切除術)・ポリペクトミーは年間平均450例程度行っているが、重篤な偶発症は認めていない。ESD・EMRでは出血・穿孔などの偶発症が原因で開腹手術になった症例はなかった。内視鏡切除組織の検査でリンパ管に腫瘍が入り込むなどで転移の危険性があると判断した場合は、追加治療として腹腔鏡下大腸切除術を行っている

胆管・膵臓=内視鏡を用いた逆行性胆管膵管造影を年間約100例に行っている。このうち経十二指腸乳頭的膵胆管治療(総胆管結石截石術、胆管ドレナージ、ステント留置)の症例数は04年からの現在まで合計症例数398、成功率96.0%であった。胆管癌・膵癌に対しては消化器外科と十分な検討を行い最善の治療法を選択する。また、早期発見が困難で手術不能症例が多く存在するため、このような症例に対しては胆管ステントを留置している。切除不能の肝門部胆管癌に対しては、経乳頭的に複数のステントを留置することで長期にわたり黄疸をコントロールできるため、化学療法を積極的に行っている

肝臓=滋賀県肝疾患専門医療機関として登録されており、慢性肝炎の治療としてはガイドラインに基づきC型肝炎に対しては、インターフェロン(IFN)単独もしくはリバビリンとの併用療法を行っている。血小板低下例に対しては部分的脾動脈塞栓術により血小板数を改善させた後にIFNを投与しているためIFNの減量がなく高い著効率が得られている。B型慢性肝炎~肝硬変ではラミブジン、エンテカビルによる治療を中心に行っている。また、肝細胞癌治療は慢性肝疾患を背景に発生するため、癌の治療だけではなく背景肝疾患の治療も同時に行う必要がある。当院では癌の大きさ、数と背景肝疾患の状態から内科・外科・放射線科のカンファレンスで治療法を決定している。内科では肝動脈塞栓術(TAE)と経皮的ラジオ波凝固療法(RFA)を担当しているが、3cm以内の病変に対しては主としてRFA療法を行っている。肝細胞癌に対するRFA治療病変数は62病変であったが、重篤な合併症は認めず、現時点で全例局所再発を認めていない。胃静脈瘤に対する塞栓術(B-RTO)も積極的に行っており良好な成績を得ている。

医療設備

CT、MRI、カラードプラ超音波装置、経鼻内視鏡、電子内視鏡、超音波内視鏡(EUS-FNA対応)、ラジオ波凝固装置、アルゴンプラズマなど。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科・頭頚部外科一般の診療を行っているが、早くから睡眠検査に取り組み睡眠時無呼吸症候群をはじめとする睡眠障害(睡眠呼吸障害)の治療を行っている。成人および小児の睡眠時無呼吸の治療を手術、CPAP(持続陽圧呼吸療法)、マウスピースなどの様々な角度から治療している。日本耳鼻咽喉科学会・耳鼻咽喉科専門医と日本睡眠学会・睡眠医療認定医の資格を持つ。

症例数

09年度の手術件数は約130症例で、外来患者総数は7,610人(初診1,244人)であった。一般的な耳鼻咽喉科疾患の診療に加えて睡眠時無呼吸の診療を行っている。入院患者の約6割が睡眠時無呼吸の患者で、手術症例の約4割は睡眠時無呼吸に関連した症例である。睡眠時無呼吸の検査(睡眠ポリグラフィー・PSG)の約6割が近隣の施設からの紹介。睡眠時無呼吸の診断、治療を行っているが、睡眠時無呼吸の治療上障害となる疾患があれば併せて治療している。睡眠呼吸障害外来では常時約150台のCPAP(経鼻持続陽圧呼吸療法)を貸し出し、歯科口腔外科の協力を得て約100人にマウスピースを処方している。成人の睡眠時無呼吸においてCPAP継続困難あるいは手術希望に対し軟口蓋形成術を行っている。手術法に改良を加え高い成功率を得ている(成功率89%、改善率77%)。また新しい治療法にも積極的に取り組んでいる。小児の睡眠時無呼吸にはアデノイド・口蓋扁桃の手術を行っている。軽症例では上気道炎やアレルギー性鼻炎の治療で改善する症例も経験している。乳幼児の睡眠時無呼吸の診療を行っている医療機関は少ないが、当院では積極的に診療にあたっている。一般耳鼻咽喉科として突発性難聴や顔面神経麻痺、メニエール病などの疾患も治療。救急疾患にも対応している。クリニカルパスを積極的に活用しチーム医療に貢献している。常勤医1人というハンディがあるが、チーム医療で質を維持しながら効率のよい診療を目指している。

医療設備

睡眠ポリグラフィー検査装置、簡易型睡眠検査装置、CT、MRI、核医学検査、超音波、ABR、蝸電図、電子スコープ、インピーダンスオージオ、レーザー、平衡機能検査装置。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

腎センター・糖尿病・内分泌科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

当院は病床数も少なく(325床)、近隣地域の家庭医的立場にある。糖尿病については医師、看護師、管理栄養士などのきめ細かい、親身な指導で「一病息災」を目指している。また、69年開設の腎センター(透析患者数約190人)を管理しており、腎症、神経障害などの合併症は生涯にわたり管理する体制であり、臨床経験は豊富である。

症例数

現在定期的に通院中の糖尿病患者は約600人

★月曜日入院、土曜日退院の短期糖尿病教育入院「システムふじみ」を行っている。短期入院ではあるが、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士によるスタッフミーティングを第2病日に行い、患者さん個々の生活習慣に応じた統一した指導、チーム医療をしている。歯科医によるブラッシング指導もしている

★大津市医師会との病診連携による栄養指導をしている

★奇数月木曜日午後「じん教室」を開催している。糖尿病性腎症を含めた慢性腎臓病を対象に4週を1クールとして医師および看護師による病気の理解と生活指導、検査技師、薬剤師による検査の見方と薬の理解、管理栄養士による栄養指導、医師、社会福祉士による透析療法の実際と福祉について教育指導している

★透析療法については水質管理を徹底し、エンドトキシンフリーの透析液による大量置換血液透析濾過療法を多数例行い、長期透析の合併症である透析アミロイドーシスの症状改善に効果をあげている。また、透析患者の穿刺痛をかなり軽減し、患者さんによる自己穿刺もより容易となるボタンホール穿刺を積極的に取り入れて、在宅透析も目指している。

医療設備

当院は15診療科の総合病院であり、設備の詳細は病院のホームページhttp://www.shigabyouin.jp/index.htmlに掲載されている。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

JCHO滋賀病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

JCHO滋賀病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。