国立病院機構 函館医療センター(北海道函館市)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
国立病院機構 函館医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
外科(消化器外科)
分野 |
消化器・一般外科 |
---|---|
特色 |
地域の中規模病院であるが、質の高い医療を目指し、日本だけでなく世界に向けて発信できるように努力している。08年には13件の国際学会発表をすることができた。国内学会においても3件の奨励賞の表彰を受けた。2人の病理医と協力し興味深い症例、疾患には徹底した検索を行っている。放射線治療医との協力により、食道がんでは多彩な治療法の選択が可能となっている。食道がんに対する集学的治療、サルベージ手術、食道裂孔ヘルニアに対する腹腔鏡下の独自に開発した手術法などに特色があったが、胃がん、大腸がんに対する鏡視下手術、拡大手術にも積極的に取り組んでいる。北海道大学腫瘍外科の関連病院であり、胆道・膵疾患の手術では近藤哲教授に来て頂き手術する症例もある。また、大原外科部長が国立がんセンター中央病院のレジデント出身であることから、国立がんセンター中央病院スタッフによる手術、院内勉強会も年に数回行われている。08年よりNPO法人高度消化器画像診断センターとの協力により、肝・胆・膵疾患において最高レベルの診断・処置が可能となった。10年度の地域がん診療連携拠点病院を目指し、緩和ケアチームも発足し体制整備中である。 |
症例数 |
年間手術件数は約600件 ★食道がん=年間平均して20例で、サルベージ手術は2例程度。最近は術前化学療法後の手術が増加している。また、術前診断でリンパ節転移陰性の表在がんを中心に腹臥位による胸腔鏡下手術も導入している。低肺機能、多発表在がんに対する縦隔鏡下食道抜去術も施行している。腹部リンパ節郭清および胃管作成は原則的に用手補助腹腔鏡下で行っている。縫合不全防止のためにICG蛍光法およびサーモグラフィー併用による胃管血流評価を施行し、良好な成績を収めている。最近9年間の手術死亡率は1%台であった ★食道裂孔ヘルニア=年間平均10例。ニッセン法とトゥーペイ法の両者の長所を取り入れた独自の腹腔鏡下手術を開発し、良好な短期・中期成績を得ている。日本食道学会および国際学会でも発表し評価されている ★胃がん=年間平均40例。早期胃がんでは用手腹腔鏡補助下手術を導入し、低侵襲および短時間手術(70~120分)で施行している。腹膜転移陰性の進行胃がんでは左上腹部内臓全摘、膵頭十二指腸切除も積極的に施行している。肝・膵両方に浸潤した進行胃がんに対する左上腹部内臓全摘で5年無再発生存例も経験している ★大腸がん=年間平均50例。早期がんのみならず腫瘍径5cm以下の進行がんに対しても積極的に腹腔鏡下手術を導入している。腹会陰式直腸切断術も原則的に腹腔鏡下で施行している。正中創がないのでストーマ管理も容易となるため好評である。一方、進行直腸がんには積極的に骨盤内臓器全摘を施行している。05年には本邦1例目となる腹腔鏡下骨盤内臓器全摘に成功し、日本消化器外科学会およびアジア内視鏡外科学会に発表した ★肝・胆・膵がん=年間平均15例。肝細胞がん、転移性肝がん、胆道がん、膵がん、IPMN等に対する手術を施行している。また、年に数回、北海道大学腫瘍外科の近藤哲教授の直接指導もお願いしている。NPO法人高度消化器画像診断センターとの協力により、早期胆のうがんのバリウム二重造影が可能になった。また、抗血小板薬、抗凝固薬使用中の重症胆のう炎に対する内視鏡的胆のうドレナージも可能になった。急性期手術の困難な症例では内視鏡的胆のうドレナージ後に胆摘する方針としている。 |
医療設備 |
MRI、ヘリカルCT、血管造影装置、各種鏡視下手術装置、特殊赤外線カメラシステム、電子内視鏡、超音波内視鏡、NBI内視鏡、拡大内視鏡、リニアック、核医学診断装置、サーモグラフィ、手術用顕微鏡、24時間食道pH測定機器、食道内圧測定機器など、様々な設備を備えている。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 北海道」(ライフ企画 2010年6月)
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回答者:40代 男性 勤務先:調剤薬局
2015年12月15日投稿
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