札幌西円山病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

札幌西円山病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

老年科

分野

老年科

特色

当院は09年に30周年を迎えたが、開設以来、要看護・介護・老年病患者を主対象とした入院施設として、各種保険制度の歴史的変遷中、一貫して障害高齢者のQOL(Quality of Life:生活の質)を第一に、歴史を刻んでいる。さらに医療・介護の質向上のため、93年より老年医学的総合機能評価としてMinimum Data Set(MDS)の日本語版、高齢者アセスメントを実践し、ケアプランの充実を図ってきた。さらにMDSはデータベースとして構築され、様々な角度から分析された臨床研究の成果は現場からのエビデンス(科学的根拠)として、日本老年医学会を主とした各種学会にて、その成果を継続発信し続けている。現在の病棟構成も、それらのエビデンスに基づいて再編されてきているが、現時点では障害者病棟4(169床:障害者施設等13対1の入院基本料)、回復期リハビリテーション病棟2(89床:入院基本料I)、療養病棟5(301床:療養病棟入院基本料)、介護病棟6(310床)、総病床数869床と、患者さんの“真の医療ニーズ”に対応可能な病棟創りを実践している。

症例数

MDSの分析によるエビデンス:

基礎疾患=要看護・介護の基礎疾患は①脳血管障害、②アルツハイマー病を主とする認知症、③パーキンソン病を主とする神経変性疾患、④骨折を主とする骨関節疾患、⑤その他であり、後期高齢者が増加をすると推計される2055年までは変化はないものと予測される。それゆえ、当院が診療の基礎として重視するのは、神経内科学・老年精神医学領域を主とした老年医学であり、次いで治療としての根幹をなすリハビリテーション医学であり、さらにはそれらを支える老年看護学であり、当院ではそれらを三本柱と称している

老人症候群=基礎疾患の如何を問わず、すべての患者の半数以上で認められる主要病態は、①認知症②ADL(日常生活活動度)障害③失禁④褥瘡⑤栄養障害の5つである。ゆえに当院ではこれら5つの病態に対する看護・介護のスキルアップを目指して基本的ケアと称している。①②③とは異なり④⑤は、基礎疾患群間にてその出現率には有意差が認められず、特に⑤に対しては療養病床群としては日本初のNST(栄養サポートチーム)を立ち上げ、現在に至っている。以上はMDSの臨床研究から得られた極く一部の成果であるが、当院の医療の基本方針の確立に寄与したものである。一方、回復期リハビリ病棟は札幌圏での脳卒中地域連携パスにも参画し、地域の回復期リハ連絡協議会の立ち上げにも参画している。また、訪問リハ科(PT 5人、OT 15人、ST 2人)、通所リハ(2単位:PT 1人、OT 3人、ST 1人)にも力を入れており、これらすべてが地域に普及するようにリハ・ケアのネットワーク形成にも、先駆的に取り組んでいる

★さらに、今後は三本柱はもとより、5つの基本的ケアに対して、職種の枠を越えた専門的人材の育成を目指し、スパイラル方式の人材育成システムの構築を展望している。

医療設備

検体系検査機器:生化学自動分析装置(富士ドライケム3500)、多項目自動血球計数装置(シスメックスKX-21)、血液ガス分析装置(シーメンス348)。生理系検査機器:解析付心電計(フクダ電子FCP-4711)、超音波画像診断装置(東芝SSA-580AとSSA-325Aの2台)、呼吸機能検査用オートスパイロメーター(AS303)、聴力検査用オージオメータ(AA-73A)、脳波形計(EEG-7414)。医療用X線CT装置(東芝Asteion4列)、診断用X線画像処理装置(富士FCR5000PLUS)、X線一般撮影装置(東芝KXO-30F)、X-TV式透視撮影装置(東芝WINSCOPE6000)、移動型X線撮影装置(Siemens MOBILETT 2台)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)

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治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

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