東邦大学医療センター佐倉病院(千葉県佐倉市)が名医に推薦されている分野
住所 | 〒285-0841 千葉県佐倉市下志津564-1地図を見る |
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電話番号 | 043-462-8811 |
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
東邦大学医療センター佐倉病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
泌尿器科
分野 |
泌尿器科 |
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特色 |
悪性腫瘍(腎癌・腎盂尿管癌・膀胱癌・前立腺癌・精巣癌)、尿路結石症、排尿障害(前立腺肥大症・過活動膀胱・尿失禁)を中心に、泌尿器科全般の診療に対応している。東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科では10年に泌尿器腹腔鏡センターも併設し、人員増加と診療実績の大幅な拡大を果たした。泌尿器科専用のハイビジョン腹腔鏡手術システムを導入し、副腎・腎・尿管などの腫瘍に対して、千葉県内有数の腹腔鏡センターとしての診療機能も合わせ持っている。 |
症例数 |
悪性腫瘍に関しては、根治的前立腺全摘除術40件、腎尿管悪性腫瘍手術30件(うち腹腔鏡手術20件)、膀胱全摘除術12件、経尿道的膀胱腫瘍切除術110件、前立腺生検250件。良性疾患に関しては、腹腔鏡下副腎摘除術5件、経尿道的前立腺切除術35件、体外衝撃波120件、経尿管的結石破砕術60件、そのほかの経尿道的内視鏡手術30件、精巣内手術15件。以上、平均手術件数は、年間約700件。平均1日外来患者数100人、平均1日入院患者数27人 ★腎癌に関しては、(腹腔鏡手術を中心に)根治的腎摘除術・腎部分切除術を行っている。また、分子標的薬の薬物療法を含めた集学的治療を行っている ★膀胱癌に関しては、最新式の内視鏡システムで経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行している。また進行癌に対する抗癌剤療法や膀胱全摘除術+尿路変更(回腸利用代用膀胱・回腸導管など)も施行している。外来での定期観察には、フレキシブルな電子スコープを使用し、疼痛が少ない ★前立腺癌は、近年増加傾向を認めるが、早期発見・早期治療が可能である。当院では、鈴木教授が『前立腺癌診療ガイドライン』の作成にも携わっており、早期癌から転移癌まですべての患者さまに最適な治療を受けていただくようにしている。PSA監視療法・根治的前立腺全摘除術・最近の抗癌剤治療(ドセタキセルや臨床試験を含めて)まで幅広く対応している ★前立腺肥大症は、男性の排尿困難の原因として最も多い。αブロッカーや5α還元酵素阻害薬などの内服治療も有効であるが、残尿の多い場合などでは最新式の内視鏡システム(バイポーラ)で経尿道的前立腺切除術を行っている ★排尿にお困りの高齢者が増加している。尿失禁・過活動膀胱などの排尿障害を引き起こす疾患に関しては、薬物療法はもちろん、神経内科と協同で尿流動態検査(UDS)も積極的に行っている ★尿路結石症に関しては、最新型の体外衝撃波(ESWL)により結石破砕が可能である(11年度 新規機種へ変更すみ)。また、最新式の軟性尿管鏡システムとレーザー出力機の組み合わせによるfTULやPNLも施行しており、千葉県内有数の内視鏡手術の症例数を施行している ★難治性高血圧の患者さんには、潜在的に原発性アルドステロン症が発見される。当科では、代謝内分泌内科および放射線科と共同で、副腎腫瘍の診断と治療(腹腔鏡手術)にも力を入れている ★月・水・木・金の午後に、泌尿器科腫瘍・腹腔鏡・尿路結石・排尿機能・内分泌疾患・男性性機能(LOH症候群含む)の各領域別の専門(特殊)外来を行っている。これらの疾患の再来患者さんは、これらの外来を通じて、泌尿器科医の中でも、スペシャリストが対応している。以上、腹腔鏡手術・診断治療にかかわる内視鏡などすべて最新鋭の機器を取りそろえている。当院には、複数人の腹腔鏡技術認定医が在籍しており、根治的膀胱全摘除術・根治的前立腺全摘除術・各種内視鏡手術などほぼすべての泌尿器科手術に対応可能である。また性機能学会専門医なども在籍しており、専門性の高い、大学病院としての専門外来などを通じて、質の高い医療を提供している。 |
医療設備 |
3テスラMRI、CT、ホルミニウムヤグレーザー、最新型の体外衝撃波治療装置(ESWL)、ハイビジョン腹腔鏡手術システム、膀胱尿道ファイバー(電子スコープ)、軟性尿管鏡システムほか。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 〇
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
整形外科
分野 |
整形外科 |
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特色 |
佐倉市の西方で千葉市の北10kmに位置している。交通は京成電鉄ユーカリが丘駅およびJR四街道駅から病院専用バスを運行している。東邦大学医療センター3つ目の病院として91年9月に開院し、451床を有する総合病院である。10年には日本医療機能評価機構ver.6.0の認定を受けている。整形外科は日本整形外科学会、日本リウマチ学会より教育研修施設に認定されている。 |
症例数 |
11年度の手術件数は510件であり、その内訳は膝関節鏡視下手術124件、人工関節置換術87件、脊椎手術85件、骨折に対する手術140件、その他74件であった。前十字靭帯損傷、反復性膝蓋骨脱臼、半月板損傷などの膝スポーツ外傷は千葉県内より多数の紹介患者があり、中川教授を中心に鏡視下靭帯再建術、関節形成術、半月板縫合術、半月板切除術が行われている ★脊椎手術は、腰椎、頸椎の変性疾患を中心に近隣地区中心に千葉県内より多数の紹介患者があり、青木講師、高橋助教を中心に病態に応じた保存治療、もしくは手術治療を行っている。手術治療としては椎弓切除術や椎弓形成術、脊椎固定術などを年間約100例程度行っている。腰椎椎間板ヘルニアに対しては、症例に応じて内視鏡視下ヘルニア摘出術も行っている ★変形性関節症(主に膝、股関節)、関節リウマチ症例に対する外科手術は、印旛市郡内を中心に千葉県東部からも多くの紹介患者があり、中島講師、園部助教を中心に年間約100例の人工関節置換術を行っている ★関節リウマチは、診断に迷う症例から薬物治療に抵抗する難治例まで、印旛市郡内を中心に千葉県東部からも多くの紹介患者があり、中島講師を中心に生物学的製剤など最先端の治療が行われている。呼吸器内科との連携によって安全に治療が開始・継続できる診療体制が築かれている ★手術を要する骨折症例も近隣より適時紹介を受けて、手術を行っている。 |
医療設備 |
MRI、CT、各種エコー、核医学検査、脊髄造影、血管造影、神経根造影・ブロック。 |
- セカンドオピニオン受入 ×
- 初診予約 ×
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
形成外科
分野 |
形成外科 |
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特色 |
常により良いQOL(生活の質)を目指して、患者さんのニーズを踏まえ、それぞれに最適な治療法を提案し、治療効果とリスクの十分な説明と同意のうえで治療を行っている。形成外科学会認定施設。 |
症例数 |
年間手術件数は約600件(うち入院手術は約250件)。入院患者数約250人。形成外科全般と再建外科、および外傷・熱傷・切断指などの救急治療にも対応している ★悪性腫瘍切除後再建は、特に顔面や上肢・手などの露出部では、瘢痕が目立たずきれいになるよう工夫し、本来の輪郭や皮膚の質の再現を重視した再建を行っている ★顔面外傷、顔面骨骨折では、術前の正確な状態把握により、プレートによる骨固定や骨欠損に対する骨移植を行い、後遺障害を最小にするよう心掛けている ★母斑・血管腫・良性腫瘍は、最も傷跡が残らない方法を選択、適応症例にはレーザー治療を行う ★熱傷・外傷による皮膚欠損に対し、植皮、皮弁術、組織拡張器(エキスパンダー)等で治療を行っている ★外傷・熱傷後の瘢痕拘縮は、手術で機能を改善し整容面にも配慮している ★眼瞼下垂症は、先天性・腱膜性・加齢に伴うものなど、症例に応じて手術している ★漏斗胸は、内視鏡補助によるペクタスバーを用いた低侵襲で傷跡の少ない挙上術(Nuss法)を行っている ★顔面神経麻痺は、自然なバランスと表情を再現するため、筋肉移植、神経移植、内視鏡補助眉毛挙上などの各種手術を行っている ★褥瘡・難治性潰瘍は、保存療法および治療抵抗例に対し皮弁により再建し、早期離床やQOLの向上を図っている ★ケロイド・肥厚性瘢痕は、圧迫や薬物療法などの保存的療法および手術療法を行う ★唇裂口蓋裂、合指症・多指症などの手足の先天異常、臍ヘルニアなどの体表の先天異常の治療 ★糖尿病性足病変は、内科・放射線科とチーム医療を行っている ★その他、腋臭症、美容外科など幅広く診療している。 |
医療設備 |
CT、MRI、QSWルビーレーザー、炭酸ガスレーザー、ラジオ波メス、手術用顕微鏡、脂肪吸引器、経皮酸素分圧測定装置、カラードプラなど。 |
- セカンドオピニオン受入 △
- 初診予約 △
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 ×
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
小児科
分野 |
小児医療 |
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特色 |
神経筋疾患・心身症、新生児未熟児疾患、腎・泌尿器疾患、感染症、消化器疾患等を中心に、アレルギー疾患、血液・腫瘍、循環器、内分泌疾患に対応する。発達相談、乳児検診、予防接種等の小児保健および心理相談についても常勤スタッフで専門外来として対応している。主に午前中は小児科全般に関する外来診療を行い、午後は予約制の特殊外来が中心となる。午前9時から午後7時までの救急診療を行っているが、原則として午後7時以降は地域救急システムにおける2次輪番病院として機能し、火曜日、日曜日(24時間)が当番日に当たり、小児初期救急センターからの紹介患者を受け入れている。 |
症例数 |
外来患者数は年間約30,000人であり、救急患者数は約4,000人である。地域医療における当科の役割として、より専門性の高い疾病の診療に力を入れている ★神経疾患としては、てんかんを含むけいれん性疾患、精神および運動の発達障害や慢性頭痛などの症例数が多く、カウンセリングを含めた神経心理学的なアプローチを行っている。その他、脳性麻痺、不随意運動、筋疾患、末梢神経障害等を含め、小児神経疾患全般に対応可能である。当院では周産期医療にも力を入れており、当院にて出生した未熟児のフォローアップや生下時より中枢神経系疾患(けいれん性疾患や発達性障害等)や循環器疾患を有する小児の経過観察および治療を行っている ★腎・泌尿器疾患には本山准教授と常勤スタッフで、外来および入院診療を行っている ★アレルギー外来では、気管支喘息、アトピー性皮膚炎等の診療を行っているが、基礎的研究に裏打ちされた診療といえる。非常勤スタッフによる特殊外来も充実しており、常勤スタッフとの連携により、外来診療、精査・治療を兼ねた入院等にも十分に対応できる状況にある ★循環器外来は、非常勤の細野医師、松裏准教授、中山講師が担当し、近隣の産婦人科医からの外来診療および入院診療に対応している ★血液・腫瘍疾患については常勤スタッフと非常勤の澤井医師と徳山医師との連携により、外来診療を中心に行っている ★内分泌疾患には、佐藤准教授を軸に、常勤スタッフ等が低身長を含めた内分泌疾患全般の診療に当たる ★入院患者数は年間約400~450人あるが、呼吸器疾患と新生児・未熟児がそれぞれ約25%を占める。特に新生児・未熟児医療に関しては、地域周産期母子医療センターとして地域医療中核病院としての機能を十分に果たしている。他に、気管支喘息発作およびその重積状態等を中心としたアレルギー疾患、感染性腸炎や潰瘍性大腸炎等の慢性炎症性腸疾患を含んだ消化器疾患、けいれん重積状態やWest症候群等の難治性けいれん性疾患等の神経筋疾患の占める割合が高いが、基本的にはすべての疾病を受け入れている。無菌室対応も2床可能な状態にある ★大学付属病院であるため医育機関としての機能も重要であり、前期臨床研修医の指導のみならず後期臨床研修医、医学生、薬学生、看護学生等の教育にも力を注いでいる。当院では、97年以降総合診療方式を取り入れた卒後前期研修を行ってきた実績を有し、04年度からの新研修制度にも適切に移行できた経緯があるが、東邦大学薬学部との臨床および基礎的研究も充実させたいと考えている。 |
医療設備 |
MRI、CT、DSA、シネアンギオ、シンチグラフィー等。 |
- セカンドオピニオン受入 ×
- 初診予約 ×
- 主治医指名 /
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
眼科
分野 |
眼科 |
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特色 |
眼科疾患全般に対して診療を行っているが、開設以来特に難治性網膜硝子体疾患に対する治療に力を入れており、千葉県内のみならず全国より重症の患者様を多数紹介頂いている。加齢黄斑変症に対しては、従来のPDT(光線力学的療法)に加えて、08年よりVEGF(血管内皮細胞増殖因子)阻害剤による治療法も開始した。患者様に質の高い最良の医療を提供できる眼科臨床医の育成と、患者様に満足頂ける誠実な診療と最先端の治療をめざしてスタッフ一同努力している。 |
症例数 |
外来患者数は1日平均150人。眼科病床は25床。11年度の総手術件数は約2,000件で、約550件は糖尿病網膜症や網膜剥離といった網膜硝子体手術、約1,350件は白内障手術、約100件は緑内障や外眼部手術で、高度手術の割合が高いのが特徴である。手術日は月曜から金曜の5日間で、眼科専用の手術室が2部屋と回復室がある。手術室と眼科病棟および眼科医局は同じ階にあり、各部署の連携が密で迅速な対応ができる ★硝子体手術の件数は年々増加しており、適応疾患も拡大している。糖尿病網膜症はレーザー治療を優先するが、硝子体出血や牽引性網膜剥離に対して硝子体手術を施行している。網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対しても、薬剤治療に抵抗する症例では積極的に硝子体手術を施行して70%以上の視力改善が得られている。その他黄斑円孔や黄斑前膜に対する手術成績も良好である ★網膜剥離に対しては、緊急手術で対応している。若年者の網膜剥離には主としてバックリング手術を行い、難治性の重症な網膜剥離には硝子体手術で対応している。最終復位率は99%で、早期離床・退院を図っている ★加齢黄斑変性に対しては、光干渉断層計(OCT)や蛍光眼底撮影検査を可及的速やかに施行して、診断・治療法の決定を複数の専門医で検討している。現在は、光線力学的療法(PDT)や抗VEGF剤の眼内注射を組み合わせて治療している ★眼炎症疾患はぶどう膜炎とも呼ばれ、サルコイドーシス・原田病など内因性のものと、ウイルス感染などが引き金になる外因性のものがあり、病因別に治療方針を専門医師が決定している。角膜疾患は、角膜感染症およびドライアイの治療の専門医が赴任して、良好な治療成績で患者の信頼も厚い。視力低下を伴う不可逆性の角膜疾患に対して角膜移植手術(内皮移植を含む)も可能となった ★白内障は、局所麻酔で所要時間は10~20分程度で、1泊2日で行っている。乱視矯正用の眼内レンズも厚労省認可後早期より採用し、常に最新の機器と術式を取り入れている ★緑内障で、特に診断が困難な症例や難治例に対しては、東邦大学医療センター大橋病院の富田剛司教授を招いて特殊外来を設けている ★未熟児網膜症に対しては、小児科と密に連携し、網膜光凝固による治療を行っている ★涙道内視鏡を導入し、難治性涙道疾患に対する治療を再開した。 |
医療設備 |
光干渉断層計(OCT)2台、角膜形状解析装置、角膜内皮測定装置、眼軸長測定装置2台、レーザースペックル眼底血流測定装置、蛍光眼底撮影装置、前房蛋白測定装置、マルチカラーレーザー、ヤグレーザー、半導体レーザー(PDT用)、網膜電図(ERG)、多局所ERG、眼科手術用顕微鏡2台、硝子体手術装置3台、キセノン眼内照明装置3台、眼内レーザー装置2台、白内障手術装置2台、眼内視鏡、涙道内視鏡などを備えている。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
耳鼻咽喉科
分野 |
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 |
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特色 |
耳鼻咽喉科診療全般を偏りなく診療している。中でも、めまい・平衡障害の治療は、全国からの受診希望が多い。慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎は聴力改善に重点を置いた手術を行っている。アレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎は保存的治療と手術療法を病状に分けて治療をすすめ、手術は内視鏡手術が行われる。そのほか甲状腺腫瘍を含めて頭頸部腫瘍手術治療を行うが、治療・手術はインフォームド・コンセントを基本として行うように心がけている10年に耳鼻咽喉科内に難聴・めまい回復センターが設置され、人工内耳をはじめ中耳・内耳を含めた千葉県下では初めて耳科学のより専門的な機能回復治療ができるようになった。http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/ent/patient/schedule.html |
症例数 |
年間の外来受診新患者数は約4,000人で1日平均外来受診者は約100人である。手術件数は1カ月約40件である。入院患者数は年間約500人となっいるが、手術患者数が約2/3を占めている ★保存的入院治療は、急性疾患で突発性難聴、顔面神経麻痺、めまい、扁桃周囲膿瘍、喉頭浮腫など神経疾患と感染症が主になっている ★手術症例は、耳の疾患として真珠腫を含む慢性中耳炎・耳介中耳外耳奇形・顔面神経麻痺は約120件、慢性副鼻腔炎・鼻中隔彎曲症・肥厚性鼻炎を含む鼻手術は約120件、甲状腺を含む頸部腫瘍と唾液腺腫瘍手術は60件、扁桃腺・アデノイドなど約40件、喉頭腫瘍・ポリープなど約20件でその他約30件の手術が行われた。現在、治療設備の関係で、悪性腫瘍は診断のみで治療は他専門医療機関にお願いしている。 |
医療設備 |
神経耳科を他施設と違って重点を置いている当科の特性としての聴覚・平衡機能検査は国内で数少ない、非常に充実した設備を誇っている。また、病気の説明には画像記録とともにそのまま画像を見て説明・判断ができるように内視鏡設備も充実している。共用設備としてCT・MRIなどの必要設備はそろっている。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 ×
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 ×
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
神経内科
分野 |
神経内科 |
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特色 |
地域への貢献LOCALと発信GLOBALの両面を備えた神経内科を目指す。神経内科の救急・難病・加齢に伴う症状などを幅広く扱い、大学病院としての先進医療と、地域に開かれた頼れる医療とを、バランスよく提供している。当院は東邦大学3番目の医療センターとして開設され、榊原准教授が神経内科の初代チーフとして赴任した。 |
症例数 |
★先進医療として、パーキンソン病の深部脳刺激(DBS)、痙性対麻痺の脊髄腔バクロフェン治療(ITB)、強い痛みに対して脊髄電気刺激(SCS)を脳外科と協力して行い、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症(SCA6)に対する医師主導治療研究を行っている。認知症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症の髄液バイオマーカー測定、遺伝子検査、免疫性疾患の自己抗体測定、重症筋無力症の胸腺摘除術、ギラン・バレー症候群の免疫グロブリン大量療法等の先進医療を行っている ★一方、テーラーメイド医療にも定評があり、薬学部と協力してエルドーパ血中濃度測定、加齢に伴う認知症の治療薬や、生活習慣病による歩行障害・頻尿/尿失禁の治療薬を希望される方が多い ★救急疾患である脳卒中に対して、超急性期の画像診断と血栓溶解薬(t-PA)、抗酸化薬の投与を行っている ★地域に開かれた病院として、脳神経外科・精神科・整形外科等と協力して、市民公開講座を年3回(春:歩行障害、夏:身近な症状、秋:認知症)行い、佐倉市認知症医療介護ネットワークの副幹事として働いている。研究では、英文原著23編(11年度)を発信した(内容はホームページを参照)。 |
医療設備 |
CT、3テスラMRI、MRA、SPECT、脳血管撮影、頸動脈エコー、心エコー、経食道心エコー、脳波、末梢神経伝導速度、筋電図、誘発電位、自律神経検査(心循環機能検査、膀胱・消化管機能検査、睡眠時無呼吸検査)、心理検査、リハビリテーション。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 △
- 主治医指名 〇
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
脳神経外科
分野 |
脳神経外科 |
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特色 |
佐倉地区の中核病院として24時間の急患診療体制であらゆる脳神経外科疾患に対応している。特に、機能的脳神経外科疾患、脳血管障害に対して、積極的な外科治療を行う県内有数の施設となっている。神経内科を中心として関連各科と密な協力体制を敷き、機能的脳神経疾患、脳血管障害、水頭症の術前検討や術後の薬物療法を主体としたきめ細かなフォローアップを多角的に行っている。脳神経外科専門医資格に加え、脳卒中専門医、各種技術認定医、脳血管内治療専門医、神経生理学会専門医などの、より高度な専門分野での資格を持つスタッフをそろえ、症例に応じて診療チームに加わり最先端の治療を提供している。 |
症例数 |
一般病床数18~20床にICUが加わり、年間入院数は300人前後で推移している。年間の手術数は約200例で24時間いつでも緊急手術を行える体制が確立している ★くも膜下出血を生じる破裂脳動脈瘤のクリッピング術は、早期手術を原則とし、年間20例前後の手術をこなしており、そのほとんどは緊急手術である。術後の脳血管攣縮に対しては全身管理を重視しながら、薬物療法や重症例では血管内カテーテル法による血管拡張術を併用して良好な成績を収めている。また、開頭術を行うことなく脳動脈瘤を消失せしめる、血管内カテーテルによる動脈瘤の塞栓術も症例のリスクに応じて積極的に行っている。近年未破裂脳動脈瘤症例が増加傾向にある ★脳血栓による血管閉塞に対して、血管内カテーテル法により機械的に血管を拡張させ、また、薬物を注入して血栓溶解を行い脳梗塞急性期における治療法として効果を挙げている。神経内科で行っている急性期脳梗塞に対するt-PA治療に関しても、外科的治療が必要になれば速やかに対応できるよう緊密な連携をとり治療効果をあげている ★内頚動脈狭窄症に対する頸動脈内膜剥離術は年間約20例、モヤモヤ病や、脳血流不全の症例に対する頭蓋内外動脈吻合術は年間約10例行っており、虚血性脳血管障害の発症予防に多大な効果をあげている ★血管内カテーテル法による、いわゆる血管内外科治療は、脳血栓、内頚動脈狭窄、脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳血管攣縮に対して、年間約20例行っている ★パーキンソン病などの不随意運動や難治性の痛みに対する定位脳手術による脳深部刺激療法や脊髄刺激療法、痙縮に対するバクロフェン髄腔内注入療法(ITB療法)などの機能的脳神経外科手術を年間約15例行っており、良好な治療成績を収めている。顔面けいれんや三叉神経痛に対する微小血管減圧術も多数行っている ★正常圧水頭症のシャント手術は年間約10例あり、機能的脳神経疾患と同様に神経内科と連携してきめ細かなフォローアップを行っている ★脳腫瘍は年間約20例の手術を行っており、悪性腫瘍に関しては近隣の協力病院で放射線療法を行い化学療法を含めた集学的治療を行っている。下垂体腺腫に対しては内視鏡を併用した経鼻的手術で安全かつ確実な摘出を行っている。 |
医療設備 |
MRI、3DCT、DSA、SPECT、各種脳生理機能検査機器、定位脳手術システム、神経内視鏡、手術用超音波吸引装置。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
乳腺外科
分野 |
乳腺・内分泌外科 |
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特色 |
診療対象とする地域は佐倉市、八千代市、四街道市、千葉市、印西市、成田市、八街市およびその周辺市町村で、乳腺疾患に関する地域基幹病院である。また当院は地域自治体が主管する乳癌検診の2次検診指定医療機関である。そして地域医との連携はとても深い。術前の手術内容説明、術後の病理検査結果報告や補助療法説明は朴准教授が中心に担当し、患者および家族が病状を把握するまでじっくり1時間以上をかけて説明を行っている。局所再発を防ぎ安全な乳房温存手術を確立するために、マルチディテクタヘリカルCT(MDCT)を駆使した乳癌の広がり診断を積極的に施行しており、その結果乳房温存手術後の局所再発率は11年9月現在2.3%と低率である。 |
症例数 |
10年の乳癌手術症例数は100例 ★朴准教授の乳癌累積手術数1,500例、年間執刀数80例 ★乳癌症例には乳房温存手術およびセンチネルリンパ節生検を標準術式としているが、全乳癌症例にMDCTによる乳癌3次元広がり診断を行い、乳房温存手術の可否を決定している。また日本乳癌学会乳房温存療法ガイドラインに準拠して乳房温存手術を施行している ★乳房温存手術に関して局所再発が問題になっているが、91年9月の開院から11年9月までに施行された乳房温存手術352例において、局所再発例は8例のみである ★進行乳癌症例においては、まず術前化学療法を行うことで腫瘍の縮小化やdown stagingさらにpCRを目指し、乳房温存手術ができるよう努力している ★St.Gallen会議の新しい推奨治療法や各種臨床試験から得られたエビデンス(科学的根拠)を即時導入し、最新の術後補助療法を行っている ★91年9月から11年9月までの全乳癌手術症例の5年生存率は90.2%、10年生存率は82.5%である。またstage別の5年生存率・10年生存率は、stage0:100%・100%、I:96.8%・92.9%、II:92.7%・86.3%、III:66.4%・49.6%、IV:28.9%・14.5%(9年生存率)である ★約16%の再発症例に対して外来治療を中心にホルモン療法や化学療法、分子標的療法(EC→D療法、EC→A療法、ECD(A)H療法、ECD(A)U療法など)を積極的に施行している。なお11年9月までの再発症例の5年生存率・10年生存率は56.0%・35.4%で良好な成績を収めている ★大学病院は研究病院でもあるので、治験や臨床試験の登録施設となっており、患者さんの自由意思で参加してもらっている。 |
医療設備 |
デジタルマンモグラフィ、エラストエコー装置、64列MDCTなど |
- セカンドオピニオン受入 △
- 初診予約 ×
- 主治医指名 〇
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
放射線科
分野 |
放射線科 |
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特色 |
佐倉病院は診療科間の垣根が低く、各診療科とのコミュニケーションが取りやすい。各科とのカンファレンスに定期的に参加し、情報交換の場を積極的に持ち、臨床情報に基づいた質の高い画像診断の提供を心がけている。実際の検査でも各科と協力して行っており、例えば、神経内科と協力しVSRADや脳血流SPECTなど、循環器内科と協力し心臓CTやMRI、心臓核医学などを行い、精度の高い診断を行っている。大学病院として医学教育にも力を入れ、1年目と2年目研修医が各1人毎月ローテートしており、東邦大学医学部5年生が隔週で2人ずつ実習している。毎年4~5月には6年生の1カ月間の選択実習も受け入れている。また、地域からの画像検査も積極的に受け入れ、地域に根差した医療にも力を注いでいる。 |
症例数 |
11年度検査件数は、CT 20,120件、MRI 8,595件、核医学 2,189件、血管造影 231件(除く心臓、頭部)。CTガイド下での生検やドレナージ、ラジオ波焼灼などが年々増加傾向にある。CTおよびMRIは緊急検査に対応にしており、予約外検査もすべて受け入れ、当日中に検査を行うよう努めている。 |
医療設備 |
MRI(シーメンス社製3.0テスラMRI装置、フィリップス社製1.5テスラMRI装置)、CT(東芝社製64列、16列マルチスライスCT)、核医学検査(東芝社製ガンマカメラ2台)、血管造影[東芝社製頭部・腹部血管撮影装置(フラットパネル)、心血管シネ撮影装置(フラットパネル)]以上の他、乳房撮影用X線装置(マンモグラフィ)、消化管撮像用X線透視装置、結石破砕装置、骨密度測定など。 |
- セカンドオピニオン受入 /
- 初診予約 /
- 主治医指名 /
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)
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診療科目:外科
50代以上男性 2018年05月08日投稿
かかりつけ医から聖隷病院を紹介され、まず消化器内科で各種検査を行い、最終的判断は外科で手術という判断でした。内科の先生は当方の不安に対して丁寧に状況を説明していただきま…続きをみる