専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

尼崎中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

整形外科

分野

整形外科

特色

整形外科の開設は、当院副院長赤堀脩が関西労災病院副院長を辞して92年7月1日にたった1人の整形外科医として赴任したことに始まる。赤堀副院長を慕ってこられた関西労災病院の患者さんを中心として患者さんが増加し、95年にJR尼崎駅前再開発の際に、急性期病院として病院200床・老健86床の11階建ての近代的な病院となった。この際、赤堀の設計によりクラス1,000を切る整形外科用の無菌手術室が完備、ヘリカルCT、MRI(1.5T)も設置され、整形外科病院としてのハード面は整備された。01年7月に大阪厚生年金病院、大阪労災病院の元部長の山本利美雄の赴任により脊椎関連の手術が飛躍的に増加した。04年4月に三木健司が大阪府立母子保健総合医療センターから赴任し、手の外科、外傷、創外固定、難治性骨折を中心に手術を行っている。慢性疼痛の治療も行っている。06年10月には大阪大学整形外科より脊椎専門の藤井隆太朗も赴任した。09年7月には関節外科、人工関節を専門とする細井波留夫が済生会泉尾病院から赴任した。また手術件数の増加に伴い増床も行い、現在病院全体の総ベッド数は266床であり、整形外科急性期50床、回復期リハビリテーション43床である。

症例数

新患者数は年間約3,000人、外来1日平均70人、入院患者数平均50人。外来は原則、専門医外来は予約制であり、初診外来は大阪大学整形外科から派遣を受けている。手術、専門治療を中心とした体制を取っており、予約、紹介状持参が好ましい。入院治療はチーム医療制をとっている。人工関節(赤堀・細井)、脊椎(山本・藤井)、手の外科、骨折など外傷(三木・藤井)、リウマチ(赤堀・三木)、慢性疼痛(三木)で診療を行っている

脊椎手術=山本を中心に椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症、分離すべり症など年間70件程度の手術を行っている。人工関節手術は、赤堀が関西労災時代から手がけており、変形性関節症や関節リウマチに人工股関節(THA)、人工膝関節(TKA)などを行っている。また人工関節を行って20年以上経過した症例も多く、再置換術が必要になる患者も徐々に増えつつある。細井が09年に赴任し人工関節の手術は増加中である

手の外科、骨折など外傷手術=三木が中心となり治療を行っている。手の外科など上肢の手術は年間250件、骨折は360件、また手根管症候群、肘部管症候群、末梢神経麻痺など末梢神経の手術は年間20件程度である。神経の手術にはルーペや手術用顕微鏡を用い、良好な手術成績を目指している。イリザロフなど創外固定を用いて、開放骨折や変形治癒、偽関節などの難治性骨折などの手術も行っている

リウマチ=赤堀、三木が中心となり治療を行っている。積極的にメトトレキサートなどDMARDsやレミケードなど生物学的製剤を使用し治療成績の向上を目指しており、手術のタイミングを逃さないように心がけている。また膠原病内科との連携を重視している

慢性疼痛外来=大阪大学付属病院疼痛医療センター院外専門医でもある三木が担当している。RSD、CRPS、反射性交感神経性ジストロフィー、カウザルギー、線維筋痛症を治療している

★整形外科全体の手術件数は03年293例、04年304例、05年426例、06年515例、07年535例、08年591例、09年599例(脊椎84件、人工関節24例、骨折366例、上肢の手術258例、神経関連16例、難治性骨折9例)と増加の一途をたどっている。当院は兵庫県の民間病院としては初めて病院機能評価を受けたほか開放型病院の指定を受けており、病診連携に力を注いでいる。また関西労災病院整形外科の協力で病病連携も行っている。これからの医療は単一の医療機関で完結することは難しい。より良い治療のために多くの医療機関との連携を行っている。

医療設備

MRI、CT、骨密度定量測定装置、無菌手術室、手術用顕微鏡など各種診療用機械が揃っている。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

内科(血液内科)

分野

血液内科

特色

地域に根ざした医療を心掛け、血液造血器疾患全般を扱い、治療に対しては、本人、家族の方に十分なインフォームド・コンセント(説明と同意)をとった上で個々の状況に合わせて、QOL(生活の質)を重視したものから積極的な化学療法まで行っている。毎週、院長回診の他カンファレンスを開き、入院・外来患者について診断・治療に関する検討を行っている。日本血液学会認定医研修施設。

症例数

この1年間の入院総数は142人。1日平均25~30人が入院している。年間の新入院患者数は89例で、悪性リンパ腫が39例、急性白血病が30例、その他骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、慢性白血病等で20例となっている

★急性白血病は日本成人白血病グループ(JALSG)に参加、12室の無菌室を利用して積極的に多剤併用化学療法を行っている。また、高齢者に対しては全身状態・合併症を考慮してQOLを重視した治療を行い、積極的に外来治療を取り入れている

★悪性リンパ腫はCHOP療法を標準治療とする化学療法とリツキシマブとの併用療法を中心とし、標準的化学療法のみでは治癒が期待できない症例や再発例では積極的に自家末梢血幹細胞移植を行っている。寛解期以降は09年新設した化学療法室を用いての外来治療を原則としている

★多発性骨髄腫に対しては、MP療法からベルケード、自家移植療法まで、年齢・QOL等により移植・新薬・外来治療の選択を、高齢者に多い骨髄異形成症候群は患者のQOLに配慮した治療を選択している。以上の疾患で同種造血幹細胞移植の適応症例は、関連である兵庫医大血液内科などへ紹介し施行している。

医療設備

無菌室12床、簡易無菌装置5台、外来化学療法室、血液成分分離装置。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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