インフリキシマブBS点滴静注用100mg「ファイザー」

処方薬注射剤ジェネリック

インフリキシマブBS点滴静注用100mg「ファイザー」の基本情報

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作用と効果

各種疾患の免疫異常の原因とされているTNFα(ティー・エヌ・エフ・アルファ)の働きを抑えることにより、炎症をしずめ、症状を改善します。
通常、関節リウマチ、ベーチェット病による難治性網膜ぶどう膜炎、乾癬、強直性脊椎炎、クローン病、潰瘍性大腸炎に用いられます。ただし、病気を完治させるものではありません。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症(敗血症など)にかかっている。現在または過去に結核にかかったことがある。本人または家族が脱髄疾患(多発性硬化症など)またはその既往歴がある。うっ血性心不全がある。B型肝炎ウイルスキャリアまたはその既往歴、間質性肺炎の既往歴、血液疾患またはその既往歴がある。この薬を使用したことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

関節リウマチ:通常、点滴で静脈内に注射します。初回注射後、2週、6週、以後8週間間隔で点滴します。効果が不十分な場合などは、6週以降に注射間隔を短くする場合があります。
ベーチェット病による難治性網膜ぶどう膜炎:通常、点滴で静脈内に注射します。初回注射後、2週、6週、以後8週間間隔で点滴します。
乾癬:通常、点滴で静脈内に注射します。初回注射後、2週、6週、以後8週間間隔で点滴します。効果が不十分な場合などは、6週以降に注射間隔を短くする場合があります。
強直性脊椎炎:通常、点滴で静脈内に注射します。初回注射後、2週、6週、以後6~8週間間隔で点滴します。
クローン病:通常、点滴で静脈内に注射します。初回注射後、2週、6週、以後8週間間隔で点滴します。効果が不十分な場合などは、6週以降に注射間隔を短くする場合があります。
潰瘍性大腸炎:通常、点滴で静脈内に注射します。初回注射後、2週、6週、以後8週間間隔で点滴します。
いずれの場合も、原則、2時間以上かけて点滴で静脈内に注射します。

この薬を使用する前に、血液検査でB型肝炎ウイルス感染の有無を調べます。

症状をみながら注射の間隔、注射期間を決めていきます。

副作用

主な副作用として、頭痛、気道感染、咽喉頭炎、血尿(尿潜血)、吐き気、発疹(膿疱性皮疹、斑状皮疹など)、ウイルス感染(帯状疱疹、インフルエンザ様疾患など)、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・発熱、頭痛、嘔吐、咳・痰、息切れ・呼吸困難、筋肉痛・関節痛 [感染症]

・からだがだるい、微熱、持続する咳 [結核]

・呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー音)、頭痛、めまい、脱力、まぶた・口唇・舌のはれ、発熱、じんま疹 [重篤なインフュージョン・リアクション(薬剤注入に伴う反応)]

・両足のしびれ・まひ、脱力、眼を自由に動かせない [脱髄疾患]

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎]

・発疹、発熱、かゆみ、手・顔面浮腫、じんま疹 [遅発性過敏症]

・関節痛、筋肉痛、皮疹 [抗dsDNA抗体の陽性化を伴うループス様症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

この薬の治療中は、生ワクチン接種は避けてください。生ワクチンの接種により感染の恐れがありますので、予防接種を希望する場合には、必ず医師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

1瓶あたり24994円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 消化器官用薬 > その他の消化器官用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

インフリキシマブ(遺伝子組換え)[インフリキシマブ後続3]

この成分で処方薬を探す

YJコード

2399406F1024

レセプト電算コード

622651501

更新日付:2024年05月17日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・インフリキシマブBS点滴静注用100mg「ファイザー」を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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