ピトレシン注射液20

処方薬注射剤

ピトレシン注射液20の基本情報

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作用と効果

尿細管における水の再吸収を促し、尿が異常に出るのを抑えます。腸管の平滑筋に直接作用しこれを収縮させます。腹部内臓の細い動脈を収縮、門脈の血流を減らし、一時的に門脈の血圧を下げるため、門脈圧亢進による食道出血に対し、出血を止めます。
通常、下垂体性尿崩症、下垂体性または腎性尿崩症の鑑別診断、腸内ガスの除去(鼓腸、胆のう撮影の前処置、腎盂撮影の前処置)、食道静脈瘤出血の緊急処置に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。冠動脈硬化症またはそれ以外の動脈硬化性疾患、心不全、喘息、妊娠高血圧症候群、片頭痛、てんかんなどがある。慢性腎炎、高血圧を伴う循環器疾患、動脈硬化以外の原因による虚血性心疾患がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

下垂体性尿崩症:通常、1日2~3回皮下または筋肉内に注射します。
下垂体性または腎性尿崩症の鑑別診断:通常、皮下、筋肉内または静脈内に注射します。
腸内ガスの除去(鼓腸、胆のう撮影の前処置、腎盂撮影の前処置):通常、皮下または筋肉内に注射します。
食道静脈瘤出血の緊急処置:通常、持続的に静脈内に注射します。

効果を見ながら使用期間を決めていきます。

副作用

副作用として、頭痛、吐き気・嘔吐、乏尿、発疹、じんま疹、潮紅などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・寒気がする、冷や汗が出る、顔が蒼白になる [ショック]

・筋肉が痛い、しびれる、力が抜ける、赤褐色の尿が出る [横紋筋融解症]

・息が苦しい、息切れがする、全身がむくむ、から咳が出る、胸が痛い [心不全、心拍動停止]

・考えがまとまらない、集中力が低下する、時間・場所・名前などがわからない、意識の消失 [精神錯乱、昏睡]

・全身がだるい、注意力が低下する、頭が痛い、吐き気がする、吐く、けいれんがおこる [水中毒]

・頭が痛い、一時的に意識がうすれる、手足が麻痺する・ふるえる、うまくしゃべれない、物事が思い出せない・覚えられない [中枢性神経障害]

・尿の量が極端に減少する [無尿]

・動悸・息切れがする、めまい、気を失う [心室頻拍(torsades de pointesを含む)]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

1管あたり581円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > ホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。) > 脳下垂体ホルモン剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

合成バソプレシン

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YJコード

2414402A1035

レセプト電算コード

620009273

更新日付:2022年12月15日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ピトレシンに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ピトレシン注射液20を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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