テモダール点滴静注用100mg

処方薬注射剤

テモダール点滴静注用100mgの基本情報

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作用と効果

腫瘍細胞の増殖を抑え、抗がん作用を示します。
通常、悪性神経膠腫、再発または難治性のユーイング肉腫の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血傾向、腎障害、肝障害、感染症、水痘がある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、90分間かけて静脈から点滴します。
初発の悪性神経膠腫:放射線療法と併用し、通常、成人は1日1回42日間注射し、4週間休薬します。その後、本剤単独にて、1日1回5日間注射し、23日間休薬します。この28日を1クールとします。
再発の悪性神経膠腫:通常、成人は1日1回5日間注射し、23日間休薬します。この28日を1クールとします。
再発または難治性のユーイング肉腫:イリノテカンと併用し、通常、1日1回連日5日間注射し、16日間以上休薬します。これを1クールとし、注射を繰り返します。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、倦怠感、頭痛、貧血、吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘、下痢、疲労などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・貧血症状、発熱、出血傾向 [骨髄機能抑制]

・発熱、咳、痰 [ニューモシスチス肺炎、感染症]

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎]

・頭痛、嘔吐、片麻痺 [脳出血]

・呼吸困難、蕁麻疹、眼や口唇周囲の脹れ [アナフィラキシー]

・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) [肝機能障害、黄疸]

・発熱、中央に浮腫を伴った紅斑(赤い発疹)、眼球粘膜の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

大原薬品工業株式会社

薬価

1瓶あたり29764円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

組織細胞機能用医薬品 > 腫瘍用薬 > アルキル化剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

テモゾロミド

この成分で処方薬を探す

YJコード

4219404D1027

レセプト電算コード

621982101

更新日付:2024年04月08日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・テモダール点滴静注用100mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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