埼玉医科大学総合医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

埼玉医科大学総合医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化管・一般外科

分野

消化器・一般外科

特色

地域の救急疾患の拠点であると同時に、地域がん診療連携拠点病院に指定されている総合病院である。05年4月の臓器別再編により、消化管(食道・胃・小腸・大腸・肛門)の良性・悪性疾患や、腹膜・腹壁、後腹膜など、一般外科領域の外科治療を担当している。外科治療のみならず、悪性疾患については内視鏡治療、化学療法も積極的に行っている。日本外科学会、日本消化器外科学会、日本大腸肛門病学会などの指導医が、診療・教育・研究にあたっている。

症例数

食道癌=癌の進行程度、年齢、全身状態によって治療法を慎重に選択している。年間(05年度以降)手術件数は30例。早期食道癌については内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っている。化学放射線療法の年間症例数は80例前後(放射線科と連携)

胃癌=年間手術件数は90~120例。転移のほとんどない早期癌に対しては内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行い、腹腔鏡手術を積極的に取り入れている。進行胃癌には開腹による胃切除を原則としているが、最近は腹腔鏡手術も行っている。また、術前術後の抗癌剤治療を含めた集学的治療を行い、成績向上に努めている。腹膜転移が疑われる胃癌に対して腹腔鏡を用いて術前診断を正確に行い、適切な治療を行えるようにしている。切除不能・再発胃癌の治療は抗癌剤が中心となるが、症状緩和のための手術、放射線治療も併用し、生活の質の維持も考慮に入れている。術後補助化学療法、免疫療法等の臨床試験も積極的に行い医療の質の向上を目指している

大腸癌=年間手術数は150~160例。小切開手術、または腹腔鏡手術をstageIIまでの結腸癌の約80%、stageIIIの約50%に行っている。累積5年生存率(他病死を除く)はstage 0/I:100%、II:94%、III:84%。09年以降、腹腔鏡補助臍周囲極小切開による単孔式手術(SILS)も早期結腸癌を中心に導入している。直腸癌では下部直腸癌に対する肛門温存術式(超低位前方切除、内肛門括約筋切除)を積極的に取り入れており、近年腹会陰式直腸切断術(永久人工肛門)は激減した。直腸癌では、機能(性機能、排尿機能)温存と根治性を兼ね備えた術式を取り入れており、累積局所再発率は6%(最近10年間)。 切除不能(stageIV)・再発大腸癌に対する集学的治療も積極的に行っている。06年以降に標準的化学療法を導入したstageIV大腸癌の累積2年生存率は54%。肝転移切除は年間10~15例で、近年では化学療法後の切除例も増加している。遺伝性大腸癌(家族性大腸腺腫症、Lynch症候群)に対しては、治療のみならず、カウンセリングも行っている。家族性大腸腺腫症では腹腔鏡補助下大腸全摘・回腸肛門(管)吻合術を行い、永久的人工肛門を回避している

炎症性腸疾患=潰瘍性大腸炎、クローン病などは消化器内科との連携のもとで診療を行っている。クローン病の年間手術数は5~10例、潰瘍性大腸炎は2~5例で、潰瘍性大腸炎にも家族性大腸腺腫症とともに、積極的に腹腔鏡補助下大腸全摘・回腸肛門(管)吻合術を行っている

肛門疾患=あらゆる肛門疾患に対応している。特に、09年5月から痔核に対する硬化療法(四段階注入法)を行っている(年間50~60件)

腹部救急疾患=胃・十二指腸穿孔:保存的治療の適応外では小切開や腹腔鏡補助下の穿孔部閉鎖術を第一選択にしている。年間手術数は15~20例。救命率98%。下部消化管穿孔:全国の大学病院のなかでも突出して手術数が多い。重症例にはポリミキシン固定化カラムを用いた直接血液灌流法(PMX-DHP)を行い、救命率の向上に努めている。年間手術数は8~15件。大腸穿孔の救命率は最近10年間で90%。急性虫垂炎:小開腹術を原則としている。年間手術数は60~80件。希望に応じて腹腔鏡下手術も行っている

鼠径ヘルニア=年間手術数は120~140例。Tension-free修復術を原則としている。外鼠径ヘルニアにはLichtenstein法、Mesh-plug法、内鼠径ヘルニアにはPHS法を標準術式としている

化学療法=(11年度)件数:食道癌14件、胃癌278件、大腸癌1,061件。

医療設備

電子内視鏡、拡大内視鏡、超音波内視鏡、MRI、マルチスライスCT、血管撮影装置、各種腹腔鏡手術用器具など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

肝胆膵外科・小児外科

分野

消化器・一般外科

特色

肝胆膵外科と小児外科の2つの専門医グループに分かれて、よりレベルの高い治療ができるように工夫している。また、これらグループの枠組みを超えて、教室全体のテーマとして、安全で真に低侵襲な手術の開発に取り組んでいる。当科では、腹腔鏡下手術で一般に行われている気腹について、人体、特に小児には負担(ストレス)になると考えており、まったく使用しないか、使用しても短時間に制限している。

症例数

肝胆膵外科グループ=年間(11年)の疾患別手術件数は、肝癌32例、胆嚢癌5例、胆管癌25例、膵癌30例、胆石・胆嚢炎135例。肝臓では肝細胞癌、肝内胆管癌、転移性肝癌に対する肝切除術を積極的に行っている。胆道では胆石症、胆嚢ポリープ、胆嚢癌、胆管癌を治療している。胆石症や胆嚢ポリープに対しては気腹をしない低侵襲手術も行っており、特に吊り上げ式腹腔鏡下手術(橋本式)では世界的なパイオニアである。胆嚢癌と胆管癌に対しては胆嚢摘出術、胆管切除術、肝切除術、膵頭十二指腸切除術などの様々な手術の中から、病気の部位や進行度にあったものを選択し治療を行っている。特に肝門部胆管癌に対しては、門脈塞栓術を行った後に拡大右肝切除+胆管切除術を行うことによって安全性を向上させている。膵臓では膵腫瘍(膵癌)、膵嚢胞、膵炎の治療を行っている。膵腫瘍(膵癌)に対しては、膵頭十二指腸切除術あるいは膵体尾部切除術を行い、必要であれば門脈切除再建術も積極的に行う。また、膵癌には手術後の再発を抑えるためにジェムザールとTS-1を中心とした術後補助化学療法(抗癌剤治療)を行っており、良好な成績を収めている

小児外科グループ=年間手術件数(11年)は171例あり、主な疾患では、鼠径ヘルニア65例、臍ヘルニア11例、陰嚢水腫8例、虫垂炎13例、肥厚性幽門狭窄症4例、新生児疾患21例。鼠径ヘルニアは従来通りの鼠径部小切開法で行っている。虫垂炎は、原則的に抗生剤治療を先行する待機的虫垂切除の方針で治療している。手術方法としては、小児の腹壁の柔軟性を利用して、お臍だけの皮膚切開による低侵襲手術法を世界に先駆けて開発し、肥厚性幽門狭窄症、メッケル憩室、胃軸捻症などの手術に導入している。当院には総合周産期母子医療センターがあり、出生前診断された新生児外科手術が多いという特徴もある。外来診療では、主に外科手術が必要な小児の術前術後の診察を担当している。小児の嘔吐症や便秘症については、外科的疾患の鑑別を目的とした検査も行っているが、その場合には事前に小児科受診をお願いしている。移動性精巣と停留精巣については、手術が必要な場合、小児泌尿器科のある病院へ紹介させて頂いている。

医療設備

腹腔鏡下手術装置、Sliding window用牽引装置、CUSA、ハーモニック・スカルペル、腹部超音波、電子内視鏡、超音波内視鏡、MRI、MDCT、血管撮影装置、胆道ステント、消化管拡張用バルーン、食道PH測定装置、直腸肛門内圧測定装置。直腸粘膜吸引生検装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、自然気胸、胸部外傷、膿胸、気管・気管支狭窄など呼吸器外科領域の疾患全般を対象に専門的な診療を行っている。各疾患ともに手術療法が主体であり、標準術式はもとより、難易度の高い手術とされている気管気管支再建術や血管形成術を駆使した機能温存手術、左房や胸壁などを合併切除する拡大手術、胸腔鏡を用いた低侵襲手術など様々な手術を施行している

★腫瘍性疾患のみならず炎症性疾患(気管気管支結核、結核性膿胸、非結核性抗酸菌症、アスペルギローマ)の手術症例が多いことも特色の一つとなっている

★埼玉県中西部の中核施設であるため、合併疾患を有する症例も含め、他施設では治療に難渋する症例が数多く集まるが、これらの手術療法では合併症の発生率、治療成績ともに良好な結果を残している

★さらに、気管・気管支疾患は、全国有数の専門施設として近隣都県からも患者が紹介され、気管気管支再建手術、ヤグレーザー治療、ステント治療など最先端の治療を数多く行っている。なお、外科的治療の適応がない進行肺癌症例に対しては、化学療法、放射線治療を中心とした集学的治療を行い、支持療法、緩和医療なども積極的に行っている。呼吸器外科疾患に対し、安全で質の高い国内最高レベルの医療を常に提供することを目標とし、患者さん一人ひとりの病状に応じたきめ細かな医療を提供しながら、中核施設として地域医療にも貢献している。

症例数

症例数=11年の年間手術件数は総手術数(全麻症例のみ)163例で、主な疾患では原発性肺癌76例、自然気胸38例、転移性肺腫瘍17例、縦隔腫瘍15例、膿胸4例、炎症性肺疾患3例、良性肺腫瘍1例、気管損傷1例、その他8例となっている

★肺癌の治療に関しては、I期症例では外科治療単独あるいは内服化学療法の併用を行い、II期以上の症例にはプラチナ製剤および新規抗癌剤を用いた術後化学療法を行ったうえで、退院後は免疫化学療法を追加して術後治癒率の向上に努めている。手術例は肺葉切除およびリンパ節郭清の標準術式がもっとも多いが、早期症例には胸腔鏡下手術を取り入れ、局所進行肺癌症例(左房や大動脈に浸潤した症例、胸壁に浸潤した症例、気管気管支再建を必要とする症例など〉にも積極的に外科的治療を中心とした集学的治療を行っている

★また、80歳以上の超高齢者や低肺機能の場合には、QOL(生活の質)と予後とのバランスを考慮に入れた手術術式を選択している

治療成績=術後5年以上が経過した肺癌手術症例(完全切除例)の5年生存率は、IA:90%、IB:70%、IIA:82%、IIB:55%、IIIA:44%、IIIB:33%である。なお、外科的治療の適応がない進行肺癌症例に対しては、化学療法、放射線治療を中心とした集学的治療を積極的に行い、支持療法、緩和医療も取り入れて、肺癌患者の予後延長、および、QOLの改善、維持に寄与している。

医療設備

CT、MDCT、デュアルエネルギーCT、MRI、ヤグレーザー、リニアック、気管支鏡、超音波内視鏡、胸腔鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

心臓内科

分野

循環器科

特色

大学病院ではあるが、救急症例が多い。24時間体制で心血管救急患者の受け入れと緊急カテーテル検査・治療を行っており、特に夜間・休日には遠方から、あるいは他院のかかりつけ患者が搬送されてくることもしばしばある

★冠動脈疾患集中治療室は併設の高度救命救急センター内に設置されており、補助循環を要するショック・重症心不全などは救命救急医と協力し診療に当たっている。院外心停止の収容も多く、救命救急医による蘇生後に心原性心停止の診療依頼を受け、必要に応じカテーテル検査・治療や回復期に植え込み型除細動器手術を当科で行うことも増えてきた

★また心臓血管外科も24時間体制で稼働しており、急性大動脈解離や重症冠動脈疾患の救急対応を相談しつつ行っている。外来紹介症例も重症例・合併症をもつ例が多く、特に最近は慢性腎不全・血液透析の心臓病患者の紹介が目立つ。また総合周産期医療センターがあるため、心臓病の妊婦の依頼が多いことも特色の一つと言える。

症例数

★入院は年間870(55%は緊急入院。急性心筋梗塞・不安定狭心症200、急性心不全300、急性大動脈解離14など)。診断心臓カテーテル検査620、冠動脈カテーテル治療235。ペースメーカー手術80(植え込み型除細動器12、両心室ペースメーカー11を含む)

★当科の方針として、エビデンス(科学的根拠)に基づき必要な症例にのみ侵襲的検査・治療(冠動脈カテーテル検査・治療、臨床電気生理検査、デバイス植え込みなど)を行うようにしており、外科手術の適応については心臓血管外科と毎週のカンファレンスで紹介している。そのため狭心症に対する待機的冠動脈カテーテル治療は患者数全体に対し、少なめになっている

★薬物療法についてもスタンダードな治療を心がけている。冠動脈カテーテル治療では緊急症例も含め血管内超音波を積極的に使用し、病変性状の把握、適切なステントの選択と拡張の確認を行い、良好な治療結果を目指している。ST上昇型急性心筋梗塞は禁忌でない限り緊急カテーテルを行い、必要に応じ冠動脈内血栓吸引を行った後、80%の症例でステント留置を行っている。非ST上昇型心筋梗塞・不安定狭心症も入院後早期にカテーテル検査・治療を行う方針としている

★不整脈に対しては薬物療法に加え、ペースメーカー・植え込み型除細動器手術を行い、また難治性心不全に対する両心室ペースメーカー植え込みも行っている。なお現在、頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーションは行っておらず、適応例は埼玉医科大学国際医療センターなどの施設に紹介している。

医療設備

トレッドミル、ホルター心電図、T波オルタナンス、足関節上腕血圧比、心臓超音波検査、CT(冠動脈CT含む)、MRI、心臓核医学、心臓カテーテル・心血管造影、血管内超音波、大動脈内バルーンパンピング、経皮的心肺補助装置。
  • セカンドオピニオン受入 ×
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

血管外科

分野

心臓血管外科

特色

動脈瘤、静脈瘤、静脈血栓症など血管外科全般を対象にして診療をしているが、閉塞性動脈硬化症、特に糖尿病などの患者に多い下腿動脈閉塞の治療に実績がある。

症例数

入院は年間約450例。手術約330例

動脈瘤=動脈瘤とは動脈のこぶで、ほとんどがいわゆる動脈硬化性の動脈瘤。好発部位は腹部の大動脈で、お腹にドッキンドッキンと脈をふれる以外に痛みなどの症状はない。怖いのはこれがある日突然破裂することがあることで、アインシュタインや司馬遼太郎さんもこの病気で亡くなっている。残念ながら、埼玉では破裂して病院に運ばれる人の割合が高い傾向にあるようだ。動脈瘤は超音波検査やCTで割と簡単に見つかるが、もともと高齢の人の病気なので、例えば80歳を超えているから手術はやめておこうと考える人が多いのが原因ではないかと考えている。我々の施設では、80歳以上の方の腹部大動脈瘤の定時手術(予定をして入院して頂いて行う手術)で亡くなった方はいないが、破裂してからでは助からないことも多く、特に病院に着く前に手遅れとなってしまう方が多くいる。動脈瘤は大きなものほど破裂しやすいので、小さな動脈瘤では手術をせずに定期的に検査をするだけのこともあるので、心配な方は、かかりつけのお医者さんにご相談ください

急性動脈閉塞症=不整脈のある人が、急に四肢やお腹の痛みを訴えたときは、心臓の中にできた血の塊が、四肢や腸の動脈に飛んで、動脈を詰めた可能性がある。この状態は、一刻を争うのですぐ来て頂く必要がある

慢性動脈閉塞症=最近は動脈硬化症のために、徐々に動脈が詰まる閉塞性動脈硬化症が増えてきている。これは、我が国における糖尿病の増加と関係があると考えられる。最近の調査では50歳以上の方の約10%に糖尿病があると言われている。糖尿病はいろいろな臓器の合併症をもたらすが、動脈硬化症を悪くする因子であることが知られている。動脈硬化症の好発部位は足に行く動脈で、初めは歩くと臀部やふくらはぎが痛む症状が起こる。痛みは歩くのをやめるとすぐに治まるので、検査をしに来ない人もいる。しかし、病気が進むにつれ、じっとしていても足が痛んだり、場合によっては足に潰瘍を作ったりする。早いうちなら、手術をして血の流れを良くすることができることがほとんど

静脈瘤=足の静脈がごろごろと腫れてくる静脈瘤は大変多い病気。比較的良性の経過をたどることが多く、すべての人が治療を必要とするわけではないが、足が重かったり、だるさがあったり、痛んだりする場合には治療をした方が良い。場合によっては足首の周りの皮膚が溶けてくることもある。足首周りのかゆみや、茶色の色素沈着はその前触れであるため、注意が必要

静脈血栓症=足の静脈の中に血の塊ができる静脈血栓症は、以前は日本人には少ないと考えられていたが、近年大変増加してきている病気。適当な呼び名とは思わないが、マスコミでエコノミークラス症候群として取り上げられ、有名になった。急に片側の足が腫れてきて痛みを伴うときはその疾患の可能性がある。また、肺に血のかたまりが飛んだりする可能性があるので、早期の治療が必要。

医療設備

ICU、CCU、体外循環装置、補助人工心臓装置(体外設置式)、各種補助循環装置(IABP、PCPS、EECP、ECMO、両心室ペーシング)、心エコー図、経食道心エコー図、CT、MRI、心臓カテーテル検査室。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

地域の中核病院として、泌尿器科全般にわたって高いレベルの医療を目指している。手術は低侵襲性と安全性を心掛け、3D内視鏡を用いたミニマム創内視鏡下手術を認定施設として行っている。尿失禁に対する手術療法「山田法」は安全で長期成績に優れ、難治性腹圧性尿失禁に対する治療も行っている。

症例数

年間外来数新患者数約2,500人、年間入院患者数は約600人、年間手術件数(ESWL以外)は約500人、ESWL約500人

★主な疾患の年間手術件数は、腎癌に対する腎摘除術21件、腎部分切除術5件、膀胱癌に対する膀胱全摘術11件、腎盂尿管癌に対する腎尿管全摘術13件、前立腺癌に対する前立腺全摘除術41件、尿失禁手術10件、前立腺肥大症に対する経尿道的手術35件、膀胱癌に対する経尿道的手術97件である

★腎癌では、1臓器に転移があるものまでを手術適応とし、進行癌ではインターフェロンやインターロイキンや分子標的薬(ソラフェニブ、スニチニブなど)による補助療法を行っている

★膀胱癌の場合は、表在性癌では経尿道的手術や抗癌剤・BCGによる膀胱内注入療法を、浸潤癌には膀胱全摘術を行っている。膀胱全摘後の尿流変更は、尿道および膀胱でも尿道寄りに腫瘍病変がある場合は尿道も摘出するので(尿道のみなので男子性器は残る)回腸導管造設術、尿道が残せる場合は小腸を利用した膀胱再建術で自然排尿可能な手術を勧めている。膀胱癌や腎盂尿管癌の転移に対してはGC療法(ジェムシタビン・シスプラチン)を行い、副作用の緩和と治療効果の増大を目指している

★前立腺癌は年齢、PSA値、立体多カ所生検所見、MRI所見を総合的に評価して治療方針を決め、病理部および放射線腫瘍科との毎月の合同カンファレンスで討議、確認を行っている。限局癌に対しては前立腺全摘あるいは外照射を、局所進行癌に対しては前立腺全摘、IMRT、高線量組織内照射(HDR)を中心とした集学的治療を行っている。一方、悪性度が低く(Gleason sumが6以下)、小さい癌に対しては即座の根治治療を控えて注意深い経過観察を行う治療選択肢も考慮している。進行癌に対しては新規治療薬を積極的に取り入れて治療に当たっている。精巣腫瘍は精巣摘除のみで済む場合もあるが、精巣原発巣摘出後に腫瘍マーカーが正常化しないか、後腹膜リンパ節や肺などに転移がある場合は、抗癌剤による化学療法を行うことになる。病変が縮小して、腫瘍マーカーも正常化した場合は、後腹膜リンパ節や肺などの残存病変を摘出する手術が行われ、残存する癌細胞が認められればさらに化学療法を追加するので、長期間の入院治療になることが多い。病変が進んで治療が大変困難な方では、無菌室で末梢血幹細胞を用いた抗癌薬の大量療法が必要となる。手術は最小限の切開で行っている。例えば、腎摘除術では約5~7cm、前立腺全摘除術では約4~6cmの最小限の切開で安全かつ低侵襲性の手術を心掛けている。尿失禁外来では、蓄尿期と排尿期の両方で膀胱機能を測定するプレッシャーフロースタディーや、尿道の機能をみるために腹圧時に尿が漏れるときの膀胱内圧を測定する尿リーク圧測定法なども日常的に行っている。軽症の方は、逆腹式呼吸法を取り入れた骨盤底筋の訓練療法や低周波治療器による理学療法を行い、軽快しない患者さんにのみ手術療法を勧めている

★尿失禁の手術はTVTテープなどの人工材料を用いず、小さな自己の筋膜を使用する筋膜ハンモック法(山田法)によって合併症のない手術を可能にしている。尿失禁手術の治癒率は重症例も含めて約80%以上、合併症なし。尿失禁に対する手術療法「山田法」は安全で長期成績に優れ、難治性腹圧性尿失禁に対する治療も行っている

★当然のことながら、すべての疾患において治療法の選択肢を提示し、患者さんとの合意に基づいて治療方針を決めている。

医療設備

MRI、3次元CT、カラードプラ超音波診断装置、ESWL・リソクラスト等結石破砕装置、ウロダイナミクス検査装置、ホルミウムヤグレーザー、3D立体内視鏡装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

整形外科

分野

整形外科

特色

85年の当センターのオープン以来、当科は脊椎外科を中心にして発展してきたが、03年11月の酒井教授の着任に伴い、膝関節を中心としたスポーツ外傷に対する手術件数が増加している。

症例数

11年度の入院患者延べ人数は19,419人であり、全手術症例数は685件であった。このうち膝の関節鏡手術が、前十字靭帯再建術を含め、関節鏡視下手術が48件、脊椎が351件、人工関節置換術は92件であった。11年度の外来患者総数は31,444人で、うち新患者は4,978人であった。午前中の一般外来に加えて、午後には広い分野に及ぶ専門外来を行っている。また月に1回予約制で小児整形外来も開設している。

医療設備

MRI、CT、骨密度測定装置、バイオデックスなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

形成外科・美容外科

分野

形成外科

特色

形成外科全般を幅広く治療している。特に症例数の多い分野としては、顔面外傷、頬骨骨折や鼻骨骨折などの顔面骨骨折、手の外傷、眼瞼下垂症、皮膚軟部組織腫瘍、乳房再建、リンパ浮腫、熱傷・難治性潰瘍、性同一性障害の手術治療などが挙げられる。

症例数

10年のデータ:新患者数約1,750人、入院患者数約440人。入院手術年間約400~500例

★顔面骨骨折では、整復後の固定に積極的に吸収性プレートを用いたり、鼻骨骨折を原則的に全身麻酔科での整復を行うなど、患者様への侵襲や・苦痛の少ない方法で治療を行うように心がけている

★年々必要性の高まっている乳房再建ではエキスパンダーを用いた二期的再建を数多く行っており、個々の患者様に最も適した再建手術(シリコンインプラント・自家組織移植)が可能である。また瘢痕の目立たない治療を心がけており患者様の満足度も高い

★乳癌や婦人科癌などの手術後に生じることのある四肢二次性リンパ浮腫や原発性リンパ浮腫に対し、スーパーマイクロサージャリーの技術を駆使してリンパ管静脈吻合術を積極的に行っており、これまで有効な外科的治療の少なかった領域の治療が可能となっている

★近年患者数増加の見込まれる下肢の虚血性・糖尿病性潰瘍や褥瘡などの難治性潰瘍の治療も、血管外科との連携のもとに血行再建を組み合わせた治療を積極的に行っており、創傷治癒の専門的知識・技術を生かした治療を行っている

★性同一性障害の手術治療は国内でも有数の施設であり、乳腺切除・外陰形成などの性別適合手術を行っている。その他、口唇口蓋裂、多指症などをはじめとする小児の先天異常の治療も積極的に行っている。

医療設備

炭酸ガスレーザー、CUSA、硬性内視鏡、手術用顕微鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科領域の慢性炎症性疾患(真珠腫性中耳炎、慢性中耳炎、慢性副鼻腔炎、鼻アレルギー、声帯ポリープなど)の治療に重点を置いているが、突発性難聴、内耳性および中枢性めまい、顔面神経麻痺などの神経耳科疾患、頭頸部腫瘍(喉頭癌、耳下腺腫瘍、甲状腺腫瘍など)に対する治療も積極的に行っている。また、深頸部膿瘍や急性喉頭蓋炎など、緊急性の高い重症感染症を数多く扱っている点も当科の特徴である。なお、11年より人工内耳埋め込み術も施行可能となった。

症例数

症例数=11年度の入院患者総数は759人で、主な入院症例の内訳は、突発性難聴109人、顔面神経麻痺41人、真珠腫性中耳炎・慢性中耳炎52人、めまい症22人、慢性副鼻腔炎45人、慢性扁桃炎84人、扁桃周囲膿瘍56人、声帯ポリープ29人、急性喉頭蓋炎22人、喉頭腫瘍31人、耳下腺腫瘍31人などであった。この期間の手術件数は(全身麻酔下の手術のみ)432件で、主要な手術の内訳は、鼓室形成術31件、アブミ骨手術1件、内リンパ嚢開放術2件、内視鏡下副鼻腔手術62件、口蓋扁桃摘出術111件、顕微鏡下喉頭微細手術57件、耳下腺手術30件、顎下腺手術18件、甲状腺手術11件、喉頭全摘術5件であった。また、このほかに外来にて鼓膜形成術、内視鏡下副鼻腔手術、鼻骨骨折整復術、下鼻甲介レーザー焼灼術などの日帰り手術(day surgery)を年間約250件施行している

★突発性難聴をはじめとする急性感音難聴に対しては、入院加療を原則とし、副腎皮質ステロイドおよびプロスタグランジンの点滴を中心とする治療を行っている。顔面神経麻痺(Bell麻痺)では副腎皮質ステロイドの点滴、星状神経節ブロックを行い、Ramsay Hunt症候群ではこれらに加えて、抗ウイルス薬の点滴を併用している。突発性難聴、顔面神経麻痺ともに、糖尿病を合併する症例では、糖尿病の専門医と密に連携し、インスリンを使用し、血糖を十分にコントロールしながら治療を進めている。めまい症では、一般的な平衡機能検査に加えて、ENG、重心動揺計、VEMP、カロリックテストなどの検査や、MRIなどの画像診断を積極的に行っている

★難治性メニエール病に対する内リンパ嚢開放術や、良性発作性頭位めまい症に対する理学療法や手術療法も積極的に施行している。真珠腫性中耳炎、慢性中耳炎、耳小骨奇形、外傷性耳小骨連鎖離断などの中耳疾患に対する鼓室形成術は年間約60件前後施行しており、良好な術後成績を得ている

★慢性副鼻腔炎に対しては、病態と症状にあわせてマクロライド療法、抗ロイコトリエン薬、局所ステロイド薬投与などの保存的治療も行うが、鼻茸が鼻腔内に充満する鼻閉型のものに対しては、保存的治療に加えて内視鏡下副鼻腔手術を積極的に行っている。なお、比較的軽症な副鼻腔炎では内視鏡下副鼻腔手術を外来で施行している(日帰り手術)

★鼻閉型のアレルギー性鼻炎に対しては、外来でレーザー手術を行っているが(炭酸ガスレーザー使用)、痛みや出血がほとんどなく、有効率が高いため、最近手術件数が急増している

★睡眠時無呼吸症候群(閉塞型)に対しては、無呼吸低呼吸指数などを精査後、口蓋扁桃摘出術を含む口蓋形成術を行っている

★声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯に対しては、顕微鏡下喉頭微細手術を施行しており、反回神経麻痺に対しては、披裂軟骨内転術などの音声外科手術を施行している

★嚥下障害に対してもリハビリテーション科と協力して嚥下機能を評価し、リハビリテーションから手術治療まで対応している

★当科では咽喉頭や頸部の重篤な急性感染症にて緊急入院を要する症例も多く、11年度には、扁桃周囲膿瘍56人、急性喉頭蓋炎22人、深頸部膿瘍19人が入院加療となったが、全員軽快し退院となった。そのほか、喉頭癌、唾液腺腫瘍、甲状腺腫瘍に対する治療も行っている。

医療設備

CT、MRI、超音波、手術用顕微鏡、炭酸ガスレーザー、電子内視鏡、内視鏡下副鼻腔手術機器、OAE、ABR、ENG、ENoG、VEMP、音響鼻腔計測装置、リニアックなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

歯科口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

悪性・良性腫瘍、顎顔面骨折、顎変形症、唇顎口蓋裂、顎関節症、歯性感染症、唾液腺疾患など、口腔外科疾患や外傷における緊急時間外外来における治療、有病者の治療が多くを占める一般歯科、インプラント治療を行っている。また、他科との連携で包括的な医療に取り組んでいる。日本口腔外科学会専門医研修機関。

症例数

年間外来初診患者数は約3,000人、再来患者数約17,000人、入院症例約300例、外来小手術症例数約900例。入院手術症例は約270例で、悪性腫瘍11例、良性腫瘍42例、唇顎口蓋裂5例、顎変形症4例、嚢胞90例、外傷160例、炎症性疾患90例、有病者の精神鎮静法を併用した抜歯90例

★悪性腫瘍の治療に対しては、原則的に外科療法、化学療法、放射線療法の3者併用療法であるが、症例に応じて2者および、単独療法も行っている

★外傷(顎顔面骨折を含む)においては、当センター救命救急センター、関連各科と合同で包括的な対応を整えている

★口腔感染症は外来で治療可能な軽症から、重症例では緊急入院を要する症例まで対応している

★顎変形症は、年間5例の外科的矯正術を行っている

★歯科インプラントはノーベルバイオケア、エンドポアシステム、3iシステムを取り入れている。当科ではCTにて画像解析を十分行った後、インプラント埋入手術を施行している。また、当センター手術室にてリラックスできる薬を使いながら日帰りでインプラント埋入手術を行っている。上顎洞粘膜挙上術や骨の移植・粘膜の移植も行う。症例にもよるが、インプラント手術当日に仮歯が入る治療も可能。簡単な相談は随時外来受付にて行っている

★顎関節症には症例に応じてプリント療法、関節洗浄療法、関節鏡下剥離受動術を行っている

★有病者の多数歯抜歯については入院下で、笑気精神鎮静法や静脈内精神鎮静法を併用した治療も行っている

★最近では、舌痛症や口腔内不定愁訴など口腔領域における漢方診療を行い、一定の治療効果をあげている。

医療設備

MRI、CT、顎関節鏡、シンチグラム。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

当科は川越市とその周辺の人口約100万をカバーする地域の医療機関の中枢的役割を果たしている

★アトピー性皮膚炎、乾癬、じんま疹、水虫、にきび、イボ、脱毛症などの皮膚特有の疾患から膠原病、サルコイドーシス、糖尿病などといった全身疾患、内臓疾患に伴う皮膚病変まで幅広く対応している。重症のアトピー性皮膚炎、乾癬などの難治性の慢性炎症性疾患では、免疫抑制薬や生物学的製剤などを用いた治療も行っており、患者の満足度も高い

★重症薬疹や自己免疫性水疱症などの症例、蜂窩織炎などの皮膚感染症の患者は多く、治療経験は豊富である。薬疹、食物アレルギー、接触皮膚炎などのアレルギー疾患ではきめ細かい原因検索を行っている。また、皮膚良性腫瘍ならびに有棘細胞癌・基底細胞癌、悪性黒色腫などの皮膚悪性腫瘍の症例も多く、手術は随時施行しており、化学療法や放射線療法も行っている。皮膚科が扱う疾患はかなり幅広いため、多くの診療科と積極的に連携しながら、治療にあたっている。

症例数

1日の平均外来患者数約130人、入院患者数約15人であり、年間の外来生検・小手術件数は約700件、入院手術は約130件である。専門外来としてはアレルギー外来、光線外来、乾癬外来、慢性疾患外来、腫瘍外来がある。アレルギー外来では原因検索のための金属や化粧品などのパッチテスト、食物などの皮内・プリックテスト、また光線過敏テストなどを行っている。光線外来では白斑や乾癬などの患者を中心に、週に約50人を光線治療している

アトピー性皮膚炎=皮膚科学会ガイドラインに沿った標準治療を基本とするが、個々の症例に合わせ、きめ細やかな外用、生活指導を行っている。難治例では免疫抑制薬を使用しコントロール、良い成果をあげている。重症例は教育入院も随時行っている

乾癬=軽~中等症ではステロイド、ビタミンD3などの外用療法や紫外線療法を中心に、重症例ではレチノイド、免疫抑制薬、また生物学的製剤なども適宜使用し、患者のQOL(生活の質)を重視する治療を心がけている

重症薬疹=スチーブンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死融解症などの重症薬疹は入院の上、ステロイド、免疫グロブリン、血漿交換療法などを組み合わせ、症状の速やかな改善と後遺症を残さないよう心がけている。また、薬剤アレルギーの原因検索にも力を入れている

尋常性白斑=ナローバンドUVBを中心に治療

天疱瘡・類天疱瘡=入院の上、ステロイド内服治療の他、難治例では免疫グロブリンや血漿交換も併用し、副作用を軽減しながら、寛解維持させる

帯状疱疹=重症例では入院加療し、神経痛を残さないよう配慮している

蜂窩織炎・丹毒=重症例では入院加療を原則とする。糖尿病などの基礎疾患を合併している患者も多く、内科と連携しながら治療に当たっている

皮膚悪性腫瘍=有棘細胞癌、基底細胞癌、悪性黒色腫、乳房外パジェット病などの患者が多い。手術療法を基本とし、腫瘍の進行度や年齢などに応じ化学療法や放射線療法も行っている。悪性黒色腫ではセンチネルリンパ節生検も施行。

医療設備

MRI、CT、超音波、医療用紫外線装置(PUVA、ナローバンドUVB)、炭酸ガスレーザー、ダーモスコピー。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

内分泌・糖尿病内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病患者を中心に、甲状腺疾患、下垂体疾患、副腎疾患などの内分泌疾患も広く手掛けている。外来・入院患者を対象に、定期的に糖尿病教室を開催している。糖尿病のような慢性生活習慣病の場合、あわてる必要はないが着実な対応が望まれる。管理栄養士による食事療法の指導や看護師による生活指導も予約制で実施。日本糖尿病学会教育認定施設、日本内分泌学会認定教育施設。

症例数

糖尿病および甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)の診療は外来中心となる

★新患は月に100~150人で6割が糖尿病、4割が内分泌疾患。糖尿病の通院患者数は約2,000人程度で、安定した患者は近くの専門医を紹介している。インスリン治療中の患者が40%以上を占め、CSII(インスリンポンプ療法:患者さんが必要とするインスリン量に応じた細かい設定ができるため、良好な血糖コントロールが可能)も積極的に取り入れた治療を行っている

★網膜症や腎症の評価を記録しアドバイスしている。透析予防も最重要課題の一つで、危険因子である高血圧症や高脂血症対策の他、管理栄養士や看護師による指導が導入されている。合併症として、虚血性心疾患・脳卒中も予防対策に配慮している

★糖尿病教育入院:14泊15日(金曜日入退院)で定員3~4人、糖尿病療指導士とのチーム医療でクリニカルパス(入院時の治療計画)に基づいて実施している

★病診連携を推進しており、安定期には自宅付近の専門医と連携し紹介と逆紹介をスムーズに行うようにしている。

医療設備

FMD、IMT測定、CGM。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

リウマチ膠原病内科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

★当科は85年6月の当院開院時より、膠原病を中心としたリウマチ性疾患の診療、研究を行うと共に、リウマチ膠原病専門医の育成を行ってきた。全身性疾患であるリウマチ性疾患の診療においては他診療科との連携が重要であるが、当院はベッド数900床以上ある全診療科を標榜する総合病院であり、リウマチ性疾患の診療に適した病院である

★関節リウマチ(RA)の薬物治療は大きく変貌したが、当科では新薬の臨床治験に初期から積極的に取り組んできたため、最新薬物療法の経験が豊富である。現在でも新たな治験とともに、従来ある薬物療法を工夫するなど新規の治療法開発に積極的に取り組んでいる。さらにステロイド剤や免疫抑制剤の副作用、合併症などに関する臨床研究も行い、リウマチ性疾患の総合的な管理に重点をおき、最終的に患者の生命予後の改善とQOL(生活の質)の改善の両立を目指している

★難治性血管炎の厚生労働省研究班にも所属し、最新知見の取得や臨床研究の協力を行いつつ、研究成果の発表を行っている。

症例数

外来部門では平均月間外来患者数約1,800例(延べ)、平均月間初診患者数100例。病棟部門では、病床数25床、年間入院患者数197例(11年度実数)

★外来通院中の主な疾患別患者数では、RA約1,200例、全身性エリテマトーデス(SLE)約300例、強皮症約150例、多発性筋炎(PM)/ 皮膚筋炎(DM)があわせて約120例であり、その他、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、顕微鏡的多発血管炎、抗リン脂質抗体症候群、ベーチェット病、成人スティル病、リウマチ性多発筋痛症、および整形外科的疾患である変形性関節症などが多い。また高安動脈炎、Churg Strauss症候群(アレルギー性肉芽腫性血管炎)、多発血管炎性肉芽腫症(旧ウェゲナー肉芽腫症)などの血管炎や、まれな再発性多発軟骨炎の患者も通院している。その他では、不明熱や皮疹の精査で膠原病が疑われて当科を受診し、最終的に他疾患(悪性リンパ腫などの悪性腫瘍、パルボウイルス感染などの感染症、アレルギー性疾患など)と診断されるものも多い

★RAでは、メトトレキサート(MTX)を中心とした抗リウマチ療法を積極的に行っている。MTXに抵抗性の難治性RAに対しては、生物学的製剤のインフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブ、ゴリクマブ、トシリズマブ、アバタセプトの6剤を積極的に使用するようにしており、その使用経験は全国でも有数の施設である。その結果、難治性RAの寛解率が30%以上に達している。有力な新薬の治験も多数行い、最先端の治療を積極的に取り入れている

★SLEでは長期的なステロイドの副作用が問題となっており、免疫抑制剤を積極的に使用している。特に難治性のループス腎炎に対し、ミゾリビンパルス療法やシクロホスファミドとタクロリムスの併用療法の有用性を確かめる臨床試験を行っている

★PM/DMでは、合併する急性間質性肺炎の治療が膠原病の専門医にとって最大の課題である。当科ではシクロスポリン内服と間欠的シクロホスファミド点滴静注の併用など、新たな工夫をこらした免疫抑制療法を試みている

★強皮症では、肺動脈性肺高血圧症の薬物療法が進歩し、当科でも積極的にスクリーニングして早期発見、早期治療に努めている。その他肺病変、食道病変などの管理も重要であり、他の診療部門の協力を得て全身管理を行っている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

当医療センターには、全国屈指の高度救命救急センターが併設されており、外傷性疾患、血管性疾患の数が年々増加している。特にクリッピングの件数が埼玉県内でトップにランクされている。加えて、近年になり充実してきた病診連携により、近隣からの脳腫瘍の紹介が増加し、腫瘍、動脈瘤ともに豊富な施設に成長を遂げ、文字通り脳疾患全般に関してハイレベルの地域完結型病院との評価を受けている。加えて、張教授は、脊椎脊髄外科の指導医であり、症例数がこのところ急上昇している。

症例数

手術件数=11年度の手術件数は376件。その内訳は、脳動脈瘤クリッピング54(うち未破裂10例)、脳腫瘍43例、脳出血14例、脊髄、脊椎の手術(75例)。03年からリニアックによるラジオサージャリーが可能となり、NF2の1例に実施している。悪性脳腫瘍に関しては、手術による広汎摘出に放射線および化学療法を実施している

手術、治療法の選択基準=当科の基本的なコンセプトは、患者さんと一体になって病気と闘うことである。脳動脈瘤に関しては、基本的にクリッピングを選択しているが、患者の年齢、術前グレードと動脈瘤の位置により、血管内手術を選択する場合もある。良性の脳腫瘍に関する方針は全摘出であるが、神経機能を侵してまで全摘を追求はしない。現代は、ガンマナイフ、リニアック等の補充療法が確立しつつあり、患者の機能予後を考えた手術方針を立てている。これは積極的に全摘出を求めるが、場合によっては一部(MRIで認められない程度)残存は止むなしとする意味であり、決して消極的な姿勢を意味するものではない。悪性腫瘍に関しても、症状の悪化なしに切除できる場合は全摘出を目指すが、不可能な場合はガンマナイフ、リニアック等の補充療法を手術とともに選択する

成績=脳腫瘍に関しては、手術による死亡率(mortality)=0、合併症率(morbidity rate)は5%以下であり、上記の手術方針に則した良好なる結果と考えている。当施設における特色は、頭蓋底手術にあり、手術の際に問題となる脳神経障害を手術中のモニタリングにより最小限に食い止めている。この結果、頭蓋底、頭頸移行部の髄膜腫、脊索腫、聴神経腫瘍、グロームス腫瘍等々の豊富な症例で良好な成績をあげている。脳動脈瘤に関しては、未破裂と破裂とで手術への方針が異なる。未破裂では、患者さんの希望と現在の手術適応の標準的な事項を考慮して行う。未破裂例は術前の状況が良好であり、極めて慎重に行う必要を認めている。このような方針のためか現在のところ、全例良好。一方、破裂症例は、高度救命救急センター経由で入るために手術前の状態の悪い例を含んでおり、手術を含めて手術後の管理に精力を傾けている。そのために、術前の状況の良好でない例が多い割には、Hunt and Kosnik グレードI~II、III、IVの1カ月後の治療成績良好例の割合はそれぞれ87%、74%、47%と一般的な数字を凌いでいる。最近は、脳虚血症例の徹底的な精査により、再発予防という観点から、CEA、EC-ICバイパスを施行しており、全例に良好な成績を収めている。同時に日本人特有なモヤモヤ病の患者にも積極的に血行再建を実施している。手術全般の合併症率は5%以下であり、ハイリスクを抱える高齢者を含む地域完結型救急医療施設としては自負できる数字である

★画期的な治療法と言う訳ではないが、この先の5カ年計画を打ち立てており、あらゆる頭蓋底腫瘍への挑戦、TIA、RINDの早期発見と脳梗塞防止への挑戦、くも膜下出血の克服および三叉神経痛や片側顔面けいれんに対する微小脳血管減圧術の良好な結果をテーマとしている。

医療設備

CT3台(256列を含む)、MRI(1.5・3テスラ)3台、SPECT、リニアック、脳血管撮影装備2部屋、手術顕微鏡複数台、各種神経機能モニター装置、ニューロナビゲーター。
  • セカンドオピニオン受入 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

放射線科(画像診断・核医学科・放射線腫瘍科)

分野

放射線科

特色

日本医学放射線学会専門医10人、日本医学放射線学会放射線治療専門医4人、日本放射線腫瘍学会認定医4人、核医学会専門医4人を擁する。放射線治療部門は日本放射線腫瘍学会の認定施設に指定されている

★マイクロマルチリーフを用いた高精度放射線治療が可能で、脳腫瘍(小病変、小数個)や動静脈奇形に対し定位的放射線照射、ならびに体幹部(肺など)に対する3次元照射、定位照射が可能なシステムである。さらに前立腺癌に対する強度変調放射線治療(IMRT)を行っている

★子宮頸癌、膣癌ならびに前立腺癌に対する小線源治療も実施している。骨転移や脳転移などの緩和的放射線治療も近隣病院との連携をはかり取り組んでいる。画像診断、核医学検査は全領域を網羅しており、他院からの依頼の場合、検査内容を放射線科医が説明し読影レポートを紹介医へ郵送している。血管造影検査は脳、心臓以外は当科が担当し、TAEならびに緊急検査やIVRにも対応している。

症例数

11年度の放射線治療新患者数は712人であり、原発巣別内訳は、肺癌86例、食道癌37例、婦人科腫瘍43例、前立腺癌70例、乳癌135例等である。定位放射線照射等の高精度放射線治療の実施件数が増加している。骨髄移植に伴う全身照射も年間数件施行している。埼玉県は人口に比べて治療施設が少なく、当施設はがん診療連携拠点病院ならびに、学会認定施設として地域の中心的放射線医療施設として機能している

★画像診断件数は一般撮影97,273件、CT検査29,627件、MRI検査9,236件、血管造影・IVR4,320件、核医学検査2,954件

★放射線治療関連機器はリニアック、治療計画CT、治療計画装置が完全オンライン化されており、機能的なシステムとなっている。脳腫瘍、頭頸部癌、胸腹部(乳癌、肺、食道、膵、直腸癌)、泌尿器(前立腺、膀胱)、婦人科(子宮)、血液腫瘍等、幅広い領域の治療を行い、他科と緊密な連携を図り集学的治療(化学放射線療法など)を施行している。脳腫瘍ならびに子宮頸癌ではJCOG(Japan Clinical Oncology Group)の臨床試験に参加している。またJROSG参加施設となっている

★治療成績は早期喉頭癌が5年生存率96%、乳房温存療法は5年生存率98%である

★当センターは定位放射線照射システムを有し、着脱式固定具(非侵襲的)を用いて転移性脳腫瘍(3cm以下、3個以内)、良性脳腫瘍(聴神経腫瘍、髄膜腫)、手術困難な脳動静脈奇形に定位放射線照射を施行し、良好な局所制御率を得ている。転移性脳腫瘍の場合、全脳照射後の再発例に対しても治療が可能である場合が多い。また肺癌(孤立性、小病巣)ならびに転移性肺腫瘍(3個以内)に対しても定位照射を開始しており、良好な局所効果を得ている

★前立腺癌は泌尿器科と共同してリスク分類に合った治療選択を行い、3次元照射、IMRT、小線源治療(HDR)を行っている。呼吸苦を伴う進行肺癌には、呼吸器外科と共同でレーザー治療併用放射線治療を行っている。骨髄移植に伴う全身照射も行っている

★骨転移や多発性脳転移、再発腫瘍に対する症状緩和目的の治療を積極的に行っている。

医療設備

高精度放射線治療機(リニアック)2台、定位放射線照射システム(マイクロマルチリーフ装着:脳・体幹部)、強度変調放射線治療(IMRT)、高線量率腔内照射装置、全身照射システム、治療計画CT 1台、CT 5台(ヘリカルCT)、MRI 3台、ガンマカメラ(SPECT)3台、血管撮影装置(DSA)、一般撮影(CR)、X線透視装置、骨塩定量、超音波装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 埼玉県」(ライフ企画 2012年11月)

高度救命救急センター

分野

救急医療

特色

99年、厚生労働省並びに埼玉県から全国9番目の高度救命救急センターに指定され、07年には全国12番目のドクターヘリ基地病院となった。運営の理念は「突発不測の傷病者が、いつでも、どこでも、適切な救急医療を受けられる“地域として完結した救急医療体制”を目指す」である。地域医師会(川越医師会、東入間医師会)が中心となって、早くから病診(病病)連携に取り組んでおり、地域一丸となった救急医療体制の整備・充実が図られている。また、川越消防本部や入間東部消防本部など西部第二地域メディカルコントロール協議会に属する6消防本部で、定期的な事後症例検討会やシミュレーション訓練、救急活動に関する検証会議が開催されており、プレホスピタルケア(病院前救護)の向上に努めている。15年には外傷センター、SCU、CCU、PICUなど国内最先端の機能を持つ救急に特化した新病棟が完成する予定である。

症例数

★当センターは2フロアからなり、1階には12床のICU・CCUと8床のHCU(high care unit)、5階には38床のHCUと12床の後方病床、計70床を有し、医師、看護師の他、放射線科、検査科、薬剤部、ME部技師等、各コメディカル部門も含めて、365日24時間体制で勤務し、生命に危機の迫った3次救急患者に迅速に対応できるように整備されている。年間25,000例余りの1次・2次救急患者の他、埼玉県全域から千数百例の重症救急患者が救命センターのICUに入室している

★11年の入院患者数は1,262例であり、症例の内訳(カッコ内は死亡率)は、多発外傷204例(11.3%)、頭部外傷140例(11.4%)、脊椎・脊髄損傷16例(0%)、胸腹部外傷73例(8.2%)、四肢骨盤外傷92例(1.0%)、脳血管障害83例(12.0%)、心大血管(虚血性心疾患、急性大動脈解離など)277例(7.0%)、中毒71例(1.4%)、熱傷23例(26.0%)、来院時心肺停止190例(90.0%)などである。手術件数は年間507例に及ぶ

★重症外傷に対しては、CT、超音波検査などの各種画像検査をはじめ、放射線科専門医による経皮的動脈塞栓術による迅速な止血、手術療法で成果を挙げ、特に脳(脊髄、神経)保護を視野に入れた集中治療を行っている。口腔外科、眼科、耳鼻科領域の合併損傷に対しても、24時間体制で専門的治療がなされている。虚血性心疾患(急性心筋梗塞など)に対しては、循環器専門医による経皮的冠動脈形成術をはじめ、各種補助循環装置を用いた集中治療を行っている。脳血管障害に対しても脳神経外科専門医によるくも膜下出血に対する手術療法(クリッピング術)をはじめ、脳梗塞に対しても超急性期にrt-PA投与が行われている。重症熱傷に対しても、スキンバンク(皮膚銀行)で移植用の皮膚の保存・提供ができる体制が整備され、救命率は著しく向上している

★急性中毒に対しては、最新鋭の分析装置を有する劇毒物分析室が作られており、原因不明の中毒物質の解析も精力的に行われている。治療上も各種血液浄化法が整備され、いかなる中毒にも迅速に対応できる体制が作られている。高度救命救急センターのもう一つの機能である四肢切断の治療については、再接着など高度な医療技術が必要とされ、形成外科・整形外科専門医を中心に診療体制が作られて成果を挙げている

★秩父など、遠隔地からの患者搬送にも積極的に対応し、埼玉県防災航空隊並びに各消防機関との連携のもと、医師が同乗するヘリコプター搬送(防災ヘリのドクターヘリ的運用)を実施してきた。07年には厚生労働省のドクターヘリの運航を開始し、当センターは基地病院として機能している。現在は埼玉県中からヘリ要請があり、特に多発外傷患者の治療に効果があがっている

★当院は国と県から災害拠点病院に指定されており、関東大震災級の災害時にも後方病院として機能できるよう各種体制が整備されている。また、災害時被災地に医療救助チーム(埼玉DMAT:Disaster Medical Assistance Team)を派遣する体制が作られ、11年の東日本大震災には発災当日にDMATを、翌日にはドクターヘリを派遣した。それに引き続き医療チーム(医師、看護師、薬剤師、ME技師、理学療法士、事務員などで構成)を気仙沼市へ派遣し避難所で活動を行った。

医療設備

患者監視装置、心肺補助装置(PCPS)、大動脈内バルーンパンピング(IABP)、人工呼吸器、各種血液浄化装置、各種誘発電位測定装置、ヘリカルCT、MRI、血管造影室(DSA、シネアンギオ)、薬物・毒物分析装置など救急医療に必要な医療機器は完備。
  • セカンドオピニオン受入 /
  • 初診予約 /
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○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

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