トロンビン経口・局所用液5千「F」

処方薬ジェネリック

トロンビン経口・局所用液5千「F」の基本情報

印刷する

アクセスランキング(05月28日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • トロンビン経口・局所用液5千「F」の画像
    トロンビン経口・局所用液5千「F」の画像

作用と効果

生体内にある血液の凝固に関係する酵素の一つで、出血を凝集して止血します。
通常、結紮で止血できない小血管、毛細血管、実質臓器からの出血(外傷、手術、抜歯後、消化管からなど)に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、播種性血管内凝固症候群(DIC)がある。

妊娠または授乳中

他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。

用法・用量

通常、出血している部分に生理食塩液に溶かした溶液(主成分として50~1,000単位/mL)を噴霧または灌注するか、そのまま散布します。上部消化管の出血には牛乳やリン酸緩衝液などに溶かした溶液(200~400単位/mL)を服用します。出血の部位および程度により適宜増減されます。本剤は1バイアル中に主成分5,000単位を含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。

牛乳で服用する場合は、まず牛乳50mLを飲み、5分後、本剤10~20mL(10,000~20,000単位)を牛乳50mLに溶かして飲みます。

出血している部分に使用する場合、血管内に入らないよう注意してください。

使い忘れた場合は気が付いた時点で、すぐに使ってください。ただし、次に使う時間が近いときは忘れた分は使わないで、1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に使ってはいけません。

誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で使用を止めないでください。

副作用

主な副作用として、発疹、発赤などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、チアノーゼ(皮膚が青紫色)、血圧降下(立ちくらみ) [ショック]

・歯茎などから血が出やすい、出血すると止血しにくい [凝固異常・異常出血]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて10℃以下で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

併用禁忌(禁止)・注意の処方薬をもっと見る(4件)

医薬品情報

製薬会社

富士製薬工業株式会社

薬価

1瓶あたり677.2円 先発薬を探す

剤形

無色澄明またはわずかに混濁した液剤

シート記載

-

薬効分類

代謝性医薬品 > 血液・体液用薬 > 止血剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

トロンビン

この成分で処方薬を探す

YJコード

3323702Q1052

レセプト電算コード

620006463

更新日付:2009年02月13日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

トロンビンに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

トロンビン経口・局所用液5千「F」の他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、富士製薬工業株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・トロンビン経口・局所用液5千「F」を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。