帝京大学医学部附属 溝口病院(神奈川県川崎市高津区)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
帝京大学医学部附属 溝口病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
第4内科(肝臓消化器内科)
分野 |
消化器・一般内科 |
---|---|
特色 |
「地域に根ざした高度で良質な医療の実践」を理念とする ★自己免疫性肝疾患=厚生労働省の難治性肝疾患調査研究班の研究協力者として、原発性胆汁性肝硬変、自己免疫性肝炎などの診断治療に習熟している ★肝癌=治療実績全国2位の杏雲堂病院で研鑽した治療技術を持つ ★内視鏡=90年に山川達郎名誉教授により日本で初めて「腹腔鏡下胆嚢摘出術」が施行された施設として、検査と治療の最善を追求している。 |
症例数 |
肝臓消化器疾患の1日平均外来受診人数は約50人。話しやすい雰囲気作りを心がけている ★急性期および慢性期の肝機能障害=特に自己免疫性肝疾患の診療に加え、C型慢性肝炎に対するペグインターフェロン+リバビリン療法にプロテアーゼ阻害剤の併用、B型慢性肝炎に対するエンテカビルの最適な内服開始時期の考慮とペグインターフェロンとのシーケンシャル療法、メタボリックシンドロームに生じる脂肪肝に対する栄養指導および抗酸化ストレスを主眼にした内服療法にも力を注いでいる ★肝硬変=難治性腹水に対して腹水濾過濃縮再静注法および腹腔静脈シャント術を、血小板数減少による出血しやすさに対して部分的脾動脈塞栓術を行っている。さらに倦怠感やこむら返りに対して栄養指導とアミノ酸補充療法を、吐血の原因になる食道静脈瘤に対しては内視鏡的に硬化療法および結紮術を行っている ★肝癌=MDCT、プリモビストMRI、ソナゾイド超音波を駆使して診断し、血管造影下で肝動脈化学塞栓術や、超音波ガイド下で経皮的にラジオ波焼灼術を行っている ★消化器疾患=胸やけや呑酸の原因である胃食道逆流症や、胃十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群などの治療に加え、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌治療、内視鏡検査による早期癌の発見に取り組んでいる。末期癌の緩和医療に対しても真摯に取り組み、ペインスケールにより痛みゼロを目指している ★集学的診療=チーム医療を実践し、他臓器専門医、他科との連携が密で、総合内科医としての役割も担っている。内科入院ベッド数115床。入院の際には治療計画書を提示し、入院中の安全と安心に配慮し、退院後もライフスタイルに応じた体調管理をサポートする ★年間治療数=肝動脈化学塞栓術40件、ラジオ波焼灼術40件。 |
医療設備 |
内視鏡(上部•下部•経鼻)、超音波、CT、MRIほか。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
第4内科(腎グループ)
分野 |
腎臓内科 |
---|---|
特色 |
腎炎・ネフローゼや膠原病を含む二次性腎障害について、適応を精査したうえ腎生検を施行し、光学顕微鏡・蛍光抗体法・電子顕微鏡を用いた的確な診断を行い、各疾患に応じた適切な治療・管理を行っている。また、高血圧症の診断・治療のほか糖尿病、腎硬化症、膠原病など全身性疾患による腎障害についても、薬物療法や管理栄養士と連携を密にした食事管理療法をきめ細かく行っている。慢性腎不全においては各病期に応じた適切な治療・管理を行い、末期腎不全症例に対してはスムーズな透析療法への導入を行っている。また、急性腎不全、劇症肝炎、閉塞性動脈硬化症等に対して血漿交換、血液浄化療法を施行している。 |
症例数 |
腎臓病・高血圧症の外来患者数は1日約50~60人。腎炎・ネフローゼ・急速進行性糸球体腎炎の腎生検数は年間30件程度施行している。1年間の新規透析療法導入は約30人であり、退院後は近隣の関連透析施設を紹介している。また合併症を伴う重症入院透析患者においては病室での透析療法を行っている。その他、特殊治療法として膠原病、劇症肝炎等に対して血漿交換療法、腹水濃縮還元療法を年間約15例、難治性ネフローゼ症候群、閉塞性動脈硬化症に対してLDL吸着療法を約10例、敗血症に対して血液吸着療法を約15例行っている。また、シャント狭窄、閉塞に対して血管拡張術、シャント再建術を行っている。 |
医療設備 |
CT、MRI、3DCT、DSA、各種血液浄化装置(血液濾過透析機、持続式血液濾過透析機、血漿交換用機器、吸着療法用機器)、骨塩定量装置等。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
泌尿器科
分野 |
泌尿器科 |
---|---|
特色 |
泌尿器科疾患全般に高いレベルの医療を目指しており、尿路性器癌の手術では、最小限の切開で施行し、根治性を追求しつつQOL(生活の質)に配慮した治療を行っている。尿路結石に対する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)も、ほとんど(98%)は外来で施行し、患者さんの負担が最小限となるように努めている。周辺医療機関からの紹介患者が多く、結石破砕センターとして機能している。 |
症例数 |
1日の外来患者数50~70人。年間手術件数は約250件(ESWL以外)、ESWL約300~350件 ★表在性膀胱癌の多発・再発例や上皮内癌(CIS)に対してはBCG注入療法と抗癌剤注入療法を併用して良好な成績を得ている。CISの奏効率95%。浸潤性膀胱癌に対しては膀胱全摘除術+化学療法+放射線療法を併用している ★前立腺癌では、できる限り患者さんの希望に沿って手術、内分泌療法、放射線療法から選択するが、早期癌であれば根治手術(低侵襲小切開手術)を勧めている ★尿路結石に対するESWLは外来治療での迅速な対応を原則としており、国際的にも屈指の成績を得ている。有効率は全体で98%であり、結石の完全消失率は全体で87%、長径10mm以下で94%、尿管結石で96%であり、内視鏡手術を要するものは極めて稀である ★男性不妊症の精索静脈瘤手術や精管精管再吻合手術は顕微鏡手術で行い、良好な成績を得ている。 |
医療設備 |
CT、MRI、ESWL、リニアックなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 〇
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
産婦人科
分野 |
産婦人科 |
---|---|
特色 |
03年より赴任した西井教授のもと不妊症、内視鏡手術(腹腔鏡・子宮鏡)の専門病院として機能分化を遂げ、現在では神奈川県のみならず、東京近郊からの紹介患者が増えている ★西井教授は生殖医療専門医と日本産科婦人科内視鏡学会の技術審査委員でもあり、特に腹腔鏡下手術に関してはその経験に基づいた技術は県内でもトップクラスである。年間300例の腹腔鏡手術は西井教授統括のもと安全に行われており、合併症発生の頻度は0.5%である。当院では、子宮内膜症性のう胞(チョコレートのう胞)を含む良性卵巣腫瘍のほとんどすべては腹腔鏡下手術の適応となる。子宮筋腫に関しては子宮を温存する場合には筋腫の個数、大きさ、位置や骨盤内の癒着を考慮して腹腔鏡下子宮筋腫核出術、または腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術により筋腫核を摘出する。子宮全摘出術に関しても子宮筋腫と同様、画像や診察により総合的に判断して、可能な場合は創の小さい腹腔鏡下腟式子宮全摘術を選択している。西井教授指導のもと日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定医の養成も行われており、現在は土屋助手が内視鏡技術認定医の資格を有する ★不妊症に関して、当院は日本生殖医学会の認定研修施設に認定されている。西井教授、竹村助教は生殖医療指導医の資格を持ち当科の不妊治療を指導・統括している。治療方針は体系的なスクリーニングを施行し、生殖医療ガイドラインに準じた治療を行っている。現時点では体外受精を行うべき症例は他院へ紹介している。不妊症の原因となりうる子宮・卵巣・卵管の良性腫瘍の腹腔鏡下手術を目的に不妊専門病院から多数の紹介患者を受け入れ、妊娠率向上のため最適な手術を実施している ★婦人科腫瘍(子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌など)に関しては日本婦人科腫瘍学会のガイドラインに準拠した治療を行っている。ガイドラインに標準治療として記載されている手術、化学療法、放射線療法はすべて当院で施行可能である。11年より赴任した土谷講師は婦人科腫瘍専門医、がん治療認定医の資格を持ち当科の婦人科腫瘍治療を統括している。子宮頸癌に対する広汎子宮全摘術や子宮体癌・卵巣癌に対する傍大動脈リンパ節郭清を含む根治手術の手術は合併症なく安全に行われており、術後10日間前後で退院可能となることが多い。化学療法に関しては外来化学療法室が設置されており、日帰りで抗癌剤治療を受けることが可能である ★性感染症(ヘルペス、コンジローマなど)の診断、治療も積極的に行っている。前科長である川名客員教授は性感染症や母子感染に関してわが国の第一人者であり、性感染症のなかでもヘルペスウイルスを最も得意としている。ヘルペスウイルスの分離同定検査は他の施設では一般には行われておらず、より正確な診断法を用いて行うきめ細かい治療には定評がある ★産科診療はガイドラインに準拠し、胎児、母胎の安全を最優先に考えて行っている。医学的適応がなければ子宮収縮剤を用いた分娩誘発は行っていない。また、風疹、ヘルペス、トキソプラズマなどの母子感染の診断に力を入れており多数の妊婦が紹介されている。 |
症例数 |
総手術件数は09年411件、10年557件、11年556件と増加傾向にある。うち腹腔鏡下手術は09年252件、10年284件、11年298件であった ★11年に実施した腹腔鏡下手術の術式別件数は、卵巣のう腫摘出術119件、子宮筋腫核出術75件、子宮外妊娠手術27件、子宮全摘術10件であった。当院の過去3年間の腹腔鏡下手術(834件)の合併症発生率は0.59%、開腹移行率は0.59%であった。子宮鏡下手術は09年90件、10年82件、11年113件であり、主に子宮粘膜下筋腫と子宮内膜ポリープを摘出している ★12年に治療開始した悪性腫瘍の症例数は子宮頸癌9件、子宮体癌11件、卵巣癌7件であった。11年4月に婦人科腫瘍専門医が赴任したことにより症例数が増加しており、今後はさらに増加すると予想される ★09~11年の3年間における分娩数は09年318件、10年271件、11年275件であった。帝王切開数は09年54件、10年57件、11年50件であった。 |
医療設備 |
超音波断層撮影(カラードプラ)、CT、MRI、 腹腔鏡システム、子宮鏡システム、子宮卵管造影、ウイルス分離解析システムなど。 |
- セカンドオピニオン受入 △
- 初診予約 〇
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 ×
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
眼科
分野 |
眼科 |
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特色 |
網膜硝子体疾患、特にその外科的治療を最も得意としている。治療に緊急性のある裂孔原性網膜剥離をはじめ、黄斑上膜や黄斑円孔などの黄斑疾患、増殖硝子体網膜症や増殖糖尿病網膜症などの重篤な疾患も手がけている。また、ほとんどの常勤医は白内障手術を行っている。斜視・弱視など小児眼科も得意分野であり、高いレベルの診療を行っている。医学部附属病院であるため教育病院としての性格を持ち、医学部学生の臨床実習、研修医教育や視能矯正学科の視能訓練士実習も受け入れている。また、地域医療を重視し病診連携にも力を入れている。 |
症例数 |
年間の初診患者は約2,500人、再診延べ数は約25,000人。年間手術件数は約1000件で、内訳は網膜硝子体手術300件、白内障手術550件、斜視・眼瞼手術50件、その他となっている。硝子体手術は大部分を小切開硝子体手術で行い、糖尿病網膜症、黄斑疾患などで高い成功率を収めている。網膜剥離では経強膜法と硝子体手術を使い分け、95%以上の初回復位率、100%に近い最終復位率を得るとともに、より優れた視機能改善をも求めている。白内障術式は極小切開による超音波白内障手術を主体とし、より低侵襲でより高い術後視機能を得ている。斜視手術、眼瞼手術は帝京大学板橋本院の伝統を受け継ぎつつ、さらに改良を加え洗練された診療を行っている。眼底疾患、緑内障を対象としたレーザー手術も最新、最善の方法を常に提供できるよう努めている。 |
医療設備 |
手術用顕微鏡および白内障・硝子体手術機器、光干渉断層計、各種視野測定装置、超音波診断装置、レーザー凝固装置、ヤグレーザー装置、眼底カメラ、角膜形状解析装置、大型弱視鏡など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
第4内科(血液グループ)
分野 |
血液内科 |
---|---|
特色 |
外来では血液疾患全般を診療するが、入院患者の多くは白血病および悪性リンパ腫などの造血器腫瘍である。血液疾患の診療には合併症の治療などで内科各領域の臨床的能力が要求されるが、当科は総合内科で、それぞれの専門家がおり連携は良好である。日本血液学会の研修認定施設。 |
症例数 |
白血病の新患者数は年間約10人、悪性リンパ腫は約15人で、常時15人程度が入院している ★我が国で唯一の成人白血病治療研究グループであるJALSG(Japan Adult Leukemia Study Group)に参加しており、基本的に白血病はその共通プロトコールで治療している。急性骨髄性白血病の寛解導入療法として現在はイダルビシンとシタラビンを併用し、シタラビン大量療法も行っている。高齢者ではコロニー刺激因子とシタラビン、アクラシノンを併用したCAG療法を行い、成人白血病に匹敵する寛解率を得ている。慢性骨髄性白血病は、分子標的薬であるイマチニブによる治療で良好な成績を得ている。骨髄移植は実施していないため、適応症例は速やかに神奈川ないし都内の施設に紹介する ★悪性リンパ腫は、標準的治療であるリツキシマブ-CHOP療法で開始し、不応例や再発例にはより強力な多剤併用療法や放射線治療を行っている。多発性骨髄腫はQOL(生活の質)を考えた治療法を選択する ★治療中の合併症対策、特に感染症の診断と治療には力を注いでおり、この領域での学会活動は活発である ★ほぼ全員に病名を告知しており、その後の治療経過や病状の説明も本人および家族に丁寧に行うことを心がけている ★大学病院であるため症例カンファレンスも多く、また研修医や医学生、看護学生も常時病棟におり活気に溢れている。 |
医療設備 |
無菌ベッドは3床。 |
- セカンドオピニオン受入 △
- 初診予約 ×
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)
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- 名医の推薦分野について
- 名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。
診療科目:眼科
50代以上男性 2019年05月25日投稿
金曜日に眼科にいったのですが、女医さんでした。 初めてなのに眼の検査、眼圧、散瞳、網膜の検査、視野検査等のすべての検査?を当日やってもらった。 無論白内障の検査も! 他…続きをみる