アービタックス注射液100mg

処方薬注射剤

アービタックス注射液100mgの基本情報

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作用と効果

がん細胞の増殖に関連する因子(EGFR:上皮細胞増殖因子受容体)を阻害することにより、がん細胞の増殖や分化を抑えます。
通常、RAS遺伝子野生型の大腸がん(結腸がん・直腸がん)や、頭頸部がんの治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物でかゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。以前に薬を注射して、急に呼吸が困難になる、蕁麻疹、血圧低下、意識消失などインフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)が出たことがある。心臓が悪い(心不全、不整脈など)、または過去に心臓の病気で治療を受けたことがある。間質性の肺の病気になったことがある。
牛肉・豚肉に対するアレルギー歴、またはマダニに咬まれたことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1週間ごとに1回、または2週間ごとに1回静脈内に点滴します。

具体的な使用については医師にお尋ねください。

この薬を点滴する前に、インフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)を予防するための薬(抗ヒスタミン剤など)を使用します。

副作用

主な副作用として、疲労、無力症、吐き気、口内炎、発疹、ざ瘡/ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、爪囲炎、かゆみ、皮膚亀裂などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・急に呼吸が困難になる、蕁麻疹、血圧低下、意識消失などのアナフィラキシー症状 [重度のインフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)]

・にきびのような発疹、皮膚の乾燥・炎症など [重度の皮膚症状]

・咳、息切れ、発熱、全身けん怠感(だるさ) [間質性肺疾患]

・胸が痛い、胸が苦しい(狭心症、心筋梗塞などの症状) [心不全]

・痙攣、しびれ、全身けん怠感(だるさ) [低マグネシウム血症]

・腹痛、激しい下痢、脱水 [重度の下痢]

・息苦しい、胸が苦しい、ふくらはぎを押すと痛む [血栓塞栓症]

・肺炎、敗血症などの症状 [感染症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

この薬は、製造工程においてウシ由来成分を使用しています。現在までにこの薬の注射により伝達性海綿状脳症(TSE)が伝播したとの報告はありませんが、このリスクを完全に否定することはできません。

医薬品情報

製薬会社

メルクバイオファーマ株式会社

薬価

1瓶あたり35287円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

セツキシマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291415A1021

レセプト電算コード

620008443

更新日付:2022年09月29日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

アービタックスに関する医師Q&A

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ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、メルクバイオファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・アービタックス注射液100mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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