日本医科大学多摩永山病院(東京都多摩市)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
日本医科大学多摩永山病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
消化器外科・一般外科・乳腺外科
分野 |
消化器・一般外科 |
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特色 |
04年から07年までは「がん診療連携拠点病院」、08年からは「東京都認定がん診療病院」に指定され、南多摩地域の病診連携に重点を置いて診療しているが、東京全域および他県からの紹介が増えている。11年からは「日本肝胆膵外科学会高度技能医制度認定修練施設」に認定された。良性、悪性疾患すべての消化器・一般・乳腺外科疾患全般を対象に、医学的根拠に基づき、かつ患者各自のQOL(生活の質)を考慮し、最適な治療をインフォームド・コンセントのもとテーラーメイド(個別化)医療を実施している。この観点から、早期癌や良性疾患などは鏡視下手術を積極的に施行している。進行癌に対しては手術を行い、必要に応じて化学療法・分子標的療法を行っている。05年からは専任の看護師と薬剤師を擁する「外来輸液療法室」が開設され、快適かつ安全に化学療法が施行できる体制を整えている。 |
症例数 |
10年の年間手術例数は722例で増加傾向にある ★食道癌=年間10~15例の手術である。08年からは患者様の手術侵襲の軽減を目的として、壁深達度T2までの症例に対し胸腔鏡補助下食道切除術を開始した。T3およびリンパ節転移陽性症例は、術前術後化学療法および化学放射線療法を行っている。進行・再発症例に対するタキソテール、5FU、シスプラチン3剤併用化学放射線療法は奏効率100%、CR率(完全寛解率)50%と良好な成績を示している ★胃癌=年間平均60例前後である。早期癌に対しては積極的に腹腔鏡補助下幽門側胃切除術を行い、Stage IVの超進行癌に対してはTS-1/シスプラチン、ドセタキセルを用いた新たな減量手術を施行することにより、成績の向上を目指している。5年生存率は、StageIA:97.1%、IB:89.6%、IIA:80.3%、IIB:66.3%、IIIA:35.9%、IIIB:22.6%、IIIC:0%、IV:2.6%である ★大腸癌=年間症例数は100例前後で毎年増加しており、うち約4割の患者様に腹腔鏡手術を施行している。進行・再発症例に対しては、外来通院にてFOLFOX、FOLFIRIを中心とした化学療法に加え、分子標的治療薬であるセツキシマブ、パニツブマブを多摩地区で最も早く取り入れ治療を行っている。結腸癌の5年生存率はStageI:97.1%、II:81.6%、IIIA:76.3%、IIIB:88%、IV:25%である ★肝臓癌=転移性肝癌を含めて年間35~40例である。他院で手術不能と診断された肝腫瘍に対して完全切除し得た場合も多く、10年より症例数は急増している。肝門部胆管癌切除例も増加しており、大量肝切除の場合は術前に門脈塞栓術を施行し安全な手術を心がけている。大腸癌肝転移症例も増加しており、化学療法を併用し肝切除を含めた集学的治療を行っている。また低侵襲治療である腹腔鏡下肝切除が増加している。クリニカルパスに準じ、術後10日目の退院が可能となっている ★膵臓癌=年間15~20例の手術である。高難易度手術である膵頭十二指腸切除術にクリニカルパスを取り入れ、安定した成績を残している。近年、ゲムシタビン/TS-1を中心とした術前化学療法後に手術を行う症例が増加している ★乳癌=東京都多摩市の2次検診指定施設であり、乳癌症例は多摩地域で一番多い。年間40~50例の手術(乳房温存療法、胸筋温存手術など、腋窩リンパ節郭清省略のためのセンチネルリンパ節生検の実施)のみならず、化学療法、ホルモン療法、放射線療法も積極的に行い良好な成績を収めている。特に乳房温存率が増加しており、10年度は82.8%に達している ★化学療法=治療方針に関しては、各専門領域の担当医と連携して、科学的根拠に基づく治療(EBM)を原則に行っている。現在、抗癌剤の臨床試験(治験)を多施設共同で行っている。 |
医療設備 |
MRI、CT、MDCT、各種電子内視鏡、超音波内視鏡、超音波、DSA、血管造影装置、腹腔鏡下手術機器、胸腔鏡下手術機器、CUSA、アルゴンプラズマ、リニアック、マンモグラフィ、その他。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)
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医師心臓疾患に十分な診療体制と親切な医師
回答者:50代 男性 勤務先:診療所
2014年07月17日投稿
循環器内科は常勤医師、非常勤医師のいずれもが、診療が丁寧で親切な医師が担当しています。 負荷心電図やホルター心電図、心臓超音波検査や心臓や大動脈の3DのC...続きをみる