フィルグラスチムBS注300μgシリンジ「NIG」

処方薬注射剤ジェネリック

フィルグラスチムBS注300μgシリンジ「NIG」の基本情報

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作用と効果

顆粒球コロニー形成刺激因子(G‐CSF)受容体と結合して、好中球を増加させ、骨髄からの放出を促進し、血液中や組織内の好中球の働きを高めます。また、造血幹細胞を末梢血中への動員させる働きもあります。
通常、造血幹細胞の末梢血中への動員、造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進、がん化学療法または血液の病気による好中球減少症、急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄中の芽球が十分減少していない骨髄性白血病、末梢血液中に骨髄芽球の認められる骨髄性白血病である。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

造血幹細胞の末梢血中への動員:通常、1日1回または2回に分割し、5日間連日または末梢血幹細胞採取終了時まで連日皮下に注射します。
造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進:通常、1日1回静脈内に点滴します。
がん化学療法または血液の病気による好中球減少症:通常、1日1回点滴を含む静脈内または皮下に注射します。
急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法:通常、1日1回皮下または点滴を含む静脈内に注射します。

効果を見ながら使用期間を決めています。具体的な使用期間については医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、骨痛、腰痛、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・冷や汗、動悸、呼吸困難 [ショック・アナフィラキシー]

・発熱、空咳、呼吸困難 [間質性肺炎]

・呼吸困難、頭が重い、短時間呼吸が止まる [急性呼吸窮迫症候群]

・息切れ、発熱、出血しやすい [芽球の増加]

・全身のむくみ、体重増加、心拍数増加 [毛細血管漏出症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

日医工株式会社

薬価

1筒あたり5812円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

代謝性医薬品 > 血液・体液用薬 > その他の血液・体液用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

フィルグラスチム(遺伝子組換え)[フィルグラスチム後続2]

この成分で処方薬を探す

YJコード

3399409G3047

レセプト電算コード

629915901

更新日付:2022年07月25日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

フィルグラスチムに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・フィルグラスチムBS注300μgシリンジ「NIG」を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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