昭和大学藤が丘病院(神奈川県横浜市青葉区)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
昭和大学藤が丘病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
消化器内科
分野 |
消化器・一般内科 |
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特色 |
昭和大学藤が丘病院・消化器内科は食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆・膵臓などの臓器を対象として癌や炎症性疾患の診療・研究・教育に幅広く活動している。特に内視鏡診療においては全例にCO2送気と鎮静剤の投与を行うことで苦痛を軽減している。また10年9月より消化器外科との協力体制を密接に行うことを目的として消化器センターとしての診療をスタートした。研究面では臨床医学および基礎医学の腫瘍や癌患者に関わる各教室・診療科の協力や学外の癌専門病院との共同研究により、消化器病の克服に貢献している。さらにそれぞれの医療チーム間での切磋琢磨によって、幅広い知識を持ちリーダーシップを発揮する消化器医を育成することを目標としている。 |
症例数 |
病床数は55床、入院患者数は年間約18,600人、年間の消化器内科外来患者数は延べ約45500人、1日平均170人 ★上部消化管領域=上部消化管内視鏡検査は年間約6,200件。診断ではNBIおよび拡大内視鏡を用いた微小食道・胃癌、早期食道・胃癌の診療を行っている。治療に関しては早期胃癌、早期食道癌のITknifeを用いたESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を03年より導入し、12年は早期胃癌約50例、早期食道癌12例を施行している。内視鏡的食道静脈瘤治療は年間約70例、上部消化管出血に対する緊急内視鏡も積極的に施行しており、12年は約120例行っている ★下部消化管領域=大腸内視鏡検査は年間約3,000件。診断では上部内視鏡同様NBI、拡大内視鏡による精密診断を行っている。治療では大腸ポリープ、早期大腸癌に対するポリペクトミー・EMR(内視鏡的粘膜切除術)を年間約800件施行している。さらに 11年よりESDを導入し現在までに約70例施行している。また炎症性腸疾患の診断・治療(潰瘍性大腸炎約250例、クローン病約40例)も積極的に行っており、血球成分除去療法、免疫抑制薬や抗ヒトTNFモノクローナル抗体製剤での加療を行っている。さらに下部消化管出血に対する緊急内視鏡も積極的に施行しており、12年は約50例行っている ★胆膵領域=診断ではUS(超音波検査)、MDCT、MRI、MRCP等の画像診断を放射線科と連携して行っている。EUS(超音波内視鏡)は年間約100例、ERCPは年間約460例行っている。加えて管腔内超音波、経口胆道鏡、膵管鏡などの検査を行っており、さらにEUS-FNA、胆汁・膵液細胞診、生検による組織診断も積極的に施行し、正確な術前診断を行い外科と手術の適否を検討し治療方針を決定している。治療では年間EST約80例、EPBD約20例、総胆管結石除去術は年間180例、悪性・良性胆道狭窄や膵管狭窄に対するステント留置術は年間約120例施行している。他にも内視鏡的乳頭切除術やバルーン内視鏡を用いた消化管術後ERCP、EUS下膵仮性嚢胞ドレナージ等も積極的に行っており、経皮経肝処置(PTGBD、PTBD、PTCS)も必要に応じて施行している。また切除不能膵胆道癌に対する化学療法は化学療法専門外来で施行している ★肝臓領域=慢性B型肝炎については、適応症例で抗ウイルス薬(エンテカビルなど)やインターフェロンの投与による治療を行い、慢性C型肝炎については近年認可された3剤併用療法(ペグインターフェロン、リバビリン、テラプレビル)を積極的に施行している。またB型・C型肝硬変についても可能な限り投薬での発癌抑制(エンテカビル、インターフェロンなど)を行い、定期的なUS、MDCT、MRIで腫瘍性病変の早期発見に努めている。また劇症肝炎、急性肝炎重症型については血漿交換、血液濾過透析を組み合わせた血液浄化法を確立し、症例に応じて免疫抑制療法、抗ウイルス療法を合わせて行っている。急性肝炎重症型では救命率100%、劇症肝炎急性型、亜急性型もそれぞれ約70%の救命率を上げている。肝癌については当科、外科、放射線科と連携して手術療法(術中マイクロ波凝固療法を含む)を年間約100例、肝動脈塞栓療法(化学塞栓療法併用を含む)を年間約100例、適応症例にはRFA(ラジオ波焼灼術)も行っている ★小腸領域=小腸内視鏡はシングルバルーン内視鏡(経口で年間約30例、経肛門で年間約70例)を行っており、近年では受動彎曲システムを有した内視鏡も使用している。またカプセル内視鏡(年間約20例)も行っており、両者を駆使してOGIB(Obscure gastrointestinal bleeding)、炎症性腸疾患の小腸病変、小腸腫瘍についての診断・治療を行っている。 |
医療設備 |
US、MDCT、MRI、上部内視鏡、下部内視鏡、小腸内視鏡、カプセル内視鏡、ERCP、EUS、IDUS、経口胆道鏡、RFA、血管撮影など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 ×
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
消化器外科
分野 |
消化器・一般外科 |
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特色 |
上部・下部消化管や肝胆膵の良・悪性疾患すべてに対して、診断から治療まで一貫して行っている。当院の理念は、「医療の質・安全の向上」「患者本位の医療」「地域への貢献」「医療人の育成」である。まごころを尽くし、これらの目標を達成するため日々の診療を行っている。大腸癌に対しては、できるだけ身体の負担を減らすために腹腔鏡手術を積極的に施行している。胃癌や食道癌に対しては、内視鏡手術(EMR、ESD)や腹腔鏡手術を行っている。また、病状に応じて化学療法や放射線療法を併用した集学的治療を行っている。 |
症例数 |
12年の年間手術例数は623例 ★上部消化管=12年度の手術96例。食道癌、胃癌、その他の良性腫瘍等であり、良性腫瘍は、腺腫、粘膜下腫瘍、逆流性食道炎などである。食道癌の術式は、胸部食道全摘5例である。基本的には内視鏡治療と放射線化学療法へシフトしている。胃癌術式の内訳は、幽門側胃切除40例(腹腔鏡手術29例)、胃全摘29例(腹腔鏡手術6例)である。早期胃癌における治療方針は、EMR適応病変・EMR適応拡大病変に対して内視鏡治療(ESD)、適応外病変に対して腹腔鏡手術を積極的に行っている ★下部消化管=12年度の手術237例。結腸・直腸癌、その他、炎症性腸疾患等を行っている。炎症性腸疾患は潰瘍性大腸炎やクローン病、大腸憩室穿孔などである。全体のうち腹腔鏡手術は113例(60%)であり、現在はほとんど傷を残さない単項式を推進している ★肝胆膵=12年度の手術148例。内訳は肝切除32例、膵切除13例、胆嚢摘出133例(腹腔鏡手術69例、開腹手術64例)。肝胆膵領域では、肝細胞癌、転移性肝癌、膵腫瘍、胆道系腫瘍などに対する外科的治療を行っている。内科医との連携を密に行い、治療成績の向上に努めている。ウイルス性肝炎を伴う肝細胞癌は術後再発しやすいため、抗ウイルス療法(インターフェロン治療)を行い、癌再発率の抑制に努めている ★乳腺=患者様の病態に応じて手術、ホルモン療法、化学療法、放射線治療などの組み合わせで治療を行っている。手術は乳房温存術、大小胸筋温存乳房温存術を症例に応じて行っている。CT検査、骨シンチグラム、超音波検査等による骨、肺、肝臓への転移の有無や、年齢、他疾患の存在を考慮の上、患者様との対話をもとに、治療方針を決定する ★化学療法=最も有効な集学的治療を考案・実施し、少しでも患者様の人生に貢献できるよう努力している。特に、新しい治療法について胃癌、大腸癌、直腸癌に対する化学療法において多施設共同研究(PhaseIII)や市販後調査(PhaseIV)にも積極的に多数参加している。食道癌は独自の新しい治療法を開発し、院内の審査で認可を受けた自主研究(PhaseI、II)を行っている ★鼠径ヘルニア=12年度の手術142例。現在、日本で最も普及しているメッシュプラグ法とPHS法を標準術式としている。痛みの少ない再発ゼロの手術を実現するために、「鼠径ヘルニア術後の疼痛」に対して自主研究を行っている。 |
医療設備 |
MRI、CT、ヘリカルCT、DSA、超音波、腹腔鏡下手術装置、ハイビジョン内視鏡(拡大鏡、NBIなど)、超音波内視鏡、リニアック、その他。 |
- セカンドオピニオン受入 △
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
呼吸器内科
分野 |
呼吸器内科 |
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特色 |
当院は東急田園都市線の藤が丘駅前に位置し、横浜市北部地区の中核病院の役割を担っており、呼吸器疾患全般にわたる診療を行っている。一般診療はもとより、教育機関として学生および研修医の教育、呼吸器内科専門医の育成、臨床研究を積極的に行っている。 |
症例数 |
呼吸器内科の病床数は35床。11年の外来患者総数は24,642人で、月平均外来患者数は2,053人。紹介新患者数は932人。11年の入院患者数は740人で、内訳は、肺癌340人、呼吸器感染症222人、間質性肺炎62人、慢性閉塞性肺疾患(COPD)76人、気胸33人、気管支喘息59人、肺結核後遺症17人、膠原病17人、肺高血圧症7人、肺血栓塞栓症12人など ★気管支喘息=ガイドラインに準じ、気道過敏性検査、アレルゲン検索などによる正確な診断を心がけている ★COPD=ガイドラインに準じ、薬物療法、禁煙指導、呼吸リハビリテーションなどを導入し、症状緩和、予後改善を図っている ★慢性呼吸不全=原因疾患としてはCOPD、結核後遺症が多い。専門外来(HOT外来)で在宅酸素療法(HOT)や在宅NPPV(非侵襲的陽圧換気)療法を導入し、治療を行っている。11年でのHOT導入患者は93人、在宅NPPV導入患者は9人 ★呼吸リハビリテーション=昭和大学藤が丘リハビリテーション病院に呼吸リハビリの専門外来を持ち、医師や理学療法士(PT)により、腹式呼吸、呼吸筋ストレッチ、リラクゼーションなどの外来指導などを行っている。短期間の入院による、集中的な呼吸リハビリテーション指導も行っている ★急性呼吸不全=集中呼吸管理ユニット(RCU)においてチーム医療を行っている。慢性呼吸不全症例の急性悪化や院内での急性呼吸不全症例に対応している。当科では急性呼吸不全にNPPVを積極的に用いており、予後の改善を得ている ★感染症=肺炎、肺アスペルギルス症、非結核性抗酸菌症、肺化膿症、膿胸など。肺結核症については当院には結核病棟がないため、入院治療が必要な患者は感染症法に従い、近隣の専門病院を紹介している ★びまん性肺疾患=肺線維症、間質性肺炎、膠原病肺、サルコイドーシス、薬剤性肺炎などの診断・診療を行っている。放射線科や病理医と総合的に評価し、治療を行っている。症例によっては呼吸器外科と連携し、胸腔鏡下肺生検(VATS-LB)を行っている ★胸水=当科では局所麻酔下胸腔鏡検査を80年代から施行しており、症例数は250例以上を超える。診断・治療に積極的に用いている ★肺癌=ガイドラインに準じた、最新のエビデンス(根拠)に基づく治療を行っている。原則として本人への病名告知を行う。手術適応の肺癌は、呼吸器外科との密接な連携により、迅速に外科手術が可能。手術不適の症例においては、癌化学療法、放射線療法を行っている。11年の新規の肺癌患者数は115人である。外来化学療法も行っており、11年は742件実施している。緩和医療に取り組んでおり、院内の緩和ケアチームと連携している ★肺血栓塞栓症、肺高血圧症=当科では、以前より積極的に肺血栓塞栓症の診断と治療を行っている。現在、多門CT(MDCT)を用いて下肢静脈から肺動脈までの評価を同時に行い、速やかに肺血栓塞栓症の診断を行っている。救命救急センターとの連携により、きわめて重症の肺塞栓血栓症に対しても、体外循環(PCPS)などを用いて治療に当たっている。肺高血圧症患者には積極的に右心カテーテルを行い、治療に反映している ★当科の11年の検査実績は、気管支内視鏡273件、局所麻酔下胸腔鏡3件、右心カテーテル検査6件、呼吸機能検査565件、気道過敏性検査37件など。 |
医療設備 |
CT 3台、MRI、DSA、核医学、放射線治療装置(リニアック)、気管支内視鏡、局所麻酔下胸腔鏡、ヤグレーザー、呼吸機能検査、気道過敏性検査(アストグラフ)、睡眠ポリグラフィなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 〇
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
呼吸器外科
分野 |
呼吸器外科 |
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特色 |
75年に当院が開設され、87年に鈴木が当院に赴任して以来、呼吸器外科医、心臓外科医、血管外科医の協力のもと、「胸部心臓血管外科医(頸部から下、お腹から上の、胸の領域を扱うお医者さん)」として活動を繰り広げてきた。09年から心臓血管外科が分離し、呼吸器外科専門医集団として日夜努力している。また、呼吸器内科、放射線科、病院病理科を中心に、他科との強い連携により、迅速で正確な診断治療を心がけている。10年2月からは診療拠点を昭和大学横浜市北部病院へ移したが、外来は従前と同様に行い、臨床検討会は同様に藤が丘病院呼吸器内科と一緒に開いている。 |
症例数 |
治療に際しては、肺癌の病期(進行度)ならびに並存疾患の有無、そして程度によって治療方針を決定しており、I期やII期、ならびにIII期の一部に対しては昭和大学横浜市北部病院にて手術を行っており、それ以上に対しては化学放射線療法を選択している。また、IB期以上には原則として手術後に化学療法を追加している。 |
医療設備 |
CT、多列検出器CT、高分解能CT、MRI、ヤグレーザー、肺血流シンチグラフィー、肺換気シンチグラフィー、骨シンチグラフィー、ガリウムシンチグラフィー、気管支鏡、電子内視鏡、気道内ステント、胸腔鏡、放射線治療設備ほか各種。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 〇
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 ×
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
循環器内科
分野 |
循環器科 |
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特色 |
病床数約600床、循環器センター(循環器内科、心臓血管外科)病床の40床に加え、ICU (intensive care unit)/CCU (coronary care unit)病床が14床で稼働している。循環器内科医が常に当直をしており24時間365日心筋梗塞等の緊急患者に対応している。虚血性心疾患はもちろんのこと、心不全、不整脈、末梢動脈疾患、肺血栓塞栓症等あらゆる循環器疾患の治療を行っている。昭和大学藤が丘リハビリテーション病院と密接に連携し心臓、血管リハビリテーションも行っている。また、形成外科等と院内で重症下肢虚血診療班を展開しており、重症下肢虚血の集学的治療を積極的に行っている。 |
症例数 |
★虚血性心疾患=心筋梗塞に関しては、ICU/CCUに常に医師が常駐し患者さんを受け入れ治療している。急性心筋梗塞や不安定狭心症である急性冠症候群は年間約150例であり、心筋梗塞、狭心症に対するカテーテル治療は11年には年間455例と数多くの患者さんを治療しており12年にはさらに増加している。薬物溶出性ステントの植え込みを基本としロータブレーターも必要に応じて行っており、再狭窄率の低減に努めている。心血管インターベンション治療学会専門医2人、認定医2人が中心となっている。また、近隣のかかりつけ医とも連携し、心筋梗塞パス等を運用しており、いつでも診察できる体制を整えている ★心不全=心臓超音波検査を年間約4,000件行っており、心臓血管外科と協力し心臓弁膜症の手術適応の決定を行っている。CCUや病棟での薬物治療に奏功しない患者さんには特殊なペースメーカーを植え込む心臓再同期療法も数多く行っている ★不整脈=11年の年間ペースメーカー植え込み数は約60例で植え込み型除細動器も数多く植え込んでいる。カテーテルアブレーションも11年は約130件施行しており、最近は心房細動に対しても積極的に治療を行い、よい成績をあげている。不整脈専門医2人が中心となって行っている ★閉塞性動脈硬化症等の血管疾患=末梢血管に対するカテーテル治療は11年には80件施行しており、12年には100件を超えているのみならず(心血管インターベンション治療学会専門医、認定医、脈管専門医が中心)、カテーテル治療やバイパス術に奏功しない症例には再生医療も行っている。下肢動脈エコーは11年は320件、ABI(足関節上腕血圧比測定検査)は1,200件、SPP(皮膚還流圧測定検査)は240件行っている。重症下肢虚血に関しては、形成外科、皮膚科、心臓血管外科、腎臓内科、内分泌代謝内科、生理機能検査室とともに院内で重症下肢虚血診療班を展開し、集学的に患者さんの治療にあたっており、近隣の透析クリニックとも連携して治療にあたっている ★心臓、血管リハビリテーション=心筋梗塞、心不全、末梢動脈疾患患者には、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院で医師監視型の定量的リハビリテーションを施行している。重症患者は入院で行い、軽症患者は外来でのリハビリテーションも積極的に施行している(心臓リハビリテーション指導士数人)。 |
医療設備 |
ICU・CCU 14床、心臓カテーテル装置、大動脈内バルーンパンピング、心肺補助装置、心臓超音波装置、トレッドミル運動負荷装置、エルゴメーター運動負荷装置、心肺運動負荷試験、ホルター心電図、ABI、TBI、FMD、TWA、SPP、チルト検査装置、心臓核医学検査装置、心臓CT、心臓MRI 。 |
- セカンドオピニオン受入 〇
- 初診予約 △
- 主治医指名 〇
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
胸部心臓血管外科(心臓血管外科)
分野 |
心臓血管外科 |
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特色 |
心臓、大血管、末梢血管までの手術を行っている。診断、治療は循環器内科、他の科と連携をもち行っている。院内には救命センターもあり、随時、緊急手術の対応もしている。 |
症例数 |
年間の手術総数は180~200例で、半数が心臓、大血管(開心術80~100例)、半数が末梢血管である。心臓手術は後天性が大部分を占め、内科と症例検討をして治療法を決定している。約60%が冠動脈バイパス術、残り40%が弁膜症手術と胸部大動脈瘤手術である ★冠動脈バイパス術は、ほとんどの症例で人工心肺を使用しない心拍動下で施行しており、長期開存の期待できる動脈グラフトで多枝バイパスを行うことを基本としている。また心不全に対する左室形成術も施行している ★弁膜症手術では、人工弁置換術ばかりでなく、自己弁を温存した形成術でなるべく治療するようにしている。また、同時に合併する心房細動に対しても積極的にメイズ手術を行っている ★胸部大動脈手術は、基本的には人工血管置換術になるが、全身状態の悪い症例にはカテーテル治療も行っている ★末梢血管疾患は、腹部大動脈瘤が約40%で人工血管置換術が行われ、40%が末梢血管閉塞に対するバイパス手術である。末梢血管疾患の治療法の選択では内科、形成外科、皮膚科と検討し決定している。その他は主に静脈瘤手術である ★過去3年間の手術死亡率は待機手術で血液透析患者を除き冠動脈バイパス手術0.8%、弁膜症2.8%、胸部大動脈瘤3.6%である。 |
医療設備 |
人工心肺、セルセーバ、PCPS、IABP、CHFなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
腎臓内科
分野 |
腎臓内科 |
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特色 |
腎炎、ネフローゼ、高血圧、急性腎不全、慢性腎不全、透析療法、糖尿病や膠原病などを含む全身性疾患に伴う腎臓疾患など、腎臓疾患全般の専門総合診療を担当している。栄養科との共同で行う食事療法(低蛋白食、塩分制限食)の徹底により、腎機能障害進行の停止・遅延効果が可能となり、透析導入の遅延効果がもたらされ、全国より多くの患者さんが訪れる。血液透析のみでなく、腹膜透析(PD)を含めた透析導入患者も多く、関連施設と協力しながら安定した透析療法を行っている。救命センターにおける各種急性血液浄化療法も行っている。 |
症例数 |
慢性腎臓病患者に対して厳しい低蛋白食療法の実践を指導し、多くの症例で腎機能障害の進行停止や透析導入時期の遅延に成功し、全国より多くの患者さんが紹介来院される。1カ月の外来患者数は約2,000人。年間の入院患者は300~350人 ★腎炎に対する治療は、国際的かつわが国におけるエビデンス(根拠)に基づいた治療の選択・実践を十分なインフォームド・コンセントのもと行っている。IgA腎症に対しては、扁桃摘出術後にステロイドのパルス療法を併用する治療を取り入れている(年間約40例)。難治性ネフローゼ症候群には、食事療法に加えて積極的な免疫抑制剤の投与やLDLアフェレーシスの併用も取り入れている。膠原病に伴う腎炎や急速進行性腎炎(RPGN)には、血漿交換療法(DFPPも含む)も行っている ★腎疾患診断のための腎生検は、ベッドサイドで行う超音波下経皮的腎生検もしくは透視下で行う経皮的腎生検を年間約80例行っている。コンピューター画像解析装置を備えた光学顕微鏡、免疫染色のみならず電子顕微鏡による総合的な迅速かつ正確な診断を行っている。腎生検施行においては安全性の確保を最優先し、経皮的腎生検の施行が困難な患者さんには、開放腎生検を行っている。その他、年に約10例の急速進行性腎炎や膠原病に合併した腎炎の治療を行っている。 ★透析=年間約800人が血液透析、約20人が腹膜透析を導入している。近隣にある当院関連透析施設と常に連携をとり、患者さん本位の透析療法の実践を目指している。これらの関連施設で外来維持透析療法を施行中に発生したトラブルや、慢性腎不全に伴う様々な合併症の原因精査、加療目的で入院される患者さんの治療を行っている。現在腹膜透析患者は約70人である ★内シャント造設術は再建術を含め年間70~80例をこなしている。血液透析導入後に狭窄をきたした内シャントに対するDSA、PTAも放射線科と共同で年間約40例行っている ★腹膜透析患者に使用する腹膜透析カテーテルの挿入術や抜去術も行っている。腹膜透析カテーテルの位置異常が生じた時は、アルファーリプレーサーを用いた整復術も行っている ★下肢閉塞性動脈硬化症の患者に対するLDLアフェレーシス療法や、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法も行っている ★二次性副甲状腺機能亢進症患者に対する経口薬およびビタミンDの静脈内投与も行っているが、腫大した副甲状腺に対する経皮的副甲状腺エタノール注入療法(PEIT)も行っている。内科的治療に抵抗を示した難治性の二次性副甲状腺機能亢進症患者に対しては、副甲状腺摘出術(PTX)を耳鼻咽喉科にて行っている。 |
医療設備 |
CT、MRI、超音波診断装置、腎シンチグラフィー、血液透析センター(外来血液透析、入院血液透析、CAPD、血液濾過透析、血漿交換療法、LDLアフェレーシス、各種吸着療法、持続緩徐式血液濾過透析)、血管造影検査(DSA、PTA)、骨密度測定装置など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ×
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
泌尿器科
分野 |
泌尿器科 |
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特色 |
医療安全を最優先として診断・治療に当たっている。入院治療・手術が必要な場合は、複数回のカンファレンスを行い、ガイドラインに準拠して適切な治療方針を決定している。開腹手術に関しては、癌の根治性を重視することはもちろんのこと、手術時間の短縮と出血量の減少を実行している。開腹手術には自己血を貯血して日赤の輸血を回避している。手術時間が短縮され出血は自己血のみで対処することにより術後の合併症を少なくし、退院までの期間を短縮している。「安全に・確実に・短時間で・出血を少なく」を主眼にしている。また、低侵襲手術である腹腔鏡手術を採用している ★外来診療の最も大きな特徴は男性機能障害(勃起障害、男性更年期障害、男性不妊症)の診断と治療である。関東、東海、関西地区からの受診者もみられる。治療の基本は内服治療であるが、内服治療の無効症例が各地から紹介受診している。内服治療無効例に対しての診断と治療を積極的に行っている。診断は超音波検査やCTによる陰茎血流を測定し、夜間勃起現象の測定も必要に応じて行う。治療は内服治療以外にも海綿体内注射や手術療法を含めた様々な治療法を行っている。また、神奈川県内の労働基準監督署からの依頼で労働災害による障害認定も行っている ★癌の手術により残念ながら勃起機能を温存できなかった症例に対しては、陰圧式勃起補助具や海綿体内注射療法、陰茎プロステーシス挿入手術まで対応可能である ★尿路・性器癌の診断ではCT・MRI・シンチグラムなど標準的な方法により診断し、早期癌の場合は手術療法が主体となる。進行癌の場合の治療は手術療法と抗癌剤治療、放射線療法を組み合わせて集学的治療を行っている ★早期前立腺癌には手術療法、進行前立腺癌はホルモン療法、放射線外照射の単独治療または併用を行っている ★術後に症状が落ち着いている患者さんや内服治療で経過観察を行う患者さん、定期的に血液検査が必要な患者さんに対しては、病院の待ち時間の解消のため、居住地の近くの泌尿器科専門医を紹介している。入院での検査や治療が必要になった場合には当院および近隣の入院可能医療機関で引き受ける ★排尿障害では前立腺肥大症に対する内服治療または手術療法を相談のうえ選択する ★頻尿・尿失禁では近隣の泌尿器科専門医とともに連携して治療に当たっている。最近増加している女性の尿失禁に対しては保存療法を行っている ★尿路結石に対する破砕手術は行っていないため、破砕手術が必要な場合は適切な施設を紹介する。また、内服治療は近隣の泌尿器科専門医とともに連携して治療している。さらに近隣の泌尿器科専門医とは3カ月ごとにカンファレンスを行っており、地域全体で患者さんを治療できるように心がけている。 |
症例数 |
11年度の手術症例は、副腎腫瘍2例、腎臓癌根治手術14例、腎臓癌部分切除術2例、腎盂尿管癌根治手術11例、膀胱癌TUR 101例、根治的膀胱全摘除術7例、前立腺肥大症TUR 40例、前立腺癌根治手術24例、精巣癌手術6例、開放性腎生検3例、経尿道的尿管結石破砕術24例、経尿道的膀胱結石破砕術12例、その他95例。腹腔鏡手術は副腎腫瘍と腎臓癌に対して行っている。前立腺生検は219例。 |
医療設備 |
カラードプラ超音波診断装置、MDCT(CT血管撮影含む)、MRI、核医学装置、リニアック、リジスキャン(夜間陰茎勃起現象測定装置)。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
整形外科
分野 |
整形外科 |
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特色 |
75年(昭和50年)に横浜市北部の藤が丘に開設。38年以上の歴史を経て、現在9階建てで入院病床数569床、そのうち整形外科病床数は78床である。隣接する昭和大学リハビリテーション病院において術後の継続するリハビリを行っている。当科では股関節、膝関節、脊椎・脊髄、肩関節、肘、リウマチなどの疾患のほか、外傷にも高度医療を目指している。 |
症例数 |
外来患者数は1日平均127人、入院患者数は1日平均67.3人。CT、MRI、RI、骨密度定量などの各種診療機器を完備し、迅速かつ確実な診療に努めている。年間の手術件数は約1,435.2件。その内訳は、股関節257件、脊椎・脊髄188件、膝関節335件、外傷459件、肩・肘258件である ★股関節の外科=渥美教授を中心に診療を行っており、対象疾患は、変形性股関節症、大腿骨壊死症などの成人股関節疾患ならびにペルテス病や大腿骨頭すべり症等の小児股関節疾患などである。特に、成人の特発性大腿骨頭壊死症は厚生労働省の認定する難病疾患であり、難病研究班の班員として病態解明、骨頭温存手術である大腿骨頭回転骨切り術を中心とした臨床成績を多数報告している。人工股関節置換術の症例も多く、特殊な例を除いてMIS(Minimum Invasive Surgery、小皮切・小侵襲)で手術を行っており、早期の運動機能を獲得している。また、年齢の若い方には骨温存型の人工股関節を使用し、遠い将来の再置換に備えている。年間約145例の人工股関節置換術(再置換術を含む)、60例の股関節温存骨切り術を行っている。自己血輸血、静脈血栓症対策も積極的に行っている ★外傷の外科=小原准教授を中心に活動している。当院ではER(1次、2次救急)、救命救急センター(3次救急)を併設しており、整形外科領域の外傷に関しては、すべての外傷に対して24時間対応可能である。さらに、整形外科領域で治療が困難な難治性骨折、偽関節(感染性偽関節を含む)、骨髄炎、骨折後の変形治癒に対する変形矯正等に対し、創外固定器を用いた治療を積極的に行っており、外傷関連の年間手術件数は約459例である ★膝関節の外科=髙木講師を中心に、変形性膝関節症、関節リウマチ、靱帯損傷、半月損傷、スポーツ障害などのすべての膝疾患の治療を行っている。特に、人工膝関節置換術は、早期社会復帰を目標にMISを導入し、最小侵襲と小さな皮切にて手術を行っている。膝前十字靱帯損傷に対しては、解剖学的二重束再建術を施行し、良好な術後成績を得ている。そのほか、半月板損傷、軟骨損傷に対する関節鏡手術も数多く施行している。年間121例の人工膝関節置換術、84例の膝前十字靱帯損傷再建術を行っている ★脊椎・脊髄の外科=神崎講師を中心に診断・治療を行っている。腰椎椎間板ヘルニア摘出術、腰部脊柱間狭窄症に対する拡大開窓術、脊椎インストゥルメントよる腰椎後方固定、頸椎後縦靭帯骨化症に対する広範囲前方浮上除圧術、重度側彎症に対する矯正など、多くの重度症例に対する手術を行っている。年間手術症例は188例である ★上肢(肩・肘・手)=西中講師を中心に肩肘のスポーツ障害、腱板変性断裂の関節鏡手術を積極的に行っており、年間手術数は258例である。 |
医療設備 |
MRI、CT、RI、骨密度定量測定装置、電気生理学的機器、無菌手術室、手術用顕微鏡、関節鏡など各種診療用機器が揃っている。 |
- セカンドオピニオン受入 △
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
産婦人科
分野 |
産婦人科 |
---|---|
特色 |
横浜市北部地域の患者さんが安心して産婦人科診療や分娩を受けられるように、昭和大学藤が丘病院は、08年7月より地域の中核病院として都筑区、青葉区、緑区などの産婦人科病院や診療所、クリニック32施設と周産期連携システムを構築して、病病連携・病診連携を基盤とした地域医療を目指している ★総勢11人の産婦人科スタッフのうち9人が日本産科婦人科学会の専門医であり、その専門知識を発揮し、患者さんとゆっくりお話のできる時間を取るよう各種専門領域の特殊外来(不妊・内分泌外来、中高年健康外来、腫瘍外来、女性漢方外来、産科超音波精密スクリーニング外来、セカンドオピニオン外来)を設置して診療にあたっている。その半数以上が女性医師で毎日外来を担当しており、患者さんの要望に対応できるように配慮している ★分娩については、自然分娩の方針のもとに安全で快適なお産ができる体制をとっており、立ち会い分娩も可能。助産師による助産師外来(妊婦指導)や母乳外来を行っており、出産後は母児同室、母乳保育を推進している。今後、助産師による自然分娩を目指す院内助産の導入を考えており、LDR(陣痛室・分娩室・回復室を同一の部屋とするシステム:産婦さんが移動しなくてすむ)の導入など、現在その体制作りに力を入れている ★現在の周産期医療の抱える山積する諸問題はあるが、母体搬送については常時受け入れ可能というわけではなく、新生児集中治療部門(NICU)と連携を取り、県下の医療機関からの合併症やリスクを有する患者さんを積極的に受け入れるようにしている。婦人科救急でも救命救急センターやERと協力して地域の救急疾患患者を積極的に受け入れている。当院は日本婦人科腫瘍学会の専門医修練施設と日本周産期学会の研修施設として登録されている。 |
症例数 |
★婦人科腫瘍=11年の手術症例数は463例(C/S除く)であった。そのうち悪性腫瘍は103例(再発癌手術を含む)にのぼっており、子宮頸部腫瘍30例、子宮体部腫瘍34例、卵巣・卵管腫瘍39例である。悪性腫瘍の治療については子宮頸癌・子宮体癌・卵巣癌ガイドラインに沿って手術、化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療を行い、初期症例に対しては積極的に機能温存手術を行っている。個々の患者さんと十分にディスカッションしながら治療方針を決定している。また、積極的に外来化学療法を導入しており、11年に施行された化学療法の延べ件数は544件であった。緩和ケアも重視し、治療早期より積極的に導入してQOL(生活の質)の向上に努めている。良性腫瘍に対する手術療法は美容的な点も考慮し、小開腹での手術を心がけている。腹腔鏡下手術(71例)、子宮鏡下手術(31例)も積極的に行っている ★周産期=11年の分娩件数は776例(08年742例、09年905例、10年825例)であり、現在、帝王切開分娩は197例で帝王切開率は24.8%であった。骨盤位症例やVBAC(経腟分娩)希望者には患者さんとお話しの上、分娩方針を決めている。染色体異常を含む胎児異常のスクリーニングとしてクアトロテスト、妊娠中期の羊水検査、妊娠20週での精密超音波検査を行っている。また大学病院としての性格上、合併症を有する妊婦さんが多く、これには専門領域の先生方と連携しながら母児管理を行っている ★婦人科内分泌=女性の一生を対象とした診療科として、生殖内分泌・月経異常・不妊症などから、更年期・閉経期に起こる女性特有の症状に対するホルモン療法に漢方療法を組み合わせるなど、その領域のスペシャリストが診療にあたっている ★当院は、地域の病診連携を基盤とした急性期の医療の在り方を実践する病院としてご理解いただきたいと考えている。具体的には紹介いただいた患者さんの診断や手術などが終了し、経過が良好な症例については積極的に紹介元にお返しすることを心がけている。 |
医療設備 |
3D超音波、CT、MRI、リニアック、腹腔鏡、子宮鏡など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
耳鼻咽喉科
分野 |
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 |
---|---|
特色 |
中耳疾患、頭頸部腫瘍、鼻副鼻腔疾患、睡眠時無呼吸症候群など幅広く診療を行っている。頭頸部腫瘍は機能温存を考え化学放射線併用療法を第一選択としており、良好な結果を得ている。睡眠時無呼吸症候群に関しては、PSG検査(終夜睡眠ポリグラフ)、CPAP治療(経鼻的持続陽圧呼吸療法)に加え、口腔外科と連携し口腔内装置の治療も行っている。 |
症例数 |
11年度の手術件数は826件。内訳は耳122件(鼓室形成、あぶみ骨手術、外耳道腫瘍手術など)、鼻副鼻腔288件(内視鏡下鼻内副鼻腔手術、鼻中隔矯正術など)、口腔咽頭178件(口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術、唾石摘出術など)、頸部178件(甲状腺腫瘍、耳下腺腫瘍、頸部悪性腫瘍手術など)、外傷10件、他50件(気管切開など) ★中耳手術=慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対し鼓室形成術を行っている。入院は1週間程度で、その後は慢性中耳炎専門外来にて経過をみている ★鼻副鼻腔手術=内視鏡を用いた手術が基本。ナビゲーションシステムを導入し、より安全で正確な手術が可能となっている。また鼻副鼻腔悪性腫瘍など内視鏡下では困難な症例は鼻外切開も併用し良好な成績をあげている ★頭頸部腫瘍=甲状腺の嚢胞性病変に対してはPEIT(経皮的エタノール注入療法)また、がま腫に対してピシバニール注入など良性腫瘍に対する保存的治療も積極的に施行している。耳下腺・顎下腺腫瘍は手術を第一選択とし年間40例ほどの実績がある。神経鞘腫の手術も行っており、術後の機能温存も良好である。喉頭癌、咽頭癌に関しても機能温存を考え、化学放射線併用療法を行っている。手術で再建を要する場合は形成外科医と連携し治療を行っている ★睡眠時無呼吸症候群=簡易式検査、PSG検査ともに施行可能。CPAP治療や口腔外科と連携をとり、口腔内装置での治療も行っている ★めまい=聴力検査、重心動揺計、ENG(電気眼振図)、カロリックテスト、MRIなど必要な検査を組み合わせ診断治療にあたっている。めまいは耳鼻咽喉科領域以外に、神経領域、循環器領域、整形外科領域など原因が多岐にわたるため適切な診療科に振り分けている。治療では薬剤に加え、積極的にリハビリを取り入れている ★突発性難聴=中等度から高度難聴の場合や、めまいを伴う場合は入院をすすめている。ステロイドの点滴治療を中心に、無効例には高気圧酸素療法も行っている ★IgA腎症=腎臓内科とともに扁摘ステロイドパルス療法を行っており、従来のステロイドパルス療法に口蓋扁桃摘出術を加えることで治療成績が向上している。 |
医療設備 |
CT、MRI、リニアック、超音波、聴力検査、(純音、語音)、OAE、ABRなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ×
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
救命救急センター
分野 |
救急医療 |
---|---|
特色 |
当センターは昭和大学藤が丘病院の併設型の救命救急センターで、神奈川県で5番目の3次救急医療施設として85年4月に開設され、日本救急医学会の指導医、専門医とサブスペシャリティーをもつ救命救急専門医と、院内の各科専門医の協力による豊富なマンパワーとスタッフの救急医療への情熱により、近隣各区および東京都町田市、川崎市からの救急患者収容要請や2次医療病院からの転送依頼を断らない方針で、少しでも地域住民に良い医療を提供できる姿勢を開設以来貫いている。また救急医療の現場では、突然の重篤な病状に当惑される家族の方々へのきめ細かい対応を医師、看護師、コメディカル、また事務部門を含めたすべてのスタッフが心がけている。救急医療の崩壊の危機といわれている昨今であるが、日本救急医学会指導医施設、救急科専門医指定施設、日本集中治療医学会専門研修医施設、アレルギー学会教育施設の指定を受け、学生、新臨床研修医を教育し、横浜市安全管理局との連携により救急救命士の教育に力を注ぎ、地域のメディカルコントロールに貢献している。また横浜市救急医療チーム(YMAT)指定病院であり、積極的な活動を行っている。教育に対しては院内、院外にBLS(心肺蘇生など1次救命処置)、ACLS(2次救命処置)、JATEC(外傷初期診療プログラム)の普及を目指し活動している。 |
症例数 |
07年の当センター入院患者数は1,121人で、救急隊による現場からの搬送が81.8%、初期、2次医療機関よりの搬送が4.5%であり、すべて重症救急疾患である。主な内訳は、来院時心肺停症例283人、重症脳血管障害138人、多発外傷111人、急性中毒108人、重篤な代謝性障害、急性心筋梗塞および心不全71人、全身麻酔を要した外傷68人、重症呼吸不全58人、急性腹症20人であり、来院時心肺停止症例を除いた全体の救命率は93.4%(心肺停止例は7.7%)である ★脳血管障害=脳動脈瘤のクリッピングや脳内血腫除去、血管内手術、t-PAによる血栓溶解療法などを救急医・脳外科チームが24時間対応で行う ★中毒=近隣に収容医療機関が少ないために収容に努めている。分析は基礎医学教室と連携し、治療に対しては血液浄化法も含め対応している。精神疾患に対しては、院内の専門医と一緒に対応している ★外傷=多発外傷では、各専門医が診察に当たり治療方針を決定し、手術室までの搬送が間に合わない超重症例では初療室での手術も行っている。初療室に隣接したMDCTを活用し早期診断を行い、放射線科医の協力により積極的に血管内手術を施行している。整形外科は外傷チームを組織し、精力的に治療をしている。四肢切断は形成外科がマイクロサージャリーで対応している。腹部外傷では的確に早期診断、積極的な治療をしてダメージコントロールも行い非常に良好な結果を得ている ★急性腹症=重症急性膵炎は、集中治療管理をして、症例により動注療法、血液浄化法、外科治療を行い非常に高い救命率(80%)である。汎発性腹膜炎による術後には、血液浄化療法を実施して早期に臓器不全からの離脱を行っている ★臓器不全=劇症肝炎、敗血症、腎不全、心不全に対しては、呼吸循環管理とともに持続的血液濾過透析(CHDF)や血漿交換療法(PE)、エンドトキシン吸着による血液吸着療法(PMX-DHP)、経皮的人工心肺補助循環装置(PCPS)、高気圧酸素療法(HBOT)を駆使した集中治療を行っている。 |
医療設備 |
初療室2床、集中治療室(ICU、SCU、CCU)8床、ハイケアユニット(HCU)27床、救急専用MDCT(初療室に隣接)、高気圧酸素治療室(第1種)、人工呼吸器、血液透析装置、持続的血液浄化装置、各種内視鏡、超音波診断装置、PCPS、大動脈バルーンパンピング装置(IABP)、脳波計、聴性脳幹電位検査装置、血液ガス分析装置、血液生化学検査装置、血液凝固能検査装置、低体温管理装置、集中治療用スケールベッド、ベットサイドモニターなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 /
- 主治医指名 /
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
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- 名医の推薦分野について
- 名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。
診療科目:心臓血管外科
50代以上男性 2018年04月09日投稿
同病院のハートセンターの医師による、救急の心臓カテーテル法に依る冠動脈カテーテル・ステント設置手術を受け、急性の激痛から解放された。横浜市救急隊の隊員が救急車内で心電図…続きをみる