専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

平塚共済病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器科

分野

呼吸器内科

特色

当院は、国家公務員共済組合連合会の病院でベッド数441床を有する高い専門性と幅広い視野に立った急性期総合病院である。JR東海道線平塚駅からバスで10分のところに位置し、湘南西部地域の中核病院としての役割を担っている。7、8階病棟が呼吸器科となっており、霊峰富士山を望みつつ呼吸器疾患全般を診療している。呼吸器感染症、肺癌、肺気腫、気管支喘息、びまん性肺疾患などを迅速かつ正確に診断・治療するとともにインフォームド・コンセントと情報提供を徹底することにより患者さんの立場に立った医療を心掛けている。また総合病院である特徴を生かし、院内他科と密接に連携し診療を行うことが良質な医療を提供することにつながると考えている。

症例数

11年度の呼吸器科外来患者数は約2,000人/月で、そのうち新患は約140人/月である。入院病室はA7病棟に50床、A8病棟に20床、B1病棟に救急病床を有し、1年間の入院患者数は1,305人である。その内訳は肺炎などの呼吸器感染症475例、肺真菌症11例、抗酸菌感染症18例、間質性肺炎67例、肺癌434例、悪性胸膜中皮腫5例、縦隔腫瘍12例、肺気腫43例、気管支喘息49例、気胸32例、睡眠時無呼吸症候群40例、その他133例である。肺癌外来化学療法の延べ患者数は439人と年々増加している

★呼吸器感染症は、培養、血清学的、遺伝子検査を駆使して起炎菌の検索を行い、適切な治療薬の選択を心掛けている。高齢者の肺炎は入院となることが多いが、若年者は外来点滴で加療することが多い

★新規肺癌症例数(11年度)は、140例。肺癌化学療法はエビデンス(根拠)に基づいた多剤併用療法を行い、QOL(生活の質)を考慮し、外来での化学療法を積極的に行っている。またEGFRおよびALK遺伝子解析を行い、分子標的薬剤の効果予測を行っている。70歳以上でも化学療法群の1年生存率は60%を超える成績である。手術適応は当院の肺外科医とカンファレンスで検討し、放射線療法は最新の放射線3次元治療計画装置を用いて放射線科医と連携して行っている

★慢性呼吸不全は、在宅酸素療法を約150人に施行しており、在宅訪問看護部門と連携し患者のQOL向上に努めている。高炭酸ガス血症を伴う症例ではNIPPV(非侵襲的人工呼吸)も行っている

★間質性肺疾患(特発性間質性肺炎、膠原病肺、サルコイドージス、好酸球性肺炎、過敏性肺炎、薬剤性肺炎など)は、積極的に気管支肺胞洗浄、経気管支肺生検またはビデオ下胸腔鏡手術を行って肺病変を的確に評価し、病態を把握することで副腎皮質ホルモン剤などの適応を検討している

★気管支喘息は、吸入ステロイドを中心とした治療を行っており、近年では入院を要する発作を起こす患者が減少している。外来通院患者数は各種疾患の中で一番多い。希望者にはピークフローメーターを渡して喘息の自己管理をしていただいている

★気胸は、原則的に初発患者では内科的に胸腔ドレナージ術、再発患者にはビデオ下胸腔鏡下手術を施行している

★睡眠時無呼吸症候群は、重症例に対してCPAP(経鼻陽圧呼吸)療法を導入している

気管支ファイバーの検査件数=肺癌、びまん性肺疾患などの診断のための気管支ファイバーの検査件数は年間216件

★入院患者には薬剤師が服薬指導を行い薬の副作用、作用機序の説明を受けてもらっている

★リハビリテーション部門と連携し、慢性呼吸不全患者の呼吸リハや高齢者の四肢筋力の低下した患者に理学療法を施行している

★電子カルテの導入と新患のみの呼吸器専門外来枠を毎日設けることにより外来待ち時間が短縮されている

★日本呼吸器学会認定施設、日本呼吸器内視鏡学会認定施設、臨床研修病院、地域医療支援病院、病院機能評価(一般病院種別B)認定病院、外国人医師臨床修練病院臨床研修指定病院。

医療設備

CT 2台、MRI 2台、DSA、気管支鏡、核医学検査、呼吸機能検査、超音波検査、リニアック(放射線治療)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

心臓センター・循環器科

分野

循環器科

特色

当院は地域支援病院の指定のもと、地域に根ざした急性期病院を目指している。循環器科は心臓血管外科との緊密な連携と12人ものMEを含めたコメディカルとのチームワークのもと、24時間体制で心臓疾患に対応している。予定検査や冠動脈形成術(PCI)にはクリニカルパスを用いて医療の効率化と標準化を推進しており、患者様への詳細な説明を心がけている。内科学会専門医教育病院、日本循環器学会指定研修施設、日本心血管インターベーション研修病院、地域医療支援病院、臨床研修医指定病院(初期研修医14名、後期研修医3名)、植え込み型徐細動器(ICD)・再同期治療(CRT)認定施設、神奈川県がん連携診療指定病院。詳しくはホームページ(http://www.kkr.hiratsuka.kanagawa.jp/)参照。

症例数

ICU 6床、一般病棟39床の計45床を心臓外科と運営している。11年の入院総数は1,224人。心カテ総数1,123、緊急カテ147、冠動脈形成術(PCI)299 (ステント236、ロータブレーター26)、PTA(末梢血管形成術)62、電気生理学的検査(EPS)121、アブレーション113 (心房細動77, WPW/AVNRT 16, AFL 10,VT 5)、ペースメーカー52、CRTD/P15、ICD4、心エコー3484、心肺運動負荷試験(CPX)142、トレッドミル130、RI検査375、ホルター心電図1191など

★急性冠動脈症候群の収容数は127例で、主にPCIを施行している。3枝病変例の高齢者も多く、血行再建を意識した治療を行っており、多枝バイパスにて心機能の改善を見る例も多い。慢性心不全例には、RI検査を利用し、患者の状態をきめ細かに把握し積極的な薬物療法を実施している。適応例にはCRTを施行する。07年5月から開始した心臓リハビリテーションは現在約40人が外来通院しており、心筋梗塞後・狭心症・心臓外科手術後、慢性心不全例に好評で、年6回リハビリ教室も開催している

★失神例や不整脈が疑われる例には、ホルター心電図、チルトアップ試験、電気生理学的検査を積極的に行う。10年4月より心房細動に対するアブレーションを開始し、合併症もなく経過は良好で、施行数は順調に増加している。的確な不整脈の診断は患者のADL向上に直接結びつくため、積極的に行っている。また、致死的不整脈に対するICDの施設認定を受けている

★最近増加傾向にある肺塞栓・深部静脈血栓症に対しては、積極的にその診断・治療にあたっており、急性期には一時的下大静脈フィルターを留置するなど、システマティックな治療を行っている。医療安全全国共同行動へも積極的に参加し、周術期肺塞栓の予防では病院全体で取り組み高い評価を得ている。当院では64列CT(MDCT)が導入されており11年は479例に施行した。ご依頼があればMDCT、トレッドミル運動負荷、心臓核医学検査、心臓ならびに頸動脈エコーなどの検査を行い、詳細なレポートを付けて返送している

★専門外来として、不整脈外来、静脈外来を開設している。

医療設備

ICU 6床、心臓カテーテル装置2台、IABP、PCPS、CARTO III(電気生理学的検査装置)、血管内超音波、心臓超音波エコー・ドプラ装置3台、CPX装置、エルゴメーター、トレッドミル、ホルター心電計、体表面加算心電図(遅延電位の検出)、64・16列MDCT、MRI 2台(3T、 1.5T)、心臓核医学検査、睡眠ポリグラフィーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

整形外科

分野

整形外科

特色

病床数489床。救急センター、脳卒中センター、心臓センターを併設する。急性期中核病院として地域医療の一翼を担い、整形外科疾患のすべてを診療している。リウマチ、スポーツ、外傷が多い。高度の診断機器、治療機器を完備し、侵襲の少ない検査や治療を心がけている。電子カルテ、PACS導入などIT化には積極的に取り組んでいる。地域医療支援病院、7:1看護、DPC導入、病院機能評価(Ver. 5 一般病院種別B)認定病院、臨床研修病院、日本整形外科学会研修施設、日本手の外科学会認定研修施設、日本リウマチ学会教育施設。詳しくはhttp://www.kkr.hiratsuka.kanagawa.jp/を参照。

症例数

12年度の外来患者数1カ月2,749人、入院1日平均65人、年間の手術数920件。保存的治療を基本にしているが、手術が必要な症例では内外で確立された術式を選択する。また最小侵襲手術(MIS)に心がけている

骨折手術=511件。手術は骨折型、リスク、患者の希望を十分取り入れた上で決定する。関節内骨折では解剖学的整復の観点から手術を選択することが多い。上肢骨折212件、下肢骨折120件、大腿骨近位部骨折179件。上肢骨折ではプレートによる固定、下肢骨折では透視下髄内釘が多い。大腿骨近位部骨折は患者の高齢化に伴い循環器、呼吸器、糖尿病など重篤な合併症を伴った症例が増加している。内科系の協力を得て早期手術、早期離床の方針である。転子部骨折は全例骨接合術、頸部骨折は25%に骨接合術、75%に人工骨頭置換術を行っている。術後は翌日より車いす、歩行訓練を始め、4~6週で退院している。また地域連携パスに取り組んでいる

手の外科手術=120件。労働災害などによる開放創や骨折の手術が半数である。末梢神経縫合は顕微鏡下に正確な修復を行う。手根管症候群は局所麻酔にて鏡視下または小皮切による日帰り手術を行っている

変形性関節症=22件。比較的若年齢層の変形性股関節症には、臼蓋回転骨切り術を、内側型の変形性膝関節症には高位脛骨骨切り術を選択する。最近は高度変形例に対する人工関節手術が大半を占める

リウマチ手術=27件。下肢の人工関節手術が多い。足部変形には関節形成術を行い、歩行能力の維持に努めている。上肢では手関節形成術、伸筋腱断裂の腱再建術が多い

人工関節置換術=32件。進行した変形性関節症例、関節破壊の著しい関節リウマチ症例に行っている。股関節、膝関節、肘関節、肩関節の順である。下肢の人工関節手術は独歩または杖歩行、階段昇降ができることを条件に、通常4週間で退院するが、早期に社会復帰を希望する患者は2週間で退院するパスも作成し、良好な結果を得ている

脊椎手術=27件。腰椎椎間板ヘルニアの手術は神経症状の強い例に限定し、髄核摘出術(ラブ法)を行っている。脊柱管狭窄症では保存的治療に抵抗する例に棘突起還納式椎弓形成術を主として行い、椎間の不安定性の強い症例にはインスツルメントを用いた脊椎固定術を行っている

スポーツ外傷=50件。半月板手術、前十字靭帯(ACL)再建術などの膝関節手術、肩関節手術には関節鏡視下手術で好成績を収めている

★輸血が必要な手術には自己血輸血(術前貯血式、術中・術後回収式)を行っている。手術成績はおおむね良好で、治療成績は日本整形外科学会、日本リウマチ学会、日本手の外科学会、日本脊椎外科学会などで報告している。

医療設備

MRI 2台(3T、1.5T)、マルチCT 2台(64列、16列)、RI、骨密度測定装置(全身)、電気生理学的検査機器、エコー、関節鏡、手術用顕微鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

整形外科・手の外科センター

分野

整形外科

特色

整形外科部長・手外科センター長である坂野医師は、横浜市立大学整形外科にて手外科診療に携わってきており、02年に前任地・横須賀北部共済病院に赴任後は、地域医療に貢献すると同時に手外科を専門に診療を行ってきた。07年4月には手外科センターを開設し、神奈川県はもとより広い地域から多くの手外科症例の紹介を受けており、手外科専門医の研修基幹病院として認定されている。手外科関連の外傷疾患はもとより、広く上肢外科と位置づけ診療と研究を行っている。手術法においても関節鏡や創外固定術、手術用顕微鏡、人工骨などを用いて低侵襲で確実なものを行っている。また、術後成績に重要な手のリハビリについては、医師と作業療法士で個別に隔週でカンファレンスを行い、手術法、治療内容の細かな指示について検討、確認を行っている。09年4月から坂野、瀧上、勝村、石井の4人が平塚共済病院に異動し、現在は、坂野、勝村、岡崎、竹元の4人が手の外科センターを担当している。詳しくはhttp://www.kkr.hiratsuka.kanagawa.jp/を参照。

症例数

年間の手術件数は約900件で、そのうち490件が手外科領域の手術である。490件の内訳は、骨折・脱臼・靭帯損傷 (うち橈骨遠位端骨折)、腱損傷、末梢神経障害(手根管症候群、肘部管症候群)32件、炎症性疾患(腱鞘炎、化膿性疾患、関節リウマチなど)、腫瘍および類似性疾患、拘縮(デュピュイトラン拘縮、関節性拘縮など)、手関節疾患(手関節不安定症、尺骨突き上げ症候群、キーンベック病など)、切断指(マイクロサージャリー)・皮膚剥奪創などである

★特に橈骨遠位端骨折は最先端の治療を行っており、CTによる骨折部・関節面の詳細な検討を行い、手術が必要な場合には低侵襲で手関節を固定しないノンブリッジ型創外固定術や、我々の開発した掌側ロッキングプレートを症例により使い分け、関節面が骨折し転位しているような場合には関節鏡を併用して治療し、クリニカルパスに沿った術後早期のリハビリにて良好な手関節機能の回復を得ている

★ノンブリッジ型創外固定術は日本では先駆的に行い、当院は新聞に掲載され紹介された。手指骨骨折には積極的にプレートやスクリューを用いて内固定を行うことで、術後外固定なしに術翌日からの可動域訓練、そして早期社会復帰を可能としている

★ばね指、ドケルバン病は腱鞘内注射が著効するため保存的治療を第一選択としているが、再発例、難治例に対しては最小侵襲の鏡視下腱鞘切開術を日帰りの外来手術で行っており、5mm以下の傷のため縫合も必要とせず術後約5日目から創の処置が不要となる。末梢神経障害には筋電図、神経伝導速度による診断や重症度の評価を行い、日常で比較的多くみられる手根管症候群については手根管開放術を外来手術にて行い、良好な結果が得られている

★そのほか骨折に対しては、複数の新聞に掲載された先進医療としての超音波治療を早期から導入し、難治性の遷延癒合症例や偽関節症例、開放・粉砕の骨折例に使用することで、多くの症例で骨癒合を可能とし骨癒合期間の短縮が達成されている。そして、骨欠損を合併した症例に対しては、腸骨などからの自家骨を使用する代わりに人工骨であるβ-TCPを症例を選んで使用し、骨癒合の促進を図るとともに他の部位への侵襲を軽減している(実績は前任地・横須賀北部共済病院でのもの)。

医療設備

MRI 2台(3T、1.5T)、マルチCT 2台(64列、16列)、RI、骨密度測定装置(全身)、電気生理学的検査機器、エコー、関節鏡、手術用顕微鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

神経内科

分野

神経内科

特色

脳、脊髄、末梢神経、筋の病気全般を扱うが、特にめまいやふらつきの診療には定評があり、全国から患者が集まっている。脳卒中センターを脳神経外科と共同で運営しており、緊急手術やt-PAを用いた血栓溶解療法が24時間いつでも可能である。

症例数

1日あたり外来患者数は40~50人、入院患者数は常時20~40人。年間の脳卒中入院患者数(脳卒中センター、12年度)は501人。めまいの新患は年間700人以上。めまい患者に対しては、通常の画像検査や重心動揺検査に加え、赤外線CCDカメラとコンピューターを用いた眼球運動の定量解析も行っている

★めまい・ふらつき、眼球運動障害の研究は国際的にも評価されており、啓蒙活動も精力的に行っているため、テレビや新聞などで取り上げられる機会が多い

★脳卒中患者は24時間いつでも受け入れ可能。夜間や休日でも専門医が待機しており、t-PAによる血栓溶解を含めた最も適切な治療を提供している。脳神経外科との連携が密で、内科・外科の枠を超えた治療法の選択が可能

★脳炎や髄膜炎も最新の知見に基づいて積極的に治療しており、最重症例の受け入れも可能

★多発性硬化症やギラン・バレー症候群、重症筋無力症、筋炎などの免疫が関与する疾患には、血漿交換やガンマグロブリン静注、ステロイドや各種免疫抑制剤、インターフェロンなどから最も適切な治療法を選択している

★パーキンソン病や脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症などの変性疾患や、アルツハイマー型認知症についても最新の知見に基づいた治療を行っている。

医療設備

CT(2台)、MRI/MRA(2台、うち1台は3テスラ)、SPECT、血管造影(2台)、経食道心臓超音波、各種電気生理学的検査(神経伝導検査や筋電図、脳波など)、重心動揺計、赤外線CCDカメラによる眼球運動解析システムなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

平塚市の地域基幹病院として脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、脊椎脊髄疾患をはじめ脳神経外科疾患全般に対し診療を行っている。脳血管障害に関しては、脳卒中センターに専門医が常駐し24時間いつでも高度の医療を提供できる体制をとっている。神経内科医4人、リハビリテーションスタッフとして理学療法士7人、作業療法士4人、言語聴覚士2人、看護師、栄養士、ソーシャルワーカーとともにチーム医療を行っており、早期の社会復帰・家庭復帰に向けた最適な環境が整っている。

症例数

病床は脳卒中センター病床の他、約20床を使用。11年度入院症例は約350例、手術件数は182例(脳血管障害50例、血管内手術26例、脳腫瘍17例、頭部外傷47例、機能的手術3例、脊髄疾患4例、水頭症・その他35例であった

脳血管障害=脳動脈瘤に対してはクリッピング術、コイリング術ともに行っており個々の症例にあわせて治療法を選択している。また内頚動脈狭窄症に対しても同様に、各個人に最適な方法(内膜剥離術あるいはステント留置術)を選択している。そのほか脳血管バイパス術、脳動静脈奇形、脳出血に対する手術が多い。また脳梗塞に対する血栓溶解療法(t-PA療法)の後、再開通が得られない症例においてはカテーテルによる血栓回収、溶解療法を行っている

脳腫瘍=QOL(生活の質)を一義的に考え、患者・家族と十分相談のうえ治療方針を決定している。髄膜腫、下垂体腺腫、神経鞘腫などの良性腫瘍に対しては低侵襲手術を行い可能な限り全摘出をめざす。グリオーマ、悪性リンパ腫、転移性脳腫瘍などの悪性腫瘍に対しては手術、放射線、化学療法を組み合わせた集学的治療を行っている(ガンマナイフは近隣病院と連携)。

医療設備

MRI 2台、マルチスライスCT2台、DSA、SPECT、放射線照射装置(リニアック)、定位脳手術装置、超音波メス、手術用超音波診断装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

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