パクリタキセル注100mg/16.7mL「NK」

処方薬注射剤ジェネリック

パクリタキセル注100mg/16.7mL「NK」の基本情報

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作用と効果

細胞の中に入り、がん細胞の増殖を抑えて死滅させる薬です。
通常、卵巣がん、非小細胞肺がん、乳がん、胃がん、子宮体がん、再発または遠隔転移を有する頭頸部がん、再発または遠隔転移を有する食道がん、血管肉腫、進行または再発の子宮頸がん、再発または難治性の胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制。感染症にかかっている。アルコールに過敏である。間質性肺炎または肺線維症、肝臓障害、腎臓障害がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

非小細胞肺がんおよび子宮体がん:通常、1日1回点滴で注射し、少なくとも3週間休薬することを繰り返します。
乳がん:通常、1日1回点滴で注射し、少なくとも3週間休薬することを繰り返します。もしくは通常、1日1回点滴で注射し、週1回を6週連続し、少なくとも2週間休薬することを繰り返します。
卵巣がん:通常、1日1回点滴で注射し、少なくとも3週間休薬することを繰り返します。もしくは通常、1日1回点滴で注射し、週1回を3週連続することを繰り返します。
胃がん:通常、1日1回点滴で注射し、少なくとも3週間休薬することを繰り返します。もしくは通常、1日1回点滴で注射し、週1回を3週連続し、少なくとも2週間休薬することを繰り返します。
再発または難治性の胚細胞腫瘍:通常、1日1回点滴で注射し、少なくとも3週間休薬することを繰り返します。
再発または遠隔転移を有する頭頸部がん、再発または遠隔転移を有する食道がん、血管肉腫:通常、1日1回点滴で注射し、週1回を6週連続し、少なくとも2週間休薬することを繰り返します。
進行または再発の子宮頸がん:通常、1日1回点滴で注射し、少なくとも3週間休薬することを繰り返します。

効果を見ながら長期間使用する場合があります。

この薬の使用前に薬による過敏反応を予防するために、デキサメタゾン、ラニチジンまたはファモチジン、ジフェンヒドラミンの3剤を使用します。

副作用

主な副作用として、発疹、発赤、吐き気・嘔吐、脱毛、関節痛、筋肉痛、低血圧、下痢、食欲不振、口内炎、便秘、呼吸困難、無力症、腹痛、倦怠感、頭痛、骨痛、背部痛、発熱、潮紅、末梢神経障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・急に呼吸が困難になる、胸痛、血圧低下、脈が速くなるあるいは遅くなる、顔などがほてる、むくみ、発汗 [ショック、アナフィラキシー]

・熱がある、さむけがする、のどが痛い、咳が出る、排尿時痛、出血しやすい、血が止まりにくい、貧血 [白血球減少などの骨髄抑制]

・手足の痺れ、服のボタンかけができない、手先の細かい作業に支障 [末梢神経障害、麻痺]

・咳が続く、息苦しい、発熱 [間質性肺炎、肺線維症]

・急に呼吸が困難になる [急性呼吸窮迫症候群]

・動悸、息切れ、胸痛、息苦しい [心筋梗塞、うっ血性心不全、心伝導障害、肺塞栓、血栓性静脈炎、脳卒中、肺水腫]

・聞こえにくい、耳鳴りがする [難聴、耳鳴]

・激しい腹痛、下血 [消化管壊死、消化管穿孔、消化管出血、消化管潰瘍]

・激しい腹痛、下痢 [重篤な腸炎]

・食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹痛、腹部膨満 [腸管閉塞、腸管麻痺]

・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) [肝機能障害、黄疸]

・上腹部の激痛 [膵炎]

・尿が出なくなる、血尿が出る [急性腎障害]

・手足に輪状の紅斑、発熱、下痢、やけどのような症状 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

・出血しやすい、血が止まりにくい [播種性血管内凝固症候群]

・尿量が減る [腫瘍崩壊症候群]

・歩行時のふらつき、口のもつれ、物忘れ、動作緩慢などの症状 [白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

日本化薬株式会社

薬価

1瓶あたり5804円 先発薬を探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > 抗腫瘍性植物成分製剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

パクリタキセル

この成分で処方薬を探す

YJコード

4240406A2046

レセプト電算コード

620004171

更新日付:2022年10月07日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

パクリタキセルに関する医師Q&A

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