専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

長岡中央綜合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

日本呼吸器外科学会専門医認定施設として、肺癌を中心に呼吸器・縦隔・胸郭の外科領域疾患を総合的に担当している

★呼吸器チーム:呼吸器内科専門医による気管支鏡的診断、熟練の放射線科医によるCTガイド針生検による的確かつ迅速な診断を可能にしている。また、毎週呼吸器関連科と手術を予定する患者さんの症例検討を必ず行い、安全かつ的確・迅速な治療方針(外科治療・内科治療)の決定を可能としている

★呼吸器外科の特色:おもに肺癌を中心とした呼吸器悪性疾患、気胸など膿疱性肺疾患、縦隔疾患、胸壁胸膜疾患などを対象としている。手術は、適切かつ安全な切除はもちろん、5ミリの胸腔鏡カメラを用い、小さな開胸・骨や筋肉の温存により術後の痛みなどのストレスを最大限に軽減することに重きを置いている。当科は歴史的に、肺癌に対する筋肉温存法による肺葉切除(およびリンパ節郭清)を標準手術とし、低侵襲化に努め、高齢者・低肺機能患者などハイリスク例に対しても積極的に手術を適応させてきた。胸腔鏡カメラは当初より積極的に用いてきたが、熟練が進み近年ではより術創の縮小・手術時間の短縮・出血量の軽減を可能にしている

★患者さんに対して:丁寧な説明によるインフォームド・コンセントを心掛け、患者さん本位の治療を至上の目標としています。

症例数

当科は1995年に発足以来、2008年度まで累計呼吸器手術が1,852症例、うち肺癌手術が909症例を経験している。とくに最近2年間においては年間肺癌症例数が90例を超えている

★肺癌術後の予後については、ステージIA(249例):88.8%(79.1%)、ステージIB(106例):64.8%(51.3%)、ステージIIA(13例):68.6%(28.9%)、ステージIIB(33例):56.0%(48.5%)、ステージIIIA(56例):35.3%(29.8%)、ステージIIIB(35例):31.2%(22.9%)となっており、全国平均とほぼ同等の成績となっている。また、気胸手術は、年間約30例を経験している。

医療設備

HRCT、MRI、DSA、RI、気管支鏡、胸腔鏡、縦隔鏡、レーザー、リニアック。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

形成外科

分野

形成外科

特色

開設は新潟県内では比較的早く1982年にさかのぼる。形成外科で取り扱われる疾患全般にわたって診療を行っている。特に漏斗胸の治療に関しては、星部長が1978年より国内の他の施設に先駆けて治療を手掛け、症例数も多く、現在までに約450例の手術を行っている。近県はもとより、遠くは九州や大阪からも患者さんが来院している。また、顔面神経麻痺により瞼が閉じなくなる兎眼は、常に眼帯をしていないと眼痛で苦しめられるが、純金の錘を上眼瞼に埋入して、瞼が閉じるようにしている。この方法は星部長が国内で最初に発表した。

症例数

年間手術件数は約500例。入院手術件数が約150例、外来手術件数が約350例。内訳は熱傷約25例、顔面骨折や顔面外傷が60例、口唇口蓋裂、耳介、手足の奇形などの先天異常が約50例、漏斗胸は約30例。母斑、血管腫などの皮膚良性腫瘍が190例、悪性腫瘍切除後の再建は関連各科と連携して行っており、約35例になる。熱傷や外傷による瘢痕拘縮ケロイドは50例、腋臭症や重瞼術などの美容外科手術が約30例。褥瘡(床ずれ)や糖尿病・血管障害による手足の壊疽が30例などである

★最近では上條医長が褥瘡の治療に精力的に取り組み、症例数が増加している

★最近、若者に増加している陥入爪(巻き爪)の治療は、高周波電気外科療法により切開せずに、したがって縫合もせずに行い、術後疼痛も少なく手術翌日より入浴し、患者さん自身が爪のケアをするよう指導している

★すべての治療方針について、患者さんと十分に話し合い、満足のいく結果が得られるよう努力している。

医療設備

CT、MRI、三次元CT、手術用顕微鏡、超音波メス、サーモグラフィ、内視鏡、炭酸ガスレーザー、ヤグレーザー、脂肪吸引器。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

小児医療

分野

小児医療

特色

小児疾患全般にわたり診療を行っており、一人ひとりの患者さんへの親切で丁寧な対応が当科スタッフのモットーである。特に小児の気管支喘息と呼吸器感染症(肺炎など)については患者数も多く、力を入れている。また休日・夜間の救急にも積極的に対応しており、喘息発作・けいれん・急な発熱などで、重症の場合はいつでも小児科医が対応できる。また「こどもの心の問題」に長年取り組む田中医師による「小児心身外来」の診療を予約制で行っている。

症例数

外来新患数は年間で1万人以上であり、年間入院数は1,300人前後で平均在院期間7日。ベッド数50(病的新生児用6床)。入院は喘息の発作関連が約50%で、「息の苦しいお子さんを最新の治療で早く楽に」「入院の期間はできるだけ短く」がモットー。なお院内での感染予防に配慮し、個室と二人部屋が半数以上である

★アレルギーは喘息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーなどに対し、アレルゲンの血液検査や最新の治療を説明をていねいにしながら積極的に行っている

★腎・夜尿症は学校検尿での異常の精査、腎炎、ネフローゼ、尿路感染症と悩みの多いこどもの夜尿症の治療を行っている

★内分泌は低身長の診断・治療のほか、甲状腺・副腎疾患および肥満症、高脂血症の治療・指導を行う

★神経は主にてんかんの診断・治療をしている

★循環器は先天性心疾患と川崎病、学校心臓検診のフォローアップ

★新生児は新生児専門医がリーダーで、短期なら重症の呼吸器管理も可能である

★予防接種は3種混合、麻疹-風疹、日本脳炎、ムンプス、水痘、インフルエンザおよびHibワクチンなど。

医療設備

MRI、CT、脳波、負荷心電図、超音波検査など。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

糖尿病内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

住民、事業所検診および各種ドックなどを通じて、地域や職場の健康管理から糖尿病教室などの各種健康増進活動に積極的にかかわって、一次予防から二次、三次予防まで一貫した方針のもとで幅広く活動している。診療部門では眼科、神経内科、循環器科など各診療科との緊密な連携をとりながら、合併症の早期発見や治療に実績をあげている。また糖尿病療養指導士や糖尿病認定看護師を中心として、栄養士、薬剤師、看護師などの医療チームによる患者教育、療養指導などにも積極的に取り組んでいる。

症例数

糖尿病の外来患者数は3,000人、入院患者は年間250人前後。外来での患者療養指導として専門外来とともに、看護外来、栄養外来、薬の外来を開設し、各部門の担当者が一人ひとりに丁寧な指導を行っている。特に足の神経障害、血行障害、壊疽の予防や治療にも力を入れている。教育入院は随時実施し、患者個々のペースに合わせた指導計画を立案し、きめこまかい指導を行っている。また会食指導、服薬指導、繰り返し行うベッドサイドでの個別の食事指導も好評である。地域の診療所や病院と積極的に病診連携を進めている。また新潟県内の各病院の糖尿病医療スタッフの育成・交流にも貢献している。糖尿病患者会「中央とうゆう」(会員数100人)を組織し、会員相互の親睦を図るとともに、治療継続意欲の向上にも役立っている。糖尿病性腎症に対する取り組みでは、低蛋白食事療法により腎症進行の抑止に力を入れている。また人工透析設備も完備し、午前、午後、夜間透析を実施している。甲状腺疾患は300人、その他、副腎、下垂体など内分泌疾患の患者さんも多数診療している。

医療設備

CT、ヘリカルCT、MRI、DSA、骨密度(DEXA)、血液透析センター。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

新潟県厚生連および中越地区の基幹病院として、手術対象・非対象を問わず脳神経疾患全般を扱っている。手術適応は慎重に、手術件数よりも手術成績を誇れる脳神経外科を目指すことを大原則としている。脳血管障害は、脳だけを診ていては全体像が見えず、心臓や基礎疾患となる糖尿病・高血圧・高脂血症などをきちんと評価する必要があり、脳梗塞の患者さんは、循環器科で不整脈や心臓の冠動脈虚血の状態を評価している。

症例数

2008年の年間入院患者数は767人。同年に行った手術総数は216件で、脳動脈瘤クリッピング術43件、脳・脊髄腫瘍摘出術36件、脳内血腫除去術5件、脳血行再建術(動脈バイパス術)5件、慢性硬膜下血腫66件など

★2001年9月1日(竹内が赴任した日)から2008年12月31日までの7年4カ月間で、未破裂脳動脈瘤94例の患者さんにクリッピング術を行い、1例の患者で片麻痺が出現し、リハビリが必要となった。他には、慢性硬膜下血腫(2例)と創部感染(1例)を合併したが、症状の悪化はなく、手術による神経症状悪化率は1.1%

★2001年9月1日から2006年12月31日までの5年4カ月間で、くも膜下出血125例の患者さんにクリッピング術を基本に根治的治療を行い、全体での社会復帰率は64%、日常生活自立率は76%。手術前に神経症状のなかった患者さんに限ると、社会復帰率は81%、日常生活自立率は92%

★くも膜下出血全体で評価すると、2003-2005年の3年間に当科に入院された全てのくも膜下出血患者さん96例(根治的治療を行っていない例を含む)のうち、元通りになれたのは34例(36%)で、35例(36%、殆どは根治的治療を行っていません)の方が亡くなられている。残りの27例(28%)の方には何らかの障害が残っており、依然としてくも膜下出血全体の治療成績は満足すべきものではない。未破裂脳動脈瘤の治療意義がここにあると言えるが、その破裂率は年間0.5-1%で、必ずしも高いものではない。

医療設備

MRI/A(2台)、三次元CT(8列2台、320列1台)、DSA(デジタル血管撮影)、SPECT(脳血流測定装置2台)、リニアック照射装置、SONOPET(超音波吸引装置)、PAL-1(高周波メス)、術中エコー、神経内視鏡、術中モニタリング。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

放射線科

分野

放射線科

特色

新潟県中越地区の基幹病院の1つとして、放射線診断、核医学、放射線治療の3部門を担当。迅速な検査と読影を重視した診療体制をとっている。病診連携にも積極的に関与し、近隣の診療所の先生からの検査依頼にも積極的に応えている。地域検診、職域検診、人間ドックの診断も行っている。治療は新潟大学からの放射線治療専門医が担当。

症例数

★年間における検査件数はCT約2万件、MRI約4,000件、RI約1,500件、超音波検査約5,000件、消化管造影約14,000件(検診を含む)、血管造影約800件、マンモグラフィ約5,000件(検診を含む)、治療件数約700件

★近隣の開業医の先生方と月1回、画像を中心とした検討会を開催し、信頼を深めることに努めている

★CT検査の依頼は当日でも随時対応している。その他の検査(消化管透視、MRI、RI、マンモグラフィなど)も診療所の先生からの電話予約が可能で、検査終了後にただちに診断レポートをつけ、フィルムとともに返送している

★院内の症例検討会にも参加し、他科の医師と積極的な意見交換を行い、チーム医療を目指している。

医療設備

ヘリカルCT3台、1.5T MRI2台、血管造影装置2台、放射線治療装置1台、核医学装置2台、検診車6台。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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