フルダラ静注用50mg

処方薬注射剤

フルダラ静注用50mgの基本情報

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作用と効果

抗がん剤のなかの代謝拮抗剤と呼ばれるグループに属する薬で、DNAやRNAの合成、DNAの修復を阻害することにより、がん化したリンパ球の増殖を抑えます。
通常、貧血または血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病、再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫・マントル細胞リンパ腫・急性骨髄性白血病の治療、同種造血幹細胞移植の前治療、腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症にかかっている、B型肝炎ウイルスキャリア、または過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがある(HBs抗原が陰性で、HBc抗体、またはHBs抗体が陽性の人)、腎臓の機能が低下している、肝臓に障害がある。

妊娠、妊娠している可能性がある女性または授乳中。

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

貧血または血小板減少症を伴う慢性リンパ性白血病、再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫:通常、5日間連続して点滴にて静脈内に注射し、23日間休薬します。これを1クールとして繰り返します。
同種造血幹細胞移植の前治療:通常、6日間連続して点滴にて静脈内に注射します。
腫瘍特異的T細胞輸注療法の前処置:通常、再生医療など製品の用法および用量または使用方法に基づき使用します
再発または難治性の急性骨髄性白血病:通常、他の抗悪性腫瘍剤などとの併用において、5日間連続して点滴にて静脈内に投与します。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、嘔吐、発熱、吐き気、脱力感、疲労などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・発熱、寒気、出血が止まりにくい [骨髄抑制]

・発熱、咳、息切れ [間質性肺炎]

・錯乱、昏睡、興奮 [精神神経障害]

・意識の低下、意識の消失、息苦しい [腫瘍崩壊症候群]

・発熱、寒気、体がだるい [重症日和見感染]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

サノフィ株式会社

薬価

1瓶あたり29566円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > 代謝拮抗剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

フルダラビンリン酸エステル

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YJコード

4229400D1033

レセプト電算コード

620002600

更新日付:2022年08月31日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

フルダラに関する医師Q&A

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  • ・フルダラ静注用50mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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