日本海総合病院(山形県酒田市)が名医に推薦されている分野
住所 | 〒998-8501 山形県酒田市あきほ町30地図を見る |
---|---|
電話番号 | 0234-26-2001 |
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
日本海総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
消化器科
分野 |
消化器・一般内科 |
---|---|
特色 |
08年4月に山形県立日本海病院と酒田市立酒田病院が統合され、2つの病院はそれぞれ「日本海総合病院」と「日本海総合病院酒田医療センター」として一体的に運営されるようになり、庄内地域と秋田県の県南地域を合わせた広い診療圏の中核的な医療機関と位置づけられている。当科は消化器疾患の急性期、慢性期医療を滞りなく遂行するため、特に地域の診療所との病診連携あるいは教育研究機関である山形大学医学部との連携を重視して診療に当たっている。消化管疾患に対する診断・治療が数多く行われている他に、C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療、肝がんに対する経皮的治療、膵胆道疾患に対する内視鏡的治療については県内でも豊富な診療実績を誇っている。学会施設認定は日本内科学会教育病院、日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設に指定されている。10年10月に「日本海総合病院」の新病棟に移設。 |
症例数 |
病床数120床、09年度の入院患者数は年間約3,500人、内視鏡検査件数は上部内視鏡検査約6,400件、下部内視鏡検査4,200件、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)700件、超音波内視鏡検査(細径プローブを含む)約600件であった ★消化管疾患=食道静脈瘤に対しては、CTや超音波内視鏡検査にて血行動態を評価した上で、硬化療法や静脈瘤結紮術が行われている。出血性胃潰瘍・十二指腸潰瘍に対する、エタノールやHSE(高張ナトリウムエピネフリン液)の局注法、クリップ法、アルゴンプラズマ凝固法による内視鏡的止血術は、年間約130例施行されている。潰瘍の発生にはヘリコバクター・ピロリ菌が関連しており、その除菌治療も行っている。また、近年増加傾向にある大腸ポリープについては、年間約720件の粘膜切除術(EMR)が施行されている ★食道がん・胃がん・大腸がん=個々の症例について外科、治療内視鏡科とディスカッションして治療方針を決定している。早期がんに対しては治療内視鏡科(本間清明科長)にて内視鏡的切除術が積極的に行われており、特に粘膜切開剥離術(ESD)は年間約270件(上部220件、下部50件)施行されている。切除不能な進行がんに対しては、ガイドラインに準じた化学療法が行われている ★嚥下障害=脳梗塞などの基礎疾患が原因となっておこる嚥下障害が増加しており、病院内外からの要望に応じて、年間約120件の内視鏡的胃瘻造設術(PEG)が施行されている ★肝疾患=肝がんなどの悪性腫瘍に対しては、ラジオ波焼灼療法(RFA)が年間約60件、エタノール局注療法(PEIT)が約10件施行されているが、CT画像を読み込んで実際の画像と重ねることのできるReal-time Virtual Sonography(RVS)機能を備えた最新の超音波診断装置を用いて、的確な治療が行える体制をとっている。また、肺に近い病変など超音波で描出することが困難な症例に対しては、人工胸水を作成したうえで施行して成果をあげている。C型慢性肝炎に対しては、積極的にインターフェロン治療を行っているが、脾機能亢進のため血小板数が少ない症例では、部分的脾動脈塞栓術を施行して、血小板を回復させてから治療を行う場合もある ★膵胆道疾患=胆管結石、胆道がん・膵がんによる閉塞性黄疸・胆管炎に対しては、内視鏡的治療を第一選択、経皮的治療を第二選択としており、年間約150件の内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)が施行されている。胆管結石に対しては延べ約160回の砕石術が行われ、多くの症例で内視鏡治療が可能である。胆道がん・膵がんについては、主に内視鏡的胆管ドレナージ術によって減黄を図りながら、MDCTや超音波内視鏡検査などの各種画像診断で進展度を評価して、手術適応を決定している。切除不能な症例に対しては、内瘻術や化学療法を行っており、年間約40例に対して内視鏡的メタリックステント留置術が施行されている。慢性膵炎の増悪や膵仮性嚢胞に対しては、内視鏡的膵管ドレナージ術や膵管ステント留置術が行われている。 |
医療設備 |
内視鏡システム、内視鏡画像ファイリングシステム、各種電子内視鏡、超音波内視鏡、ラジオ波治療システム、超音波診断装置、CT、MRIなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
治療内視鏡科(内視鏡内科)
分野 |
消化器・一般内科 |
---|---|
特色 |
当地域は消化管がんの多発地域にあり、侵襲が小さく、しかも大きな効果の得られる内視鏡治療を専門的に取り扱う部門として設置された。病状を正確に診断し、外科・消化器科・放射線科・病理科と連携を図りながら、可能な限り内視鏡治療の方向性を探ることを診療方針としている。また、安定した治療普及を目指し、各メーカーと共同で内視鏡関連の機器開発も行っている。10年秋からは、新病棟設置に伴い治療内視鏡室も新たになり、さらに専門性の高い治療を目指していく。 |
症例数 |
消化管腫瘍性病変を発見されて紹介受診する患者さんに対し、十分な検索と術前診断の上、診断結果と治療方法についてお話しする時間を極力多く設けて治療方針を決定している。術者を含めたスタッフはほとんどが酒田市出身者で、当院周辺で診療されている先生方と協力しながら、地方の病院でも最高の内視鏡治療を地元の方々に提供していきたいという気構えで診療にあたっている。学会では内視鏡治療の施行件数とともに偶発症の少なさ、新たな内視鏡機器をも報告し、安全で確実な内視鏡治療が普及できるよう努力している。これまで内視鏡治療に用いる10数種の新たな関連機器を開発してメーカーより発売され、全国の施設から好評をいただいている。食道・胃・十二指腸がんに対しては、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を基本的に5日間の入院期間で、大腸ポリープ・がんに対しては内視鏡的粘膜切除術(EMR)・ESDを病状に応じて日帰りや2~5日間の入院期間を設けて行っている ★09年における食道・胃・十二指腸ESDは215件、大腸EMRは207件、大腸ESDは52件であった。 |
医療設備 |
各種内視鏡・治療処置具ほか。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
泌尿器科
分野 |
泌尿器科 |
---|---|
特色 |
08年4月に山形県立日本海病院と酒田市立酒田病院が経営統合して地方独立行政法人山形県・酒田市病院機構日本海総合病院として新たに開院した。泌尿器科医師は両病院の医師がそのまま移行し、5人で業務を分担し、山形県庄内地方の急性期病院の役割を担っている。 |
症例数 |
手術件数(前立腺生検を含む、体外衝撃波破砕術を除く)は、08年502件、09年553件。主な手術の内訳(2年間)は以下の通り。腎がん(根治的腎摘除術22例、腎部分切除術7例)、腎盂尿管がん(腎尿管摘除術16例)、膀胱がん(経尿道的膀胱腫瘍切除術131例、膀胱全摘除術18例)、前立腺がん(前立腺全摘除術44例)、上部尿路結石(経皮的腎砕石術PNL 19例、経尿道的尿管砕石術TUL 56例)、前立腺肥大症(経尿道的前立腺切除術TUR-P 42例、経尿道的前立腺核出術HoLEP 19例) ★前立腺内にがんがとどまった前立腺がんに対しては、年齢や本人の希望により手術、放射線治療、ホルモン治療を相談の上に決めている。前立腺がんのうち前立腺内にがんがとどまるものは全体の5年、10年がん特異生存率(前立腺がんが原因で死なない確率)はともに96.9%であった ★膀胱がんは、腫瘍が粘膜だけにとどまる場合は5年での非再発率は94.5%、粘膜を越えるものでは5年での非再発率は45.4%であった。膀胱の筋肉まで進展した膀胱がんは、基本的には膀胱を摘除して尿の通り道を作り直すが、最近では可能な方には代用膀胱を腸で作っている。筋層外に進行していないがんの5年がん特異生存率(膀胱がんが原因で死なない確率)は約90% ★当院では、泌尿器科も腎臓内科とともに人工透析を担当している。血液透析に必要な血管の手術(内シャント手術)や腹膜透析に必要な手術は泌尿器科で行っている。人工血管を使用する手術は血管外科が行う。08年、09年の合計手術件数は内シャント手術89例、腹膜透析関係26例であった。 |
医療設備 |
ESWL(体外衝撃波結石破砕装置)、ホルミウムレーザー、リソクラストなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ×
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
整形外科
分野 |
整形外科 |
---|---|
特色 |
47年設立の酒田市立酒田病院と94年設立の山形県立日本海病院が統合合併し、08年4月に地方独立行政法人の日本海総合病院となった。整形外科は総合病院(旧山形県立日本海病院:酒田市あきほ町300234-26-2001)の増築・改修工事が完了する10年10月末までは酒田医療センター(旧酒田市立酒田病院)で診療を行い、その後は総合病院へ現体制のまま移行する。日本海総合病院は山形県庄内地区の基幹病院として専門性の高い医療提供を行っている。近々屋上ヘリポート付きの救命救急センターを備える予定。整形外科は紹介患者および手術や入院治療を必要とする患者の診療に重点を置いており、軽症例や外来での対症療法が主体の患者は市内の開業医へ積極的に紹介し、外来の混雑緩和を図っている。日本整形外科学会をはじめとする各領域の全国学会や東北地方における学会には毎回複数の演題を提出し、診断や治療成績の報告を積極的に行っている。 |
症例数 |
年間の手術件数は1,250~1,300件で、内訳は脊椎約250(頸椎60、腰椎160)、肩30、股関節70(大半が人工関節)、膝関節140(人工関節70、ACL再建20)、大腿骨近位部骨折200、その他の四肢外傷300件である ★脊椎=腰部脊柱管狭窄症には棘突起縦割式椎弓切除を主に行い、後方の組織を温存しつつ、十分な除圧を1椎間あたり約20分と短時間で行っている。頸部脊髄症にはアンカーを用いた平林式拡大術を採用し、椎弓の落ち込みの防止と手術の迅速さを達成し、4椎弓拡大において平均50分台で終了している。上記の腰椎、頸椎除圧術ではクリニカルパスを導入し、術後9日での退院を基本としている。腰椎椎間板ヘルニアは多くは内視鏡下(MED)に行い、術後疼痛の低減とさらなる入院期間の短縮を図っている。頸椎、腰椎に同時に病変が認められる患者では、一期的に同時に手術を行う方針を採っている。80歳代の高齢者の脊椎手術も積極的に行っている ★肩関節=腱板断裂、反復性脱臼の修復・再建術を行っている。大半は内視鏡下に行っていて、術後疼痛の軽減を図っている ★膝関節=人工関節は全置換が主体であるが、一部の例では内側置換も行っている。ACL再建では屈筋腱による2ルート再建を主に行っている ★股関節=人工股関節全置換を主体に行っている ★スポーツ整形=テニス、野球、サッカー等における障害、特に野球肘の診療を重点的に行っている ★大腿骨近位部骨折=休日であっても受傷当日か翌日の手術を原則とし、早期離床を目指している。術後2週以降の入院が必要な時は、地域連携パスで後方支援病院に転院をお願いしている ★胸郭出口症候群=肩甲部痛、上肢のしびれ等を来たす疾患であるが、当科では腕神経叢造影・ブロックを中心に頸椎疾患との鑑別を行い、重度の例には第1肋骨切除を中心とした手術治療を行っている ★梨状筋症候群=坐骨神経痛を来たす疾患であるが、画像診断が困難で、正しく診断されていない可能性が高い。当科では主に坐骨神経ブロックを用いて診断し、今までに70例以上の手術を行っている ★大腿外側皮神経障害=大腿外側部の痛み・しびれを来たす疾患であるが、一般整形外科での認知度が低く、やはり正しく診断されていない可能性が高い。当科では200例以上の診療経験を有し、難治例には手術治療(神経剥離術)も積極的に行っている。 |
医療設備 |
MRI、64チャンネルCT、シンチグラム、放射線治療、骨密度測定装置、ハイビジョン関節鏡、脊椎内視鏡、オールカーボン手術台、エコー、神経電気生理学的検査など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
形成外科
分野 |
形成外科 |
---|---|
特色 |
顔面、手などの外傷の治療や皮膚悪性腫瘍、熱傷、ケロイド、眼瞼の形成外科などを中心に、形成外科疾患全般を診療している。山形大学附属病院関連施設として、関連各科(特に整形外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、口腔外科など)との密な連携のもとに幅広く治療を行っている。 |
症例数 |
年間の全手術件数は入院手術222例、外来手術288例。治療法について患者さんに十分説明をするインフォームド・コンセントを重視した納得の医療を目指している ★四肢の外傷(98例)=切断指再接着をはじめ、神経や腱損傷など手の損傷治療が大多数である ★悪性腫瘍およびそれに関連する再建(50例)=遊離皮弁を用いた頭頸部再建(10例)では、耳鼻咽喉科と協力して治療している。リンパ節転移を来しやすい悪性黒色腫、有棘細胞がんではセンチネルリンパ節を同定しリンパ節郭清を行うか否かの指標にしている。腫瘍の切除はもちろん、高度な技術を駆使し、できるだけ整容面に配慮した再建に努めている ★眼瞼の形成外科(23例)では、眼瞼下垂、睫毛内反を中心に手術用顕微鏡を用いた正確な手術を行っている ★陥入爪では、切らないワイヤー刺入法から根治手術まで、本人の希望に配慮した各種の治療を広く行っている ★褥創、難治性潰瘍(45例)=褥創ではWOCナースとともに褥創対策チームを作り、手術だけではなく発生予防にも力を入れている ★メラニンをターゲットとする病変(太田母斑など)には、レーザー治療を行っている。しかし血管腫に対するレーザーはないので、今のところ他院に紹介している。 |
医療設備 |
Qスイッチルビーレーザー、ウルトラパルス炭酸ガスレーザー、手術用顕微鏡など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
小児科
分野 |
小児医療 |
---|---|
特色 |
北庄内地区の中核病院として、新生児から思春期完了までの小児のほとんどすべての病気を診療している。診療対象が小児であることから、特に安全面に十分な配慮を払い、安心した医療を受けていただけるよう心がけている。予防接種についても、慢性疾患(基礎疾患)を有する方を中心にすべてのワクチンについて施行している(Hibワクチン、新肺炎球菌ワクチン、子宮頸がん予防ワクチンなども含む)。臨床遺伝専門医が常勤しており、遺伝カウンセリングについても対応している(完全予約制)。 |
症例数 |
入院患者数は年間900人程度。外来患者数は1日平均約50人程度。夜間も午後10時までの地域連携小児夜間急病診療を行っている。開業医参加者数6人(月12回)。慢性疾患としては、低身長に対する成長ホルモン治療を代表とした内分泌・代謝疾患、循環器疾患、気管支喘息・アレルギー、腎臓病などを中心に加療している。また、小児神経筋疾患・てんかんについては月1回、山形大学医学部小児科より加藤光広講師を招聘し、診療をお願いしている。10年11月には救命救急センターも新設される予定であり、さらに救急診療も充実することが期待されている。 |
医療設備 |
MRI、CT、3DCT、核医学検査、超音波検査、脳波、ABR(聴性脳幹反応検査)、新生児専用人工呼吸器などを備えている。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
耳鼻咽喉科
分野 |
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 |
---|---|
特色 |
耳鼻咽喉科、頭頸部外科領域全般の診療を行っているが、頭頸部がんについては、形成外科、外科、放射線科医の協力の下、集学的な治療を行っている。 |
症例数 |
年間の手術件数は約320例(外来での手術は除く) ★頭頸部腫瘍=形成外科、外科と共同で遊離組織移植を積極的に導入し、拡大切除後の機能保持に努めている。09年度の再建手術は10例(舌・口腔底7例、下咽頭3例)。手術療法以外にも放射線科医の協力の下、血管造影下で超選択的動注化学療法、化学放射線療法を行っている。鼻副鼻腔がんについては、超選択的動注化学療法と放射線照射併用後、手術を基本としている(5例)。他施設への紹介、他施設からの受け入れも積極的で、治療のオプションは豊富である。喉頭がんの全摘後の音声再建には、ボイスプロテーゼ(Provox2)を積極的に用いており、09年度は4例に施行。75~80%の音声獲得率である ★中耳・神経耳科=09年度の耳科手術は、鼓膜形成術5例、鼓室形成術10例。突発性難聴に対しては、ステロイドとプロスタグランジンE1の点滴、顔面神経麻痺に対してもステロイドの点滴を行っている。突発性難聴の点滴後の難治例、重篤な合併症を伴う症例に対してのステロイド、メニエール病周辺疾患のコントロール不良例へのゲンタマイシンの鼓室内注入法も対応可能。耳鳴に対するTRT療法導入時、TCIの貸出しもしている ★鼻副鼻腔=09年度の内視鏡下副鼻腔手術は37例、他に鼻中隔彎曲症や肥厚性鼻炎に対する鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術、後鼻神経切除術を行っている ★睡眠時呼吸障害=検査は、自宅で行う簡易睡眠モニターと入院によるポリソムノグラフィーを行っており、原因に応じて手術、減量指導、nCPAPの管理指導や、口腔外科でのスプリント治療としている。 |
医療設備 |
炭酸ガスレーザー、電子スコープ(NBI対応)、聴力検査(純音、語音、音場検査等)、赤外線CCDカメラ、重心動揺計、ABR、ASSR、鼻腔通気度計。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
歯科口腔外科
分野 |
歯科口腔外科 |
---|---|
特色 |
顎口腔領域全般の疾患に対して診断と治療を行っている。口腔外科的疾患の治療が主体であるが、様々な基礎疾患を有する有病者や高齢者の抜歯や歯周病治療も積極的に実施している。唇顎口蓋裂や顎変形症等に関しては、山形大学医学部歯科口腔・形成外科学講座と、口腔がん治療は当院耳鼻咽喉科や形成外科と協力体制をとっている。医療連携を推進しており、他施設から紹介状を持参される場合も多いが、急性症状の際は紹介状なしで受け付けており、休日時間外は救急当番歯科医が24時間オンコール体制で対応している。 |
症例数 |
09年の初診症例数は1,294人で、疾患別では埋伏歯113人、有病者112人、顎関節疾患90人、炎症44人などであった。紹介状のない患者も受け付けているが、院外からの紹介は歯科診療所371人、医科診療所56人等の441人で院外紹介率は34.1%、院内紹介は228人であった。09年の入院症例は39人で、中央手術は全身麻酔17件、局所麻酔16件で顎骨腫瘍摘出術、顎骨嚢胞摘出術、埋伏歯抜去、障害者の全身麻酔歯科治療等であり、埋伏智歯抜去等の外来手術は250件、抗血栓療法を継続したままでの外来抜歯等の処置は114人163回を実施し、全例経過良好であった。また抗血栓療法中の患者、ビスホスホネート(破骨細胞の活動を阻害し、骨の吸収を防ぐ医薬品)投与患者、血液疾患患者およびがん患者の周術期等における口腔ケアを積極的に実施しており、院内他科からの口腔ケアの紹介患者が増加している。09年の時間外・休日に受診した救急患者は108人。内訳は炎症33人、疼痛28人、外傷22人、口腔出血18人等で、即日入院加療を必要とした患者は9人であった。 |
医療設備 |
64列マルチスライスCT、MRI、リニアック、ヤグレーザー、マンモグラフィなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
神経内科
分野 |
神経内科 |
---|---|
特色 |
山形県庄内地方で唯一複数の神経内科常勤医がいる病院。全病床数は525床(神経内科38床)で、救急告示病院、災害拠点病院、臨床研修病院である。日本神経学会教育関連施設、日本脳卒中学会専門医認定制度教育関連施設でもある。 |
症例数 |
09年度の入院患者数は569人、うち7割が急性期脳梗塞。10年3月まで当科のみで血栓溶解療法(t-PA)57人に施行。平均在院日数は20日で約7割は自宅退院、回復期リハビリ病院との連携もスムーズである。リハビリのスタッフも充実し、摂食・嚥下訓練も積極的に行っている ★外来患者は1日約60人。外来では頭痛、めまい、しびれなどの診断、治療が多い。頭部CTは即日施行可能 ★パーキンソン病約170人、脊髄小脳変性症約30人、多発性硬化症約25人、重症筋無力症約15人、筋萎縮性側索硬化症約10人など、難病患者も通院中である。パーキンソン病患者は、県内で最多で最新治療も取り入れている。アルツハイマー病など認知症の診断、治療も行っている ★ボツリヌス毒素による眼瞼けいれん、片側顔面けいれんなどの治療には3医師とも精通している ★診断がつきにくいケース、遺伝子診断などは山形大学第3内科などとも連携して診断精度を向上させている ★神経疾患は長期通院を要することが多く、様々な合併症や精神的不安を抱えることも多くなるが、当科でできる限りの対処をし、必要に応じて他科に紹介している。 |
医療設備 |
MRI、CT、脳血流シンチグラフィー、頸動脈エコー、心エコー、脳波、針筋電図、神経伝導速度検査など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
外科(乳腺外科)
分野 |
乳腺・内分泌外科 |
---|---|
特色 |
山形県庄内地区で唯一の乳腺外科であり、この地区一円における乳がん患者の診療に当たっている。スタッフは、酒田地区の乳がん検診にも携わっており、検診から精密検査、手術、薬物療法、緩和医療にまで広く深く携わっている。 |
症例数 |
初発乳がんの取り扱い数は年間約100例。診断は、穿刺吸引細胞診・針生検・マンモトーム生検を駆使して行っている。また、地域の開業医・病院からの紹介も多く、病診連携・病病連携にも積極的に取り組んでいる。画像診断では、マンモグラフィは「精度管理中央委員会」の施設認定でA判定を取得しており、技術講習でA判定を取得した女性放射線技師が撮影し、読影講習でA判定を持つ乳腺外科医および放射線科医が読影している。世界最先端のヘリカルCT・MRI・骨シンチ・SPECT-CT・フルデジタル超音波装置等を駆使し、乳がんの広がり診断を行っており、乳房温存率は75~80%である。また、腋窩リンパ節ステージングにおいては、いち早くセンチネルリンパ節生検を導入し、現在多くの症例で腋窩郭清を省略している。術前化学療法にも積極的に取り組んでおり、FEC100→タキサン系などの標準治療を取り入れている。補助薬物療法の適応・実施に関しては、各種のガイドライン(日本乳癌学会、ザンクトガレンおよびNCCN)に準じて行っている。外来に専用の化学療法治療室を有しており、治療を受ける患者さんの安全性への配慮と環境整備に努めている。放射線治療に関しては、最先端の放射線照射装置を有し、放射線治療専門医がその治療計画を立てている。 |
医療設備 |
MMG(マンモグラフィ)、US、CT、MRI、リニアック、マンモトーム(ステレオガイド下、USガイド下)、ガンマプローブ(センチネルリンパ節生検用)、シンチグラフィー、SPECT-CT。PETは他施設に依頼。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています
治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など
インフォメーション
日本海総合病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています
日本海総合病院の近くにある病院
おすすめの記事
- 医療機関の情報について
-
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
- 名医の推薦分野について
- 名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。
医師全科が充実した山形県の日本海側で最大の病院
回答者:50代 男性 勤務先:病院(200床未満)
2014年02月15日投稿
循環器科、呼吸器科、消化器外科をはじめとする全科が充実しています。 山形県の日本海側で最大の病院です。 休日には救急車をひっきりなしに受け入れています。 ...続きをみる