神鋼記念病院(兵庫県神戸市中央区)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
神鋼記念病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
呼吸器センター・呼吸器科
分野 |
呼吸器内科 |
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特色 |
当院は神戸市の東部(中央区、灘区、東灘区)の中核病院で、呼吸器外科専門医も常勤し、放射線治療施設もあり、この地域で最も呼吸器内科診療を活発に行っている病院である。したがって、地域の他の病院や診療所より、重症呼吸器疾患(呼吸不全を伴った肺炎、間質性肺炎や進行肺癌、気道異物など)が多数紹介されてくる。チーム医療、EBM(科学的根拠に基づく医療)に則った治療を行い、病診連携を中心とすることを科の基本方針としている。 |
症例数 |
呼吸器科の専用病床は44床。主な疾患の年間入院患者数は、肺癌400例、中皮腫10例、肺炎170例、慢性肺感染症20例、COPD 40例、気管支喘息20例、睡眠時無呼吸症候群60例、間質性肺疾患30例、気胸40例などとなっており、平均在院日数は16.9日。呼吸器外科の年間開胸手術数は約120例で、うち肺癌は約60例、現在呼吸器外科認定修練施設になっている ★化学療法はEBMに則り行っている。外来化学療法室と連携し、外来で行うことも多い。当院は放射線治療設備を有し、肺癌の集学的治療のための設備は整っており、進行期肺癌に術前化学・放射線療法を加えた後の手術も積極的に行っている。呼吸器科、呼吸器外科、放射線科、薬剤部、病理部と連携して診療を行っており、これらをふまえて、07年10月に呼吸器センターを開設した ★健診センターと連携した企業の石綿検診を行っており、石綿の健康管理手帳保持者の検診も行い、中皮腫や石綿肺癌の発見に努力している。気管支ファイバースコープ施行件数は約300例で、患者に苦痛のない検査を目指して、ほぼ全例、静脈麻酔で(鎮静剤で眠っている間に)行っている。これにより、この検査を受けた患者へのアンケート調査では95%が「もう一度検査を受けても良い」と返答している。中皮腫疑いの症例には、胸腔ファイバースコープも積極的に行っている。診断された中皮腫は新規抗癌剤を含めた集学的治療を行っている ★気管支喘息に対しては吸入ステロイド療法を中心に治療を行っている。気管支喘息と診断された患者に吸入ステロイドが処方される率は98%。薬剤部とも連携し、外来でも時間をかけて吸入療法の指導を行っている。喘息発作をきたした際は、随時救急受診していただき、点滴治療などを行っている ★COPDについても吸入療法中心に治療している。慢性呼吸不全で在宅酸素療法施行中患者は現在約50人。近隣の診療所の依頼で在宅酸素療法の指導のみ行い、悪化時に入院治療を行う病診連携のバックアップも行っている。在宅NPPVは1人。当科は介護保険施設などから重症誤嚥性肺炎などの呼吸不全患者の受け入れも多い。呼吸不全の急性期治療としてはNPPVを年間40例以上に使用している ★週3回終夜睡眠ポリソムノグラフ(年間約60例)を行っており、睡眠時無呼吸症候群の診断・治療を行っている。CPAP療法は現在約70人の患者に施行している。保険診療で禁煙外来を行っており、禁煙達成率は約80%である。当科では近隣のクリニック、診療所の医師と「肺癌をみる会」というレントゲンカンファレンスを月1回開催し、紹介患者の胸部X線の読影会を行い、見つけにくい肺癌症例や診断しにくい間質性肺疾患を検討する機会を作っている。当科で治療した患者についての報告も行い、病診連携の絆を強め、地域の医療レベルを高めるよう努力している。 |
医療設備 |
気管支ファイバースコープ(極細も)、胸腔ファイバースコープ、内視鏡高周波治療機器、リニアック、マルチスライスCT(2台)、MRI(2台)。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
泌尿器科
分野 |
泌尿器科 |
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特色 |
QOL(生活の質)を重視し、患者の立場に立った全人的医療を心がける。悪性腫瘍患者および手術対象患者の診断、治療、経過観察などの方針は主治医が立案し、放射線科医師、薬剤師、看護師を含めたカンファレンスで決定される。膀胱再建術は20年間にわたる豊富な経験を有している。前立腺癌に対する開放前立腺全摘術は県内有数の症例数を誇り、その手術手技により尿失禁等の合併症発症率は低くなっている。腎、副腎等の疾患に対する腹腔鏡手術も多く行われている。 |
症例数 |
08年度の平均外来患者数は1日70人。入院患者総数は842人 ★年間平均200例の前立腺生検を行い、癌の検出率は約35%である。09年新規登録前立腺癌の主たる治療法の内訳は、手術62例、放射線照射34例、ホルモン療法(放射線併用を含む)約40例。前立腺全摘除術後の完全尿禁制率(1年後)は98.3%。06年1月より手術方法を改良し、尿禁制回復期間がさらに短縮されている ★09年度膀胱癌に対する手術療法の内訳は、表在性膀胱癌に対する内視鏡手術134例、浸潤性膀胱癌に対する膀胱全摘除術15例。膀胱全摘除術後の尿路変更術としては原則的に膀胱再建術(新膀胱)を第一選択としている。95年7月~04年12月に実施された膀胱全摘除術+膀胱再建術(計104例)の10年非再発率は64.0%であった ★09年の腎癌、上部尿路上皮癌に対する腎摘除術、腎尿管全摘除術は23例。基本的に腹腔鏡手術を行う。 |
医療設備 |
MRI、CT、RI、ESWL、リニアック、レーザーほか。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
血液・腫瘍内科
分野 |
血液内科 |
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特色 |
急性白血病、慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等の造血器悪性疾患や、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病等の良性疾患を含め血液疾患全般の治療を行っている。悪性疾患に対しては造血幹細胞移植や分子標的療法を含めた強力な治療を行い治療成績の向上を図っている。 |
症例数 |
血液・腫瘍内科の平均入院患者数は25~30人で、造血器悪性疾患の治療は主に京都大学血液・腫瘍内科の共通プロトコールに従い行っている。09年の入院患者数は急性白血病38例、悪性リンパ腫58例となっている ★急性骨髄性白血病では、染色体解析の結果をもとに層別化を行い治療法を決定している。05年からは無菌室を6床に増床し、10年からは4人床、廊下、ナースコーナーを含めクリーン化した血液センターを開設した。08年より骨髄バンクの、09年からは臍帯血バンクの認定施設となり、同種造血器幹細胞移植にも力を入れている。急性骨髄性白血病の寛解導入率は91%である ★悪性リンパ腫は初期治療を入院で行った後、可能な患者さんはできるだけ外来化学療法に移行していただいている。07年8月より患者さんのアメニティを重視した11床の新外来化学療法室を開設し、専従スタッフのもとに運用を開始した ★血液領域以外での固型腫瘍の化学療法、新規分子標的療法も、各科との連携のもとに当科が施行管理に携わっている。また、病期が進行し、抗癌剤の感受性が高い悪性リンパ腫の患者さんには積極的に自家末梢血幹細胞移植を行い、完治を目指している。近年増加しつつある高齢患者に対してはQOL(生活の質)を重視した治療を心がけている。これらの治療に際しては、病名、病状、治療法等を十分に説明、ご理解いただいた上で、納得のいく治療を受けていただくよう努力している。 |
医療設備 |
無菌室(クラス100)6床、クリーン化個室(クラス10000)1床、クリーン化4人床12床、放射線治療設備(リニアック)、外来化学療法室11床。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
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診療科目:形成外科
30~40代女性 2020年09月15日投稿
初めてセカンドオピニオンをしたのですが、とても親切で患者に寄り添った対応をしていただき、本当によかったと思いました。 30分事に費用がかかり、保険対象外なのでお金はかかり…続きをみる