神戸市立医療センター西市民病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

神戸市立医療センター西市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当院は神戸市西市街区域の基幹病院であり、地域の呼吸器疾患全般に対応できる診療を行っている。肺炎や呼吸不全など救急患者の受け入れを積極的に行い、チーム医療、EBM(科学的根拠)による医療を心がけ、また、地域の先生方を交えての症例カンファレンスや、地域の訪問・施設看護師へのセミナーも積極的に行っている。

症例数

外来患者数は1日平均90人、また年間新入院患者数は1,155例(09年度)で、その内訳は肺炎25%、肺癌20%、COPD・喘息15%、間質性肺炎5%などである

★肺炎入院症例の平均年齢はこの地域の特性を反映し75歳と高齢者肺炎が圧倒的に多く、これに対応すべく嚥下機能評価、栄養評価を含めたチーム診療を神経内科、耳鼻科、歯科、NSTとで行っている。当院は感染症学会認定研修施設でもあり、ICTを中心とした院内感染対策を行い、抗生剤の適正使用についての管理を行っている

★肺癌に関しては外科との協議を十分行い、手術可能例に対しては、侵襲の少ない胸腔鏡手術を積極的に行っている。放射線治療に関しては、現在、先端医療センターなどとの連携を図り、院外で行っている

★肺気腫などの慢性呼吸不全に対しては、薬物治療のみでなく栄養指導も含めた呼吸リハビリを積極的に行い、そのための亜急性期病床を用意している

★間質性肺炎をはじめとするびまん性肺疾患に対しては、高分解能CT、気管支鏡検査や胸腔鏡下肺生検を行い、十分な評価を行ったうえで適切な治療を行い、厚生労働科学研究参加施設(びまん性肺疾患研究班)としての実績もある

★禁煙外来、禁煙教室あり。

医療設備

MDCT、MRI、ポリソムノグラフィーなど。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

尿道炎から難治癌まで幅広く対応しているが、主として排尿障害、尿路性器悪性疾患に対し、最新最良の診療情報と標準治療を提供し、十分なインフォームド・コンセント(説明と同意)の上で「ハイレベルで優しい泌尿器科医療」に取り組んでいる。

症例数

本院は阪神淡路大震災による全倒壊後、2000年4月に再建された。09年の泌尿器科手術件数は約500件ある(以下、診療実績は当院再建後10年間のデータ概算)

排尿障害治療=前立腺肥大症手術210件、腹圧性尿失禁手術(TVT等スリング手術やコラーゲン注入療法)40件、間質性膀胱炎手術(膀胱水圧拡張術)15件を施行し、良好な治療成績をあげている

前立腺癌=前立腺全摘術は170例に施行。早期癌の他、局所浸潤癌にも集学的治療の一環として全摘術を行い、根治を目指すとともに、術後尿失禁の軽減や勃起機能の温存にも取り組んでいる。QOL(生活の質)を重視した薬物治療、放射線治療も選択肢として提示している

膀胱癌=内視鏡手術は500例に施行。膀胱全摘術は90例に施行し、尿路変更術として人工膀胱造設術を27例に行い、自然排尿を可能にしている

その他の手術=腎・尿管癌手術200件、副腎腫瘍手術20件、精巣癌手術25件などがある。体腔鏡手術(小さな切開創での内視鏡手術)にも対応し、腎、副腎疾患などで90例に施行。病態に即し拡大広範手術から低侵襲手術まで対応する

進行癌への対応=膀胱癌、前立腺癌、精巣癌などの進行期で各種抗癌化学療法を施行。癌性疼痛に対してはオピオイド等の鎮痛薬を積極的に使用し、緩和医療、終末期在宅支援に努めている。

医療設備

MRI、3次元CT、リソクラスト、尿流動態検査装置、f-TUL、HoLEPレーザー装置、ハイビジョン体腔鏡手術システムほか。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

神経内科

分野

神経内科

特色

急性期対応の病院の神経内科として、対象疾患を限定せず神経内科疾患全般に対応している。当院は神戸市の市民病院群の一つで、病床数358床、病床稼働率86%、平均在院日数13.9日、1日平均外来患者数約998人、救急車搬入2,136人/年である。このため神経内科は、脳卒中を中心とした急性の神経疾患に対応することが多い。また、他科との連携も良好である。

症例数

神経内科は病床数13床で運営している。外来患者数は1日平均43人、初診患者516人/年、入院患者数は平均13.0人、年間入院患者数は140人(そのうち脳卒中が過半数を占める)、平均在院日数30.9日

★脳卒中については、主として脳梗塞の治療を担当し、リハビリテーションを早期導入の後、専門病院へ連携している

★神経内科入院患者以外に対しても歯科口腔外科・耳鼻科・リハビリテーション科と連携し、摂食・嚥下評価を行い、方針決定し、治療にあたっている

★また、神経難病疾患ではパーキンソン病・パーキンソン症候群、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症などの変性疾患も少なくなく、慎重な鑑別の後に治療を開始している。重症筋無力症、多発性硬化症やギラン・バレー症候群等の免疫性神経疾患では、血漿交換、IVIG(免疫グロブリン大量投与)、胸腺摘出手術(外科)等を積極的に実施している

★特殊検査のうちSPECT、PET、神経・筋生検による検索(組織化学等)、遺伝子検査は各々専門機関に依頼している。

医療設備

MRI、MDCT、脳波、誘発電位、神経伝導検査、筋電図等、頸動脈エコー、心エコー、経食道心エコー。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

精神・神経科

分野

精神科

特色

市街地西部の地域中核病院として約50年の歴史を持つ。95年の阪神・淡路大震災で倒壊し00年に再建後、「質の高い心のこもった医療を提供する」ことを基本理念として運営を再開した。精神・神経科は、コンサルテーション・リエゾン精神医学、病診連携を活用した外来運営、身体合併症病床、認知症鑑別などを診療の柱としている。精神科病床がないため、原則的には入院を必要としない方を対象にした外来治療を行っている。認知症をはじめとする器質性の精神障害や様々な身体疾患の合併症としておこる症候性精神障害の診断と治療には、総合病院の機能性を生かして力を入れている。救急病棟に精神科身体合併病床(4床)があり、市内の精神科病院入院中に身体合併症が発生し、かつ緊急性を要する場合の受け入れ病床である。毎週火・金曜日に予約制で認知症の鑑別診断を行っている。問診や神経学的検査、認知機能検査、血液検査、画像検査を行い、疾患の内容や病態を正確に評価することにより、今後の病状の変化を踏まえた正しい治療・介護の方針を立てている。

症例数

外来初診患者数は年間約500人、うち3割が認知症関連疾患、3割が神経症性障害、2割が気分障害、1割が統合失調症である。1日外来受診患者は約80人。認知症鑑別利用者数は年間100人。精神科身体合併症利用者数は年間約20人。入院患者コンサルテーションは年間約2,500人。当科はチーム医療活動に力を入れており、リエゾン精神専門看護師と共に精神リエゾンチーム、緩和ケアチームのなかで治療を実践している。

医療設備

CT、MRI、MRA、脳波、心理検査など、ほとんどの検査が可能である。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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