ヌーカラ皮下注用100mg

処方薬注射剤

ヌーカラ皮下注用100mgの基本情報

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作用と効果

インターロイキン5(IL-5)の働きを抑えることで、気管支喘息や好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の原因の一つである好酸球を減少させ、炎症を抑えて症状の出にくい状態を維持します。
通常、既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治性の気管支喘息および既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の治療に用いられます。この薬は、気管支喘息の治療において、既に起こった発作を速やかに鎮める薬ではありません。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。蠕虫類に感染している。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

気管支喘息:通常、成人および6歳以上の小児は、4週間ごとに1回、皮下に注射します。

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症:通常、成人は4週間ごとに1回、3ヵ所に皮下注射します。

気管支喘息では、高用量の吸入ステロイド薬とその他の長期管理薬を併用しても喘息が悪化し、全身性ステロイド薬の使用などが必要な人に使用されます。喘息の悪化を抑制する効果に関連する血中好酸球数の値を考慮した上で、この薬を使用するかの選択が行われます。

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症では、過去の治療において、全身性ステロイド薬による適切な治療を行っても十分な効果が得られない人に使用されます。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

この薬は一部の寄生虫(蠕虫)感染に対する免疫応答に関わっている可能性がある血中好酸球数を減少させます。蠕虫類に感染している人は、この薬を使用する前に蠕虫類の感染に対する治療が行われます。

この薬の使用開始後に喘息症状がコントロール不良であったり、悪化した場合は受診してください。

副作用

主な副作用として、頭痛、注射部位反応(痛み、紅斑、腫脹、かゆみ、灼熱感)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、全身倦怠感、ほてり [アナフィラキシー]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

グラクソ・スミスクライン株式会社

薬価

1瓶あたり172398円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 呼吸器官用薬 > その他の呼吸器官用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

メポリズマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

2290401D1020

レセプト電算コード

622489001

更新日付:2023年01月05日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・ヌーカラ皮下注用100mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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