専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

小樽掖済会病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器病センター・消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

消化管の診断、治療に積極的に取り組んでいる。ダブルバルーン式小腸内視鏡検査件数は、これまで(09年10月現在)に400例を超えており、北海道では一番多い症例数をこなしている。また、内視鏡的粘膜下層切開剥離術(ESD)を積極的に施行しており、特に大腸ESDは、09年10月現在で300例を超えている。消化器病学会、消化器内視鏡学会等、全国学会の主題演題にも多数選出されている。09年3月にカプセル内視鏡を導入。また、胃がん発症と関連が深いとされるヘリコバクターピロリ菌の除菌療法にも積極的に取り組んでおり、09年11月には2人(勝木医師、藤田医師)が、ヘリコバクターピロリ感染症認定医に任命された。

症例数

消化器専門外来として、1日約100人、年間紹介率40%。消化器病センターのベッド数は80床、1日の入院患者は常時60人前後となっている。上部消化管内視鏡検査は年間約4,000件、大腸内視鏡検査は約2,500件、内視鏡的逆行性胆膵管造影(ERCP)関連手技約200例を行っている。内視鏡治療として、胃腫瘍に対するESDを年間80例前後、早期大腸がんに対するESDを70例前後施行している。ダブルバルーン式小腸内視鏡検査は、経口、経肛門あわせて年間約100例である。その他、肝臓がんに対して経皮的ラジオ波焼灼療法、閉塞性黄疸に対しては経皮経肝胆道ドレナージ術を施行している。

医療設備

CT、MRI、アルゴンプラズマ焼灼装置、内視鏡上部用14本、内視鏡下部用10本、ERCP用側視鏡3本、ダブルバルーン式小腸内視鏡3本、超音波内視鏡2台、カプセル内視鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

外科・消化器外科・肛門科

分野

消化器・一般外科

特色

外科・内科ともに消化器病疾患に特化した治療を行っている。特に大腸や胃、肝臓を中心としたがん治療を、診断から内視鏡的治療、腹腔鏡下手術、開腹手術、抗がん剤治療まで一貫して行っている。抗がん剤治療では全国治験に積極的に関わり、EBM(科学的根拠に基づく医療)確立のための役割を担っている。また、地方都市のため人口の高齢化が著明で、高齢者手術症例が多い。胃がんや大腸がんでは75歳以上の高齢者手術症例が約40%を占めている。日本がん評価認定機構の認定施設であるとともに、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本大腸肛門病学会、日本外科学会、日本消化器外科学会などの認定施設であり、胆石症、ヘルニア、肛門疾患などの良性疾患の治療にも力を入れている。

症例数

08年の入院手術症例数は400例余り。09年では11月中旬の段階で入院手術症例は500例弱と、近年での増加が著明である。増加の多くは消化器がん症例、胆石症と急性腹症である。現在、腹腔鏡下手術症例の適応を広げているところである。当院院長の主治療領域である下部消化管手術が多く、大腸がん症例数が単一疾患としては最も多い。大腸がん手術症例数は年間100例前後で推移している。大腸内視鏡下にESD治療(内視鏡的粘膜下層剥離術)も積極的に施行しており、50例ほどの大腸早期がん治療が内視鏡下に行われている。地域の大腸がん症例の多くの治療を当院が担っている。次いで、胃がん手術症例が50例前後で推移している。09年春より胆石症手術に単創式腹腔鏡下手術を積極的に取り入れている

大腸がん=08年の大腸がん手術症例は94例。進行度別では内視鏡下にESD治療を早期がんに行っているため、進行度Iの手術症例数が他施設に比較すると少ない。当院での進行度別の症例頻度はStageIが18%、IIが30%、IIIが29%、IVが23%であった。腹腔鏡下大腸手術は結腸がんの31%、直腸がんの24%に行われ、この頻度は適応症例の拡大で増加しつつある。5年生存率は各々100%、91%、75%、26%と良好であった。また、多くの施設では永久的人工肛門造設術となる可能性の高い低位直腸がんや、肛門管にかかる大腸がん症例の治療を担当する機会が多い。これらの症例に対して、内肛門括約筋切除を行い肛門管内で吻合する究極の肛門温存手術を行っている

胃がん=08年の胃がん手術症例は51例。当院での進行度別の症例頻度はStageIが40%、IIが30%、IIIが18%、IVが12%であった。腹腔鏡下胃がん手術を29%に行い、この頻度は適応症例の拡大で増加しつつある。また、切除不能胃がんに対して、術前化学療法施行後に手術を行う症例数も増加している

胆石症・胆嚢炎=08年には70例の胆石症・胆嚢炎手術を施行した。09年は胆石症手術症例の増加が著明で、本原稿を書いている11月中旬までに80例を手術した。胆石症治療のガイドラインに沿い、急性胆嚢炎においても腹腔鏡下に多くの手術を施行している。09年春より単創式腹腔鏡下手術を積極的に取り入れている。09年11月中旬で11例に単創式腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われた

肛門疾患=肛門疾患も力を入れている疾患である。内痔核に対する硬化療法であるALTA(ジオン硬化)治療は、施行可能施設の制限が現在でもあるが、当院は最初より使用可能施設として登録されている。内痔核治療などはできるだけ外来での治療を行うようにしている。08年は42例の入院手術であった。外来手術を入れると100例以上の治療を行っている。

医療設備

MRI、MS-CT、超音波検査装置、腹腔鏡下手術装置、超音波凝固切開装置、ダブルバルーン式小腸内視鏡、カプセル内視鏡、超音波内視鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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