ポートラーザ点滴静注液800mg

処方薬注射剤

ポートラーザ点滴静注液800mgの基本情報

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作用と効果

がん細胞の増殖に関連する因子(EGFR:上皮細胞増殖因子受容体)を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺がんの治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血栓塞栓症またはその既往歴、間質性肺疾患またはその既往歴がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、1週間に1回、点滴で静脈内に注射します。2週連続して注射し、そのあと1週間休薬します。これを1コースとして繰り返します。

効果を見ながら使用期間を決めていきます。具体的な使用期間については、医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、爪囲炎、かゆみ、手掌・足底発赤知覚不全症候群(手のひらや足の裏が赤くなる、手や足のピリピリした痛み・水ぶくれ・ひびわれなど)、皮膚亀裂、口内炎、体重減少、発熱、嘔吐などが報告されています。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。

・突然の意識の低下・消失、突然片側の手足が動かしにくくなる、突然の頭痛、突然の嘔吐、突然のめまい、突然しゃべりにくくなる、突然言葉が出にくくなる、しめ付けられるような胸の痛み、胸を強く押さえつけられた感じ、冷汗が出る、息苦しい [動脈血栓塞栓症(虚血性脳卒中、脳虚血、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症など)]

・発熱、皮膚・手足の爪が青紫~暗紫色になる、唇が青紫色になる、下肢のはれ・むくみ・痛み、胸の痛み、突然の息切れ [静脈血栓塞栓症(肺塞栓症、深部静脈血栓症など)]

・呼吸困難、意識の低下、意識の消失、まぶた・唇・舌のはれ、発熱、寒気、嘔吐、咳、めまい、動悸 [インフュージョンリアクション]

・体がだるい、けいれん、ふるえ、動悸、しびれ、気を失う [低マグネシウム血症]

・咳、息切れ、息苦しい、発熱 [間質性肺疾患]

・発熱、全身の発赤、皮膚・粘膜のただれ、水ぶくれ [重度の皮膚障害(ざ瘡様皮膚炎、多形紅斑など)]

・突然の高熱、寒気、喉の痛み [発熱性好中球減少症]

・何度も水のような便が出る、下腹部の痛み、体がだるい、発熱 [重度の下痢]

・咳と一緒に血が出る、出血 [出血(喀血など)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

日本化薬株式会社

薬価

1瓶あたり231176円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > その他の腫瘍用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ネシツムマブ(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

4291448A1026

レセプト電算コード

629901901

更新日付:2024年03月28日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ポートラーザに関する医師Q&A

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  • ・ポートラーザ点滴静注液800mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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