ファムビル錠250mgの基本情報

作用と効果

病気の原因となるウイルスが増えないようにします。
通常、単純疱疹、帯状疱疹の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎臓の働きが弱くなっている、血液透析をしている。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください）。

用法・用量

単純疱疹に対して1回1錠を飲む場合：通常、成人は1回1錠（主成分として250mg）を1日3回飲みます。
単純疱疹に対して1回4錠を飲む場合：通常、成人は1回4錠（主成分として1,000mg）を2回飲みます。1回目は再発の初期症状〔患部の違和感、灼けつくような感じ、かゆみなど〕が出たらすぐに飲みます（6時間以内）。2回目は1回目の12時間後に飲みます。12時間後に飲むことが難しい場合は、6～18時間後の間に飲みます。初期症状が出てすぐにこの薬を飲むことができるよう薬を常に携帯してください。
帯状疱疹の場合：通常、成人は1回2錠（主成分として500mg）を1日3回飲みます。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合
単純疱疹に対して1回1錠を飲む場合、帯状疱疹の場合：気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回とばしてください。次の時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
単純疱疹に対して1回4錠を飲む場合：再発の初期症状を感じてから6時間以内に薬を飲むことができなかった場合は、医師に相談してください。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、刺激がないと眠ってしまう（傾眠）、口が乾く（口渇）、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・考えがまとまらない、現実には存在しないものが見える、意識がなくなる、けいれん [錯乱、幻覚、意識消失、けいれん、せん妄]

・高い熱が出る、唇や口の中のただれ、まぶたや眼が赤くなる（充血）、丸い斑状の赤い発疹 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]

・尿の量が減る、むくみ、全身のだるさ [急性腎障害]

・手足の筋肉の痛み、力が抜ける感じ（脱力感）、赤褐色の尿 [横紋筋融解症]

・じんましん、息苦しい [ショック、アナフィラキシー]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温（1～30℃）で保管してください。

単純疱疹で次の再発のためにこの薬を出された人は、薬をアルミ袋に入れて保存してください。

光で薬が変色することがあります。変色した薬は飲まないでください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。